夢月
導師嵐山
スガダイ
5月13日の京都9R・あずさ賞(3歳1勝クラス、芝2000メートル)は、6番人気で高倉稜騎手とコンビを組んだリミットバスター(牡、栗東・杉山晴紀厩舎)が2番手追走から抜け出してV。連勝でオープン入りを決めた。タイムは1分59秒9(良)。クビ差の2着は逃げ粘ったアンテロース(8番人気)。さらにハナ差の3着には3番手からじりじり迫ったウインルーティン(4番人気)が入り、人気馬総崩れで3連単は23万円超の高配当となった。アンテロースが気合をつけてハナに立ち、リミットバスターがスムーズに2番手を確保。3番手以下はウインルーティン、カネフラと続き、ブレイヴロッカー、サスケ、ダズリングブレイヴなどが好位集団を形成した。人気のパールロードは中団からやや後ろという位置での競馬。4コーナーでは後続がややゴチャつくシーンもあったが、先行した各馬は脚いろが鈍ることなく叩き合いに持ち込む。懸命に粘るアンテロースをリミットバスターがかわし、さらにウインルーティンが迫ってフィニッシュ。リミットバスターが前走の未勝利戦に続いて人気薄で勝利を収め、うれしい2勝目を挙げた。2着争いは勝ち馬を挟んで接戦となったが、わずかに内のアンテロースが粘って2着を確保。ウインルーティンは3着に終わった。◆高倉稜騎手(1着 リミットバスター)「ハナにはこだわっていなくて、もまれなければ2番手でもいいと思っていました。手応えがずっと悪くて、スピードの乗りが遅いので、まくられないように勝負どころで自分から動いていきました。最後も外の馬に出られているんですけど、負けん気が強いですね。距離が延びても能力は通用しそうですし、楽しみな一頭です」※調教師は不在。次走は未定。リミットバスターは、父ハーツクライ、母ウィステリアアーチ、母の父キングカメハメハという血統。通算成績は3戦2勝となった。