先週末に3勝を挙げ、日曜日のメインレース(周防灘特別)では13番人気のイサチルルンルンを3着に導くなど奮闘した藤田菜七子騎手(22)=美・根本=は、今週末も引き続き小倉開催に参戦。残り4勝に迫ったJRA通算100勝を視野に入れて、土日合計18鞍に騎乗する。
土曜日のオープニングレース(1R)で騎乗するテーオープライムは、初のダート1000m戦となった前走で2着に好走している。同条件で2戦続けての騎乗となれば、もうひとつ着順を上げるチャンスも十分。続く2Rには、デビュー戦からコンビを組み続けているダイナナフェアリーが出走する。新馬戦で3着に好走したあとは2ケタ着順が続いているが、矛先を変えて使うダート戦がどう出るか。4Rのミツカネショコラは、新馬戦で3着に好走しており前走も掲示板を確保している。低調なメンバーの中に入ったことで、上位争いを期待して良いのではないか。
土曜日の特別一番手となるかささぎ賞(10R)では、初騎乗となるシゲルミズガメザの騎乗依頼を受けた。1勝クラスの割にメンバーが揃った印象を受けるものの、前走の朱竹賞で3着に好走しているだけに、注目を集める一頭になるのではないか。続くメインレース(11R)の太宰府特別には、前走で惜敗続きにピリオドを打ったナルハヤとのコンビで参戦。昇級戦だけに楽ではなさそうだが、相手なりに走れる安定感を発揮できれば見せ場を作れそう。
日曜日は2~9Rまで8連続騎乗となるが、中でも一番の注目を集めるのは新馬戦で3着に好走しているオパールシャルム(5R)だろう。前走で2、3着に好走しているライバルが複数いるメンバー構成となったが、初戦を使った上積みも見込めるだけに、見せ場以上の走りを期待したい。
他にも、現級2着の実績があるプリンセスヨウク(日曜2R)、初コンビを組んだ前走で3着好走のグランドピルエット(日曜9R)といった多くの有力馬が多数スタンバイしているだけに、一気に大台突破を果たす可能性も十分にありそうだ。今週末の騎乗馬は以下の通り。
2月8日(土)【小倉】◆1R・3歳未勝利テーオープライム(牝3、栗東・梅田智之厩舎)◆2R・3歳未勝利ダイナナフェアリー(牝3、美浦・根本康広厩舎)◆4R・3歳未勝利ミツカネショコラ(牝3、美浦・清水英克厩舎)◆5R・3歳未勝利デイタイム(牡3、美浦・和田正一郎厩舎)◆6R・4歳上1勝クラスチビノヴァルタン(牝7、美浦・栗田徹厩舎)◆9R・4歳上1勝クラスユキノヴェルデ(牡4、美浦・和田正一郎厩舎)◆10R・かささぎ賞 3歳1勝クラスシゲルミズガメザ(牡3、栗東・鈴木孝志厩舎)◆11R・太宰府特別 4歳上2勝クラスナルハヤ(牝6、栗東・梅田智之厩舎)◆12R・大牟田特別 4歳上1勝クラスメイショウベルボン(牝6、栗東・南井克巳厩舎)
2月9日(日)【小倉】◆2R・4歳上1勝クラスプリンセスヨウク(牝6、美浦・石栗龍彦厩舎)◆3R・3歳未勝利エピデンドラム(牝3、栗東・高橋康之厩舎)◆4R・3歳未勝利ナムラゴロフキン(牡3、栗東・大橋勇樹厩舎)◆5R・3歳未勝利オパールシャルム(牝3、美浦・武藤善則厩舎)◆6R・4歳上1勝クラスマコトジュズマル(牡4、栗東・鮫島一歩厩舎)◆7R・4歳上1勝クラスキタサンチャンドラ(牡4、栗東・梅田智之厩舎)◆8R・4歳上1勝クラストゥプエデス(牡4、栗東・高橋康之厩舎)◆9R・4歳上1勝クラスグランドピルエット(牝5、美浦・田村康仁厩舎)◆12R・日田特別 4歳上1勝クラスベルキューティ(牝4、美浦・田村康仁厩舎)