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【伊吹雅也のピックアップ競馬データ2024年10月30日号】メイン「1点」分析編を公開!New!
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5月30日()

東京優駿 GⅠ

シャフリヤール

父:ディープインパクト

母:ドバイマジェスティ

21000PP獲得!!おめでとうございます!!

<筆頭仮想オーナー一覧>

5月29日()

葵ステークス 重賞

レイハリア

父:ロードカナロア

母:ライトリーチューン

3990PP獲得!!おめでとうございます!!

<筆頭仮想オーナー一覧>

POGニュース

【祐一独占手記】史上3人目のダービー連覇「シャフリヤールの力...
 日本ダービーが30日、東京競馬場で行われ、4番人気のシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡3歳)が末脚を伸ばしてハナ差V。3歳馬7398頭の頂点に立った。鞍上の福永祐一騎手(44)=栗東・フリー=は、2018年のワグネリアン、昨年のコントレイルに続くダービー3勝目で史上3人目の連覇を達成。大接戦の激闘を振り返るとともに、厩舎と一丸となってつかんだ勝利について、独占手記を寄せた。

 ◇

 デビュー戦で勝った直後から、今年の日本ダービーシャフリヤールとともに挑戦したいと思っていました。この大舞台を目標に牧場、厩舎と一丸となって作り上げてきたパートナーで勝つことができ、ホースマン冥利に尽きる最高の経験をさせてもらいました。

 みんなが素晴らしい走りをした、紙一重の競馬でした。いいスタートが切れて1コーナー手前で取りたい位置が取れましたが、そこからペースが遅くなって内で動くに動けない苦しい状況になり、極限まで脚をためることに専念しました。最後の直線は進路を確保した段階でエフフォーリアサトノレイナスが抜け出していて、つかまえるのは困難だと思いましたが、素晴らしい瞬発力を見せてくれました。

 決してスムーズな騎乗ではなく、シャフリヤールの力に助けられました。GIを勝つ馬に共通する体幹の良さがあって、ばねの塊のような本当に素晴らしい馬。騎乗経験はありませんが、お父さんのディープインパクトに近いんじゃないかなと思います。

 また、藤原英昭厩舎とのタッグで勝てたことも最高にうれしかったです。師匠の北橋修二先生、主戦起用してもらっていた瀬戸口勉先生が続けて定年で引退された2007年。新たな拠点となったのが藤原英厩舎でした。馬術経験豊富な技術集団で、調教の乗り方などを一から教えてもらいました。一頭一頭に明確なビジョンを描いて、競走馬として作り上げていく面白さ、難しさも学んできました。

 その中でダービーには心に刻まれている思い出があります。藤原英厩舎所属で10年に優勝したエイシンフラッシュは、デビュー戦では手綱を取っていましたが、本番で指名されたのは自分ではありませんでした。当時は厩舎の一番馬を勝たせるだけの技術が身についていませんでしたし、もっと精進していつかは…と感じました。

 ワグネリアンで初めて優勝した18年では、引き揚げてきた検量室で真っ先に祝福してくれたのが藤原英先生と同厩舎の荻野助手でした。自厩舎の皐月賞エポカドーロは2着に敗れたのに、まるで勝利した陣営のように出迎えてくれました。なかなかできないことで素晴らしい人間性だと思います。そのときに、いつか必ず一緒にダービーを勝ちたいと強く思いました。

 そして、今年は先生にとって特別な思いがあるダービーで初めて騎乗依頼をもらいました。最高の状態に仕上がっていて、冷や冷やさせながらも勝つことができて本当に良かったです。ダービー連覇で通算3勝目。あれだけ切望していたものが立て続けに手に入るとは思ってもいませんでしたが、ワグネリアンで得た自信、コントレイルで出した結果が、自分の経験則となって力になっています。これからも縁あって巡り合ったパートナーが素晴らしい馬生を送れるように、騎手として全力を尽くしていきます。(JRA騎手)



福永祐一(ふくなが・ゆういち) 1976(昭和51)年12月9日生まれ、44歳。滋賀県出身。栗東・北橋厩舎所属で96年3月にデビュー。同年53勝で最多勝利新人騎手に輝き、2011、13年にJRAリーディング獲得。30日現在、JRA通算2448勝。重賞はGI30勝を含む152勝。160センチ、52キロ。週末の競馬開催日に本紙でコラム「新ユーイチが行く」を連載中。

