11日の東京11R第17回武蔵野S(GIII、ダート1600メートル、16頭立て)は、ライアン・ムーア騎手騎乗の1番人気
イジゲン(牡3、美浦・
堀宣行)がスタートで大きく出遅れながらも直線半ばで先頭に立つ豪快な競馬で押し切り重賞初V。タイムは1分36秒4(良)。
枠内で立ち上がったタイミングでゲートが開き、
イジゲンが大きく出遅れ。場内がざわめく中、
アーリーロブストが逃げて
ナムラビクター、
アクティビューティが2番手を併走。徐々に加速がついた
イジゲンは馬群の一番外から徐々に押し上げて好位に取り付き、直線に向く。エンジンがかかった
イジゲンはそのまま各馬をねじ伏せるように先頭に立ち、同馬主の4番人気
ガンジスが外から追いすがってきたが余力を持ってゴール。重賞初勝利を、強烈なインパクトで飾った。1/2馬身差の2着が
ガンジスで、さらに1馬身1/2差の3着には武士沢騎手に乗り替わった6番人気の
ダノンカモンが入っている。
イジゲンは、父Empire Maker、母Cosmic Wish、母の父Dexieland Bandという血統。通算成績は8戦5勝。重賞初勝利。
堀宣行調教師、ライアン・ムーア騎手ともに武蔵野Sは初優勝。
ムーア騎手は「外にいたほかの馬がゲートでうるさくて、その影響で僕の馬も大きく出遅れてしまった。ただ、力があるのは分かっていたし、手応えも良かったのでこの馬のリズムで運んでスパートした。最後に抜け出してから遊ぶような余裕があったし、とても能力の高い馬。大きなレースに行っても期待できるよ」とGIでの好勝負に手応えを感じていた。
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