4月18日の阪神11Rで行われた第29回
アーリントンカップ(GIII、3歳オープン、芝・外1600メートル、12頭立て、1着賞金=3800万円)は、
石橋脩騎手騎乗の1番人気
タイセイビジョン(牡3歳、栗東・
西村真幸厩舎)が後方待機策から直線鋭く内から伸びて快勝。4日のダービー卿CT(
クルーガー)、11日の
ニュージーランドT(
ルフトシュトローム)と2週連続で重賞を制している絶好調の鞍上を背に、出走馬で唯一の重賞勝馬がGIでも好走した実力を示した。タイムは1分34秒3(稍重)。
2着には
ギルデッドミラー(4番人気)、3着には直線先頭から粘った
プリンスリターン(5番人気)が入線。上位3頭が
NHKマイルC(5月10日、東京競馬場、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。
アーリントンCを勝った
タイセイビジョンは、父タートルボウル、母ソムニア、母の父
スペシャルウィークという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は田中成奉氏。通算成績は5戦3勝。重賞は昨年の
京王杯2歳S・GIIに次いで2勝目。
アーリントンCは、
西村真幸調教師は初勝利、
石橋脩騎手は10年
コスモセンサーに次いで2勝目。
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石橋脩騎手(1着
タイセイビジョン)「最後は割ってこれるかな、とイメージしていましたが、あそこ(内ラチ沿い)しかなかったので。外に出せるなら外でもよかったのですが、瞬時の判断でした。新馬のときから能力が高いと感じていましたし、そのあともいいレースをしていました。きょうは
チャンスをいかしたいと思いました。(3週連続重賞勝ちは)いい馬に乗せてもらっています」
◆
西村真幸調教師(同)「休み明けでも力を発揮してくれました。今回放牧から帰ってきたときは500キロくらいあって肩回り、背中、お尻に幅が出ていた。10キロ増での出走はちょうど良かったと思う」
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アーリントンC】払い戻し確定!! 全着順も掲載