27日の中山4R2歳新馬(ダート1200メートル)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗の1番人気デピュティプライム(牡、美浦・小島茂之厩舎)がレース中盤から一気に進出して、直線も勢い良く伸びてV。タイムは1分11秒5(重)。
ケイジーファルコンが好スタートから先手を取り、外から二の脚がついたコパノチャンスが2番手へ。ホーミー、イザなどが好位に続いた。人気のデピュティプライムは序盤こそダッシュが鈍く後方になったが、レース中盤に外からぐんぐん進出。4コーナーでは3番手まで取り付いて直線に向かう。粘るケイジーファルコンが後続を離しにかかるが、デピュティプライムは全く脚いろが鈍らず、あっという間に前をとらえるとさらに突き放して快勝。力の違いを見せつけて初陣を飾った。5馬身差の2着は好位からしぶとく伸びた3番人気のイザ。さらに1馬身3/4差の3着には4番人気のケイジーファルコンが逃げ残っている。
デピュティプライムは、父フレンチデピュティ、母ジャドール、母の父フジキセキという血統。祖母イージーラヴァーはチリGIIドラマ賞の勝ち馬。
M.デムーロ騎手は「出遅れたけど、最後はすごい脚を使ってくれて強かったです。初めての競馬だったし、まだ若い。ゲートを出てからは自分から走る気になっていたし、乗りやすかったです。距離はもう少し長くても大丈夫だと思います」といい脚を長く使ったパートナーを称賛していた。
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