強い馬を作るには、繁殖牝馬の能力が重要になります。 いかにして能力の高い繁殖牝馬を作って最終的な配合につなげるか。 ここではひとつの例として、自家生産で何代も血統を伸ばしつつ、その流れの中で強い牝馬を作って「よくできた配合」に持っていく方法を紹介します。 最終的に使う種牡馬はナカヤマフェスタ。この馬は★3の中では比較的パラメータが良く、見事な配合やよくできた配合を作りやすい血統が特長です。 赤線で囲った箇所が、見事な配合やよくできた配合の判定に使われる祖先馬です。Teddy、Nearctic、Nearctic、Royal Chargerの4つ。 これらの系統すべてを使って繁殖牝馬を作れば見事な配合に、4つのうち3つを使えばよくできた配合になります。Teddy系はともかく、Nearctic系とRoyal Charger系は該当馬が非常に多いので、よくできた配合は簡単に作れます。 たとえば、以下のようにNearctic系、Nearctic系、Royal Charger系と3代つないで繁殖牝馬を作ればOKです。 ■繁殖牝馬の血統構成の例 実際に行なった配合 そんなわけで、以下のような配合を行ないました。赤字はクロス箇所、青線囲みはこれまで種付けしてきた種牡馬です。 ■血統表 チーフベアハートの時点ではかなり能力の高い牝馬ができたのですが、次のマツリダゴッホのところでは安定Cのためか、スピードD・スタミナEのような仔ばかり生まれる状況に。 その中で少しは“当たり”なのか、スタミナCの仔が生まれたので、繁殖に上げて次の代へ進みました。 そして、最終的にナカヤマフェスタを付けた結果です。母の能力が低いのであまり芳しくはないですが、生まれた仔すべてがスタミナC以上というのが目を引きます。 ■産駒の能力 ※コメント タイトル:将来はいくつかのタイトルも狙えるでしょうね GⅠ :将来はGⅠも狙えるでしょう 重賞 :将来は重賞も狙えると思いますよ とくに繁殖牝馬Aのほうは、スピードD・スタミナCなのに「将来はGⅠ」コメントだったので、じつはけっこうスタミナ豊富だったのではないかと思われます。 スタミナ豊富な母からは、スタミナの高い仔が生まれる……そんな傾向が見えた結果でした。 もう少しスピードも高い牝馬を作れれば、スピードとスタミナの揃った産駒も期待できそうです。 ★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード → iOS版 / Android版 ○執筆者プロフィール 横井 顕(よこい・けん) ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。
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