■出走結果
クィーンユニバンス
(ヴィクトワールピサ×レディスキッパー)
新潟 芝1800 1着
未勝利では珍しいほどハイペースとなり
ラスト11.9-11.9-13.1のヘロヘロレースに。
そこを2番手から押しきったのは能力の違い。
下手に切れ勝負にならなかったのは良かった。
とりあえず早めに勝ち上がって
上の速いペースの方が合うはずで、
この勝ち上がりは大きいです。
とはいえ、まだまだ切れ不足でしばらく停滞は覚悟。
次走アルテミスらしいけど、どのぐらい成長しているか
血統背景から上積みは大いに期待している。
■入替OUT
リサオブザナイル
(Pioneerof the Nile×Lisa T.)
吉田千津 菊沢厩舎
入厩済みですが仕方ないですね。
良い話は全く聞こえてきません…。
もちろん、どうなるかわかりませんが、
この厩舎なら坂路で1F追ってくるはず。
未だそれが見られないのは何か弱いところがあるか
脚が遅いかどちらかと思ってしまいます。
そもそもこの父から短距離志向が強いと思うので
時計を出せないのは致命的と判断しました。
ダノンバリアント
(ディープインパクト×リップルスメイド)
三嶋牧場 ダノックス 高野厩舎
残念です・・・。
ノーザンF育成で5月入厩し6月まで鍛えられ、
その後放牧され、8月頭に帰ってきて時計を
出しましたが、確実に成長が見られました。
この調子で出走までいけば、リターンは無かった
ですが、何かあっての退厩。
情報はキャッチできていませんが、
軽傷で1カ月休むとしても入厩は9月下旬。
10月デビューがマイルールなのでギリギリです。
昨年のブラストワンピースのように、
この馬は走られてもしょうがない、と
断腸の思い(大袈裟)でリターンしました。
ディープ産駒とは本当に縁がないですね。
■入替IN
ハーシェル 牡馬
(ハーツクライ×シルヴァンソング)
ダーレー ゴドルフィン 藤原英厩舎
9/1 札幌 芝1500 新馬
指名に理屈もありますが、今年の指名馬の中では
直感でもちょっと気になる存在だったので指名。
理屈としては、ダーレー×藤原英の組み合わせは
毎年1-2頭ですが、アルキメデス、ヘミングウェイ、
レオナルド(指名馬)といて、実績のあるタッグ。
配合も良く、ハーツに母マキャベリアン系は
かなりのニックスです。
一番のポイントは
「母の軽いスピードが父ハーツ似の馬体と成長力に加わる」
ことです。
その点、この馬の関係者のコメントは、
入厩当初からしっかりしている、スピードがあり、
ゲートも速い、前向きさあり。
なので、確実に母の血が出ていると思え、
しかも馬体は伸びがあって、トモが薄く中距離志向。
馬体はハーツなのに能力的には母のスピードを
感じさせるもので、理想的です。
また、意図的かどうかはわかりませんが、
ずっと北海道で調整してきてこの暑さの影響を
さほど受けていないことも、後々大きいと思います。
とはいえ、ネガもあり、
そもそもダーレーの今はどうなの?と問われると
言葉を濁すしかないですね。育成は過渡期なので
しょうがないですが、ダーレー産で馬体を確認した中で
今年は目に付く馬はいませでした。
まだ2歳に勝ちあがりがないのも偶然ではないはず。
そもそも3頭しかデビューしていないように、
生育も遅めですし。
そういうネガもあり躊躇する部分もあり、
ダーレーなので情報が少なく、馬体もトモの薄さが気になるし、
調教もハミへの反応は良いですが、まだまだ子供っぽく
どうかと思うのですが、それと反して
何か期待感というか、獲りたいなというのがあり、
未知の魅力、一発にかけての指名、という感じですね。
ディアブルノワール 牝馬
(マンハッタンカフェ×デビルズコーナー)
ノーザンF 泉新キャピタル 高野厩舎
阪神1週目 1600予定
短距離枠(特に牝馬)を厚くしたく指名。
母は1000得意の快速馬。
この馬もセリの写真では完全に短距離馬です。
配合は母のクロスをマンカフェで弛緩する
成功パターンではなく、ヘイロークロスタイプ。
このパターンは馬体がしっかり出る方向ですが
牝馬ではあまり成功例はない。
ヘイルトゥリーズンの血が多いパターンは
成功例多数で、こっちと解釈しておきます。
それよりなにより目立つのは調教でしょう。
坂路で速いところをやる高野厩舎なので、余計目立ちます。
兄弟は全く走っていませんが、配合やこの調教から
ある程度は計算できると思っています。
牝馬なので、夏の暑さはノープロブレムです。
だた、距離は1200かなと。
マイルとはいいいません。何とか1400までお願いします。
■その他雑感
期待のヴェロックスが調教休んでいてネットでも盛り上がり。
夏バリバリやっていたので、疲れが出たり風邪ひいたりしても
おかしくないですね。夏の影響が今年は出るかなぁ。
そうなると、夏デビュー16頭となる今年は後々厳しいかも…。
ルガールカルムが入厩し、好調教連発でルメール確保。
ひとまず安心なんですが、これもマイルもたないんじゃ…。
カレンブーケドールも馬体はマイル向き。
フケが出て延期してさらに今週も延期で、
リターンも考えたけど、この一連の動きを見て
むしろ厩舎の評価は高そうだなと。
調教の動きからもスピードがあるのはよくわかるので
この馬も残す可能性が高いかな。