★30日東京11R「日本ダービー」の着順&払戻金はこちら

★第88回日本ダービーVTR…予想通り大外枠からバスラットレオンが逃げ、前半1000メートルを60秒3で通過した。向こう正面でシャフリヤールエフフォーリアのななめ後ろにつける7番手。外の馬が早めに動き出したため位置取りは下がったが、4コーナー手前ではエフフォーリアの横に並びかけた。直線で内から抜け出したエフフォーリアに対し、シャフリヤールは外へ。進路の確保に苦労する場面もあったが、前があいてからはジワジワと差を詰め、内からエフフォーリアに並んだところがゴール。約10センチ差でシャフリヤールが栄光を手にした。

【福永騎手・ダービーアラカルト】●ダービー3勝目…ダービー3勝は、武豊騎手の5勝に次ぐ歴代単独2位の記録。●JRA・GI…2日の天皇賞・春ワールドプレミア)以来、今年2勝目で通算30勝目。JRA重賞は、前週の平安Sオーヴェルニュ)に続く今年5勝目で通算152勝目。●乗り替わりV…シャフリヤールは前走の毎日杯川田将雅騎手が騎乗。前走から乗り替わりでのダービー制覇は1985年シリウスシンボリ(岡部幸雄→加藤和宏)以来36年ぶり。
【日本ダービー】10センチ差!シャフリヤール頂点
 競馬の祭典・日本ダービーが30日、東京競馬場で17頭によって争われ、2年ぶりに入場したファンの前で4番人気シャフリヤールが優勝。2分22秒5のダービーレコードで3歳馬の頂点に立った。福永騎手は昨年のコントレイルに次ぐ史上3人目の連覇を達成。藤原英調教師は2010年エイシンフラッシュに次ぐ栄冠となった。1番人気の皐月賞エフフォーリアはハナ差の2着。3着には9番人気のステラヴェローチェが入った。

 ◇

 残り300メートルで多くの人が確信したであろう無敗2冠の夢を、最後の最後で打ち砕いた。シャフリヤールが約10センチ差という皐月賞エフフォーリアとの紙一重の戦いを制して、栄光のダービー制覇。共同通信杯(3着)で先着された相手に、最高の舞台で劇的なリベンジを果たした。

 管理する藤原英調教師にとっては、2010年エイシンフラッシュ以来となる2度目のダービー制覇が、かわいがっている福永騎手とのタッグ。「アイツには貸しがいっぱいあるから『どこかで返せよ』と言っていた。それがダービーになって本当にうれしいね。2着で悔しかったエポカドーロ(18年)の時に勝ったのが福永(ワグネリアン)。今回は福永とチームで勝てた。こういう巡り合わせもドラマとしていいのでは」と喜んだ。

 無敗の皐月賞エフフォーリア、牝馬のサトノレイナスが強いのは、トレーナーも十分承知していた。だが、シャフリヤールも前走の毎日杯を日本レコードタイで制した実力馬。「乗りやすくて器用な馬。条件さえそろえばやれると思っていた。毎日杯後にもう少し成長してくれればと思っていたが、筋肉の張りが良くなったし、初めて東京に来た共同通信杯の時より落ち着いていて精神面の成長が大きかった」と自信を持って挑んだ。

 レースは最初のコーナーまでに中団の位置を確保できたが、そこからペースが一気に落ち、馬群でタイトな競馬をしいられる苦しい展開。同じく中団にいたエフフォーリアは直線で進路がスムーズにあいて抜け出す中、シャフリヤールは馬群に阻まれて追い出しが遅れる形になった。それでも信頼する愛馬は諦めなかった。「抜け出したエフフォーリアを見てすごい馬だと思ったが、ウチの馬も途中からグッと伸びてきた」。残り400メートルで進路があくと闘志に火がつき、驚異的な末脚を繰り出した。

 「ダービー馬として、息の長い、ファンに愛される馬に育てていきたい」

 無敗のライバルを破って世代の頂点に立ったシャフリヤールが、馬名の由来通り『偉大な王』への道をまい進する。(板津雄志)

