導師嵐山
豚ミンC
夢月
ジャンヌ
丑年の2021年は、年男の丹内祐次騎手(35)=美・フリー=に注目だ。年始めの中山金杯は、マイネルサーパスとのコンビで臨む。 前回の年男だった09年は、1月5日に中山金杯と同じ中山芝2000メートルの4歳上1000万下(現2勝クラス)をアイティトップでV。そのことに触れると「招福Sで騎乗停止(15年)なんてのもあった」と過去1月にあった苦い思い出を挙げておどけた。 昨年は29勝。重賞でも福島牝馬Sでは13番人気リープフラウミルヒで2着、夏には函館2歳Sを10番人気のリンゴアメでVと、穴男として存在感を示した。「夏の北海道シリーズがピークで後半失速したので、今年はしっかりと(勝ち)続けないといけませんね」と苦笑いを浮かべる。 コンビ12戦目(1勝)となるサーパスについては「力は確か。前走も前々走も道中はいい感じなのに、追い出すとやめてしまう。気持ちを途切れさせないことが課題ですが、右回りはいいし、変わってほしい」と望みは捨てない。リステッド2勝を誇る“クセ馬”を、年男がどう導くか。新年早々、目が離せない。 (水戸正晴)★中山金杯の出馬表はこちら 調教タイムも掲載