競走馬の能力は、ある時期を過ぎると衰えていきます。馬体解析をしたときに「少しピークは過ぎたようです」と言われたら、能力が落ちている証です。 この能力の衰えはいつから始まるのか。 馬体解析をこまめに行なって、能力の衰え始める時期を探ってみました。 早熟タイプの馬 まずは早熟タイプ。馬体解析で成長型が1~2目盛りの馬です。 毎月末にレース出走し、翌月頭に馬体解析をして能力の変化をチェックしました。以下がその結果です。 ※コメント 準備は ……準備はできたようですね 少しピークは……少しピークは過ぎたようですが 成長1目盛りの馬は、3歳4月に「少しピークは過ぎたようです」を言われました。2月にスタミナが素質のCまでやっと育ったのに、4月にはもう衰え始めています。 ピークまでに能力を仕上げるのはなかなか高難度ですね。 成長2目盛りの馬のほうは、4歳の5月から「少しピークは過ぎたようです」を言われました。 実際にはどちらも少し前からレースで精彩を欠くようになり、衰えが目立つようになった頃に「少しピークは過ぎたようです」とコメントされています。 いちばん力を発揮できる時期は、「少しピークは過ぎたようです」を言われる数ヶ月前と考えておいたほうが良さそうです。 普通タイプの馬 つぎに普通タイプ。馬体解析で成長型が3~4目盛りの馬です。 成長4目盛りの馬のほうは、回復力が低い馬だったようで、毎月1レースの出走ペースだと疲労が溜まってしまうため、ところどころ休養を入れています。 ※コメント 準備は ……準備はできたようですね 少しピークは……少しピークは過ぎたようですが どちらも衰え始める時期は同じで、6歳1月から「少しピークは過ぎたようです」を言われました。 どうも成長型と完全に連動しているわけではなさそうです。 これまでの『ダビスタ』シリーズでは、成長型によって能力の伸びる時期は決まっていましたが、衰え始める時期はその馬の持続力次第でまちまちでした。 『ダビマス』でも同様の仕組みかもしれません。 それはともかく、検証に用いた馬は5歳夏頃まで衰えを感じさせず、けっこう長持ちした馬だったのではないかと思います。 一般には、これよりもっと早く衰え始める馬もいるでしょう。 晩成タイプの馬 最後に晩成タイプ。馬体解析で成長型が5~6目盛りの馬です。 ※コメント 準備は ……準備はできたようですね 少しピークは……少しピークは過ぎたようですが なんと成長5目盛りの馬のほうが遅くまでピークをキープしていました。持続力の差なのでしょうか。 成長6目盛りの馬のほうは、前出の普通タイプと同じく6歳1月から「少しピークは過ぎたようです」のコメント。まあ晩成タイプならこのあたりまでは持つ……と見ていいかもしれません。 なお、検証中は馬体重の調整のために「ダート強め」や「ダート一杯」の調教をしています。 これによりスタミナは多少、衰えに逆らっていたのではないかと思いますが、そんなのはあまり関係ないぐらい能力の落ち方は大きくなっていきますね。 ★ダビスタ名人・横井顕もリアルタイムで遊んでいる「ダービースタリオン マスターズ」をいますぐダウンロード → iOS版 / Android版 ○執筆者プロフィール 横井 顕(よこい・けん) ゲームが趣味かつ仕事のフリーライター。1994年に『ダービースタリオンⅡ』の公式全国大会で優勝し、以後ゲーム攻略記事に携わる。『ダービースタリオンⅢ全書』(アスキー出版)、『ダービースタリオン96全書』(アスペクト)など90年代の作品から、最近の『ダービースタリオンGOLD全書』(KADOKAWA)まで、シリーズ全般の攻略記事を執筆。現在は最新作『ダービースタリオンマスターズ』をプレイし、本サイトで攻略コラムを公開中。
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