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今週の『覆面記者の耳よりトーク』は小倉2歳Sを徹底取材。開催最終週に加え、週半ばに相当量の雨が降り、荒れ馬場への適性が鍵を握りそう。注目は速さとタフさを持ちあわせる連勝中のマイネルグリットで、穴候補はテーオーマルクス。スピード型のカイルアコナ、コース替わりのラウダシオンは不安の声が出ていた
記者A 過去6年、4コーナーで2番手以内につけていた馬が5勝。直線が短い小回りの舞台らしく、スピードと先行力は必須ですね。
記者B その見方でいくと、同舞台の新馬戦を楽々と逃げ切ったカイルアコナで決まりやろ。1分9秒1の勝ち時計は今年のメンバーでは優秀やし、4馬身差で負かした2着馬も次走で圧勝しとる。
記者C いやいや、そう簡単にはいかなさそうですよ。週半ばにかなりの雨量を記録して、週末まで雨予報。K騎手は「最終週を迎え、内めは結構、傷んでいるし、これだけ降ったらかなりノメる馬がでてきそう」と影響を心配していました。
記者D そこで浮上するのが、重馬場で逃げ切ったテーオーマルクス。X調教師は「水分をたっぷり含んだ、今週の坂路でもすいすい走っていた。荒れた馬場はかなりうまそうやで」と教えてくれた。
記者A 連勝中のマイネルグリットもいい雰囲気です。初戦は重馬場のマイル戦を快勝し、2ハロン短縮した前走のフェニックス賞は速い流れを好位から抜け出して勝利。スピードとタフさを兼備していて、L助手は「完成度が高く、欠点が少なそう」と評価していました。
記者D 阪神の新馬勝ち以来になるラウダシオンは割り引きが必要かも。R調教師は「まだ心身ともに幼さが残っているし、長距離輸送や初コースがどうか」と見立てていた。
★小倉2歳Sの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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