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シャフリヤール 父ディープインパクト、母ドバイマジェスティ、母の父エッセンスオブドバイ。黒鹿毛の牡3歳。栗東・藤原英昭厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績4戦3勝。獲得賞金2億8208万5000円。重賞は2021年GIII毎日杯に次いで2勝目。日本ダービー藤原英昭調教師が2010年エイシンフラッシュに次いで2勝目。福永祐一騎手は2018年ワグネリアン、20年コントレイルに次いで3勝目。馬名は「偉大な王(ペルシャ語)」。

藤原英昭(ふじわら・ひであき) 1665(昭和40)年6月29日生まれ、55歳。滋賀県出身。2000年に調教師免許を取得し、翌01年3月に厩舎開業。同年の京都新聞杯テンザンセイザ)で重賞初制覇。08年ヴィクトリアマイルエイジアンウインズ)でGI初制覇。07年、08年、13年に最高勝率調教師、18年に最多勝利調教師に輝く。30日現在、JRA通算766勝。重賞はGI11勝を含む59勝。



【アラカルト】●藤原英昭調教師…JRA・GIは2019年高松宮記念ミスターメロディ)以来、通算11勝目。JRA重賞は通算59勝目。●ディープインパクト産駒…18年(ワグネリアン)、19年(ロジャーバローズ)、20年(コントレイル)に続く、4年連続での勝利で、通算7勝目。同一種牡馬による4連覇は史上初で、通算7勝はトウルヌソル、サンデーサイレンスを抜き、史上最多勝利となった。JRA・GIは今年4勝目、通算64勝目(J・GI1勝を含む)。JRA重賞は通算262勝目。●馬主…(有)サンデーレーシング 15年(ドゥラメンテ)以来の勝利で、金子真人ホールディングス(株)(金子真人氏名義を含む)に並ぶ最多の4勝目。JRA・GIは通算62勝目(J・GI2勝を含む)。JRA重賞は通算202勝目。●生産牧場…ノーザンファーム JRA・GIは今年6勝目、通算168勝目(J・GI3勝を含む)。JRA重賞は通算694勝目。●着差…ハナ差の決着は16年(1着マカヒキ、2着サトノダイヤモンド)以来、通算10回目。●レースレコード…勝ちタイムの2分22秒5は、19年にロジャーバローズが記録した2分22秒6を0秒1更新するレースレコード。●毎日杯優勝馬の日本ダービー制覇…04年(キングカメハメハ)、08年(ディープスカイ)、13年(キズナ)に次ぐ4頭目。毎日杯から日本ダービーに直行した馬の勝利は史上初。●レースの間隔…グレード制が導入された1984年以降、中63日での勝利は、96年フサイチコンコルド(中84日)に次ぐ2番目の長さ。



◆「ダービーデー馬連」結果…30日の東京、中京競馬の全24レースの馬連を対象に、通常の払戻金に売上の5%相当額を上乗せして払戻しを行う「ダービーデー馬連」の上乗せ合計金額は、3億1505万4700円となった。うち、日本ダービーでの上乗せ額は1億6073万4120円。

◆売り上げ、入場者数…日本ダービーの売り上げは250億7589万6600円で、前年比107・4%。入場人員は4944人(うち有料入場4367人)だった。

◆国歌独唱…日本ダービーの発走前に音楽家の広瀬香美(55)が国歌独唱を行った。「貴重な機会に国歌独唱できたことをとても光栄に思います。お越しになれなかった方々や、全国各地でごらんになられている皆さまへ思いが伝わるよう、心を込めて歌唱させていただきました。数々の重圧の中、勝利を手にしたシャフリヤールの力強さ、レースの迫力に心から感動しました」とコメントした。
【日本ダービー】ノーザンF5着まで独占「すごいよね」
 NHKマイルC(シュネルマイスター)、ヴィクトリアマイルグランアレグリア)に次ぐ、今年のGI3勝目となった(有)サンデーレーシングの吉田俊介代表(47)は「きょうは無欲でしたし、ゴールした瞬間はエフフォーリアが勝ったかと思いました。(全兄の)アルアインとは体重も筋肉の付き方も違う馬。毎日杯を勝って間隔をあけていい状態でダービーに出られたのがよかったと思います。次走についてはまだ考えていません」と、感激の様子だった。

