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48歳年男・内田騎手、新年の誓いは年間100勝

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48歳年男・内田騎手、新年の誓いは年間100勝

 中央競馬は6年連続の売り上げ増。2018年も引き続き注目度は高い。戌年の今年、年男となるベテラン内田博幸騎手(47)=美・フリー=と、デビュー3年目を迎える藤田菜七子騎手(20)=美・根本=の2騎手が新春の意気込みを披露。今年のさらなる飛躍を誓った。

 2018年の主役はこのオレだ!! 昨年、JRA961戦89勝で全国リーディング7位、関東リーディング2位の成績を収めた内田騎手は、1970年生まれの年男。充実の表情で昨年を振り返った。

 「多くのいい馬に乗せていただいた。人気のない馬を少しでも上の着順に持っていきたいし、レースに出走するために、馬主、厩舎関係者、牧場など多くの人たちが関わっていることを改めて実感した。そういう意味では充実していたと思える一年でした」

 前回の戌年、06年は、JRA移籍前で南関東・大井所属時。日本競馬における騎手の年間最多勝を更新する524勝を挙げた。スポット参戦した中央でも、地方騎手として当時一日最多の6勝、通算100勝、さらに年間61勝と記録をマーク。飛ぶ鳥を落とす勢いの大活躍だった。

 あれから12年。当時との違いを聞くと、「36歳ね。南関東でも中央でも負ける気がしなかった。失敗を恐れてしまうと勝負にならないし、がむしゃらに乗った。でも、この12年でいろいろなことを経験してきたので、当時よりも今の方が騎手として、うまくなっていると思う」と胸を張る。

 騎手としてはベテランの域に入った。外国人騎手と若手が成績を伸ばすが、「体力的な衰えは感じないし、まだここがゴールではないから」ときっぱり。「周りの人たちの応援もあってレースに乗せてもらっているから、責任もある。勝てなくても乗り終わって感謝されたときが“騎手をやっていてよかった”と思える瞬間だね。頼まれた馬できっちりと結果を出して、年間100勝はしたい」と具体的な数字を挙げて力を込めた。

 筋骨隆々の体つきは、今年48歳を迎えると思えないもの。衰えのない肉体と磨きをかけた技術で勝負する。今年もファイトマン、内田博幸の手綱さばきから目が離せない。 (片岡良典)

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