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【アイビスSD】直千2戦2勝!本格化した快速牝馬マリアズハート

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【アイビスSD】直千2戦2勝!本格化した快速牝馬マリアズハート

今週から2週間、中央競馬は新潟と札幌の2場開催となる。夏の越後路開幕週を飾るのはサマースプリントシリーズ第3戦「第22回アイビスサマーダッシュ」。直線競馬ならではの究極のスピード比べが見どころだ。今年の主役はマリアズハート。韋駄天Sを制した速力を武器にJRA唯一の千直重賞を獲りにいく。



当舞台で2戦無敗の千直マイスターだ。スピードあふれるマリアズハートが現役最速馬の座を狙っている。

昨年10月のLルミエールオータムダッシュで千直に初めて参戦すると、3カ月半ぶりでプラス16キロと太め残りながら快勝。菊沢騎手がガッツポーズで喜びを爆発させた。前走の韋駄天Sでも中団から驚異的な差し脚で馬群を割ってV。再び拳を掲げた鞍上は「昨秋に素晴らしい千直適性を見せてくれましたが、今回も強かったです。夏の本番も楽しみですね」と自信を深めていた。


今回は2カ月ぶりの実戦となる。1週前は美浦Wコースで6ハロン85秒7、ラスト1ハロン11秒5をゴール前で仕掛けてマーク。先導した僚馬ローゼシュティア(3歳未勝利)に半馬身遅れたが、「きょうのひと追いで良くなるはず。この条件は適性がすごく高いし、馬ごみでも」と、菊沢調教師は期待を膨らませている。

6歳を迎えベテランの域に達していても、2月のカーバンクルSで勝ち馬とクビ差の2着、3月の夕刊フジ賞オーシャンSは直線で詰まって脚を余したにもかかわらず0秒4差の7着と、今年に入りさらに力をつけている印象だ。千直での2勝は決して枠に恵まれただけではなく、高い能力があるからこそ。本格化した快速牝馬が電撃の5ハロン戦を制し、菊沢騎手が3度目のガッツポーズを決めるか。(夕刊フジ)

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