 生産者のノーザンファームは日本ダービー10勝目。今年は史上最多の12頭出しで5着までを占め、吉田勝己代表(72)は「すごいよね」と興奮。シャフリヤールについては「毎日杯が本当にいい時計で勝っていたし、きょうは馬場もこの馬にはよかったのでしょう」と話した。

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【日本ダービー】元中日・山本昌氏が一口馬主でシャフリ所有
 プロ野球・中日で通算219勝を挙げた山本昌さん(55)が、フジテレビ系『みんなのKEIBA』に出演。クラブ法人で出資しているシャフリヤールのダービー制覇に歓喜した。山本さんは全兄のアルアイン皐月賞大阪杯)にも出資。番組では単勝と3連単の馬券を的中させ、60万円以上の払い戻しをゲットする“剛腕”ぶりも発揮していた。

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【日本ダービー】2冠の夢散る…エフフォーリア2着
 たった10センチの差が大きく明暗を分けた。無傷の4連勝で皐月賞を勝ち、単勝1・7倍の断然人気に推されたエフフォーリアは無念のハナ差2着。無敗での2冠制覇は、あと一歩で夢と散った。

 「人気に応えられなくて申し訳ありません。流れが遅かったぶん、少し掛かるところもあったが、しっかりと伸びてくれた。最後は切れ負けしてしまった」。JRA史上最年少でのダービージョッキーの座を逃した22歳の横山武騎手が、悔しさをにじませた。

 好位の内から正攻法で運び、直線は馬場のいい外に出してスパート。力は出し尽くしたが、父の父シンボリクリスエス(2002年)、父エピファネイア(13年)を超えることはできず父子3代でのダービー2着。鞍上も同じ22歳時の1990年にメジロライアンで2着だった父・典弘騎手を超えられなかった。

 鹿戸調教師は「流れに乗って、最後もバテずにしっかりと走ってくれた。ジョッキーもうまく乗ってくれたが、これが競馬。でも、あの差(ハナ差)は悔しい」と声を振り絞るのが精いっぱい。今後は福島県のノーザンファーム天栄に移動して秋に備える予定。連勝は止まっても世代トップの実力は間違いなく、秋にはもう一段階進化した姿を期待したい。(片岡良典)

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POGコラム

伊吹雅也
伊吹雅也のPOG分析室
第1回 POG的データ分析
 丸一年間に渡って開催されてきた「ウマニティPOG 2020」もいよいよラストウィーク。日本ダービー当日の5月31日をもって各ワールドのチャンピオンが確定します。来週公開予定の「伊吹雅也のPOG分析室」第2回では、最終結果を詳しくお伝えする予定です。

 来週からは通算9シーズン目の「ウマニティPOG 2021」がスタート。第1回の入札に向け、指名候補選びも最終段階に入っているところでしょう。

 例年通り、第1回の本稿では、指名馬の選択や絞り込みに活用できる各種データを紹介したいと思います。
 以下の表組で紹介しているのは、現3~5歳の過去3世代における主要な種牡馬・生産者・調教師の勝ち馬率ならびに1頭あたり賞金です。今年も集計対象は「JRA、かつ2歳・3歳、かつ例年の2回中山・1回阪神閉幕週まで(変則的な開催スケジュールとなった2021年も2回中山・1回阪神閉幕週まで)のレースのみ」としました。

 まずは種牡馬別成績をご覧ください。



 トップはやはりディープインパクト。勝ち馬率、1頭あたり賞金とも現4~6歳世代の数字よりはやや下がっているのですが、それでも2番手グループ以下に大きな差をつけています。
 ただ、皆さんもご存知の通り、ディープインパクトは現2歳世代が実質的なラストクロップ。来シーズンからはもう“ディープインパクト固め”ができなくなるので、今のうちに2番手グループ以下の勢力図をより強く意識しておくべきかもしれません。
 ディープインパクトと同様に現2歳世代がラストクロップとなるキングカメハメハを除くと、集計期間中の出走頭数が60頭以上、かつ1頭あたり賞金が五百万円台だったのはキズナダイワメジャーハーツクライモーリスの4種牡馬。なお、比較的若い世代のキズナモーリスは、それぞれ勝ち馬率がキングカメハメハダイワメジャーハーツクライの数字をわずかに上回っていました。ディープインパクトキングカメハメハを種付けされていた繁殖牝馬が回ってくれば、今後は勝ち馬率や1頭あたり賞金の数字がさらに上向くんじゃないでしょうか。

