第32回
小倉2歳S(2日、小倉11R、GIII、2歳オープン、国際、指定、馬齢、芝1200メートル、1着賞金3000万円=出走17頭)
和田竜二騎手騎乗の2番人気
マイネルエテルネル(牡2歳、栗東・
西園正都厩舎)がゴール直前差し切って重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分7秒9(良)。
ハナ差2着に6番人気の
クラウンレガーロ、さらに2馬身差の3着には7番人気の
ラヴァーズポイントが入った。1番人気に推された
エーシンセノーテは2番手から伸び切れず4着に敗れた。
小倉の2歳チャンプに輝いたのは英ダービー登録で注目の
マイネルエテルネルだった。
マイネルエテルネルは先手を奪った
メイショウユウダチ、2番手
エーシンセノーテら激しい先行争いを見ながら好位の内、6~7番手を追走。3~4コーナーに入り、前を射程圏に入れながら徐々に馬場のいい外に進路を取った。
直線に入ると先行勢の脚色が衰え、残り200メートルで道中、中団に位置していた
クラウンレガーロが抜け出しを図るが、
マイネルエテルネルが力強い伸び脚を発揮。一完歩ごとに前に迫るとゴール直前でハナ差差し切ってデビュー2連勝を果たした。
約1年ぶりに重賞勝利の美酒を味わった和田騎手は「いいリズムで行けたので伸びてくれると思いました。(
クラウンレガーロに)前に入られて控えたぶん苦しくはなりましたが、能力で勝ってくれました。素質のある馬で1200メートルの馬ではないです。楽しみな馬なので、一緒に頑張っていきたいと思います」と力強くパートナーを称えた。
マイネルエテルネルは父Tamayuz、母For Evva Silca、母の父Piccoloという血統。この勝利で通算成績は2戦2勝となった。重賞は初勝利。
和田竜二騎手は07年の
マルブツイースター以来2度目、
西園正都調教師は01年の
タムロチェリー以来の同レース2勝目。