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中央競馬ニュース
“ワンダーボーイ”の愛称で知られたイングランドの元サッカー選手マイケル・オーウェン氏（３３）が所有する競走馬ブラウンパンサー（牡５歳、英＝Ｔ・ダスコム厩舎、父シロッコ）が１日、イギリスのＧＩＩグッドウッドカップ（３歳上、グッドウッド、芝３２００メートル）に優勝。同馬は初の重賞制覇を成し遂げた。Ｒ・キングスコート騎手とのコンビで臨み、２着アーゼーマーに３馬身１／２差をつける完勝だった。勝ちタイムは３分２２秒７９。
現役時から競馬に傾倒していたオーウェン氏が、自ら所有する牧場で生産したブラウンパンサーは、２歳秋に英国でデビュー。５戦４勝の好成績でドイツの乗り込み、独ダービーで５着に奮闘すると、自国のクラシック・英セントレジャーでもマスクトマーベルの２着に好走した。重賞制覇は時間の問題かと思われたが、４歳時の昨年はリステッドレース（準重賞）１勝のみ。しかし、今季復帰戦となった６月下旬のリステッドレースを快勝すると、今回も文句なしの内容で重賞Ｖを飾り、本格化ムードが漂っている。
オーウェン氏は「本当にすばらしいこと。２００年以上の歴史あるレースを、特に私が生産した馬で勝つことができたのは大変な名誉だと思う」とコメント。ステイヤーとして一気に頭角を現してきたブラウンパンサーには、早くも一部のブックメーカーがメルボルンＣ（１１月５日、豪＝フレミントン、ＧＩ、芝３２００メートル）でのオッズを付け始めた。同馬は昨秋のジャパンカップに予備登録をしており、秋の路線選択が注目される。
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