 続いてご覧いただくのは、生産者別成績です。



 毎年のことながら、このカテゴリはノーザンファームが断然のトップ。賞金合計は105億円超で、他のトップブリーダーとは桁がふたつ違います。選択肢が豊富なうえ、勝ち馬率や1頭あたり賞金の数字もこれだけ飛び抜けているのですから、限られた時間を使って効率的に指名候補を選ぶなら「まずノーザンファーム生産馬を徹底的にチェックする」「余裕があれば他のブリーダーにも目を向けてみる」くらいの方針で臨むべきかもしれません。
 なお、集計期間中の出走頭数が60頭以上だった生産者のうち、他に勝ち馬率が40%を超えていたのはレイクヴィラファームだけでした。ご存知の方も多いと思いますが、このレイクヴィラファームはノーザンファームと技術提携を行っているブリーダーです。グローリーヴェイズなど、近年は重賞で活躍する生産馬も増えてきましたし、ノーザンファームと同等に評価しても良いでしょう。
 あとはノースヒルズも見逃せない存在。コントレイルが1頭あたり賞金を引き上げたとはいえ、もともと勝ち馬率は優秀でしたから、引き続きマークしておくべきだと思います。
 一方、やや心配なのは社台ファーム。ノーザンファームとの差が開いてしまったのは仕方ないにしても、今回の集計では1頭あたり賞金が同じ“社台グループ”の追分ファームや社台C白老ファームよりも下の水準まで落ち込んでしまいました。魅力的な生産馬はたくさんいるのですが、扱いに注意すべきかもしれません。

 最後に、調教師別成績をご覧いただきましょう。



 集計期間中の出走頭数が60頭以上だった調教師に限定すると、勝ち馬率、1頭あたり賞金ともに友道康夫調教師がトップ。コンスタントに活躍馬を輩出していますし、今年も素直に信頼して良さそうです。
 あとは中内田充正調教師、藤沢和雄調教師あたりも同等の存在と見て良さそう。ただし、藤沢和雄調教師は来年2月いっぱいで定年となりますから、これまでと同じように頼ることはできません。
 来シーズン以降にも目を向けるならば、池添学調教師・斉藤崇史調教師・西村真幸調教師といった、比較的若い世代のトップトレーナーをチェックしておくべきだと思います。

■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)

 埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを、TCKホームページ内『データ&コラム』で「分析レポート」を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『コース別 本当に儲かる血統大全 2019-2020』(ガイドワークス)、『ウルトラ回収率 2019-2020』(ガイドワークス)、『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)、『コース別 本当に儲かる騎手大全2018秋~2019』(ガイドワークス)など。POG関連メディアの制作にもさまざまな形で携わっており、「ウマニティPOG 2014」では最高位クラスのスペシャルワールドにおいて優勝を果たした。

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JRA競走馬総賞金ランキング

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POG(ペーパー・オーナー・ゲーム)とは?

馬主になった感覚で競馬を楽しめるゲーム!

POGとは、ペーパー・オーナー・ゲームの略で、競走馬の仮想馬主となり、ライバルとランキングを競い合ったり、自分のお気に入り馬を探したりと本当の馬主気分を体感できる競馬ゲームです。

自分の選んだ馬がレースに出走する時に湧き起こる『応援しよう』という親心や選んだ馬がレースを勝った時の喜びを是非一度味わってください!

ウマニティPOGとは?

『ウマニティPOG』はPOG史上初となる入札システム(POG馬をオークションで競り落とす)を導入した新感覚の仮想馬主ゲームです。

従来のPOGのように取りたい馬をいつでも簡単に取れるわけではなく、ライバルに入札で競り勝ってPOG馬を獲得しなければなりません! ライバル馬主の入札傾向、情報をもとに戦略を立てる=馬主力が最も問われるペーパー・オーナー・ゲームと言えるでしょう!


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