ジャンヌ
山口吉野
ゼット1号
エース1号
土曜日の東京芝のレース結果、近年のフローラSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。 東京競馬場では木~金曜日に2ミリの雨が降ったが、その後の天気に恵まれたことや、気温の上昇も重なり、馬場は早々に回復。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日朝のJRA測定クッション値は9.3。硬すぎず、軟らかすぎずの理想的な状態のようだ。 土曜日の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は、1、1、8、8、2番手。馬場の中~内から運ぶ、中団より前の組に有利な状況と化していた。後方勢もそれなりに脚を伸ばしてはいるものの、2300mで行われた9R・新緑賞を除けば、ゴール前でガラリと大勢が入れ替わる場面までには至っていない。 実際、上がり3Fタイム1~2位馬は【2.1.0.8】。昨年同時期の開幕初日が【5.3.3.1】だったことを踏まえれば、かなり低調な成績。対照的に同6位以下馬の複勝圏入りは、過半数の8頭を数える。昨年の同時期よりも、ポジショニングやコース取りの要求度が高い馬場となっているようだ。 日曜日の天気は下り坂(21日7時の時点)。だが、予報通りであれば、開催中の雨量はそれほどでもなさそう。馬場に深刻な影響を与えるほどではないものと思われる。突発的な大雨でもない限り、状況の一変までは考えづらい。 ゆえに、土曜日の傾向が続くという前提で検討するのがベター。となれば、狙いは道中のロスを抑えて上手に立ち回れそうな馬となろう。枠順ベースで選ぶなら、やはり内~中(1~5枠あたり)が適当ではないか。 なお、直近5年のフローラSの1~2着馬10頭中8頭は、近2走内に条件~OPクラスにおいて、4角5番手以内の位置取りを経験していた。ポジショニングという面は、先述した馬場傾向・想定にもマッチすることから、押さえておきたいポイントといえよう。 今年のフローラSの出走メンバーで、先に述べた要点(1~5枠+近走位置取り)をクリアしているのは、③ラヴァンダ、④エルフストラック、⑧アドマイヤベル。従って当欄では、この3頭を狙いどころとして推奨したい。 【馬場予想からの注目馬】 ③ラヴァンダ ④エルフストラック ⑧アドマイヤベル