P-chan☆
エース1号
エース2号
金子京介
セイリュウ1号
スガダイ
当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。 ※データは2018年以降の結果をもとに集計 編集部(以下、編) 1着馬をしっかり指名したいと仰っていた先週は、2勝、3着1回という上々の結果でした。 新良(以下、新) それは喜ばしいことなんですが、いずれも人気サイドだったので、回収率は100%を超えてこなかったんですよね。今週はもう一本を加えられるように頑張ります。 編 よろしくお願いします。新良さんならやってくれるはずです。 新 はい。8月をキッチリと締めたいです。 編 今週はワールドオールスタージョッキーズ(以下、WASJ)が行われますので、ふだん見られないような乗り替わりがいくつもありますね。 新 ほぼすべてが乗り替わりになるのは当コラム向きですし、初来日となる外国人騎手は楽しみですが、さすがにデータがないと予想できません。ですので、しっかり計算できるところを攻めていきたいと思います。 編 わかりました。では、土曜日の注目の乗り替わりを教えてください。 新 先ほど話題になったオールスターJ第1戦を取り上げます。狙ってみたいのは、古川吉洋騎手から武豊騎手に乗り替わる⑫メイショウツツジです。 編 素性のわからない外国人騎手ではなく、性格も技術も把握できるている日本人騎手から入るわけですね。 新 そうですね。しかも、ここは頼れるレジェンドに託してみます。 編 詳しい推奨根拠を教えていただけますか? 新 まずは武豊騎手の札幌芝1200mにおけるコース実績です。2019年以降、勝率16.2%とハイアベレージをマークしています。 編 まさに安定感抜群といったところですね。 新 今年はとくに乗れていて、3勝、2着3回で複勝率は70.0%。2019年のWASJでも2着に好走している得意舞台です。 編 得意なうえに、絶好調モード真っただ中であると。これは買わないわけにはいきませんね。 新 メイショウの馬に乗る点も好感が持てます。この日、武豊騎手はメイショウの馬に3頭騎乗し、そのうちの1頭がこの馬。3走前に騎乗経験があり、近走は同エージェントの泉谷騎手がおもに騎乗していましたので、エージェントベースで考えれば、お手馬のようなものでしょう。 編 なるほど。データには表れない、ご縁のようなものもあるわけですね。 新 WASJでなくても騎乗していた可能性がありますので、そういった馬を引き当てる流れの良さも感じます。 編 そうなると、あとは馬がどこまでやれるかどうかですが……。 新 今夏は函館で2戦消化し、着順的にイマイチですが、内容はそれほど悪くありません。追い込みの決まりにくい函館で、上がりは2位と3位。函館よりも待機策が通用する札幌なら変わり身があっても不思議はないでしょう。 編 例年、開催後半の札幌は外伸びがきくようになりますしね。 新 それも歓迎材料ですね。この馬がこれまで挙げた2勝はいずれも小倉で、開催後半の差しが決まりやすくなってきたころのもの。「二度あることは三度ある」に期待できます。 編 脚質的に外枠を引けたのもプラスですかね。 新 プラスに働くと思います。武豊騎手なら任せて安心。この馬の能力を最大限引き出してくれるでしょう。 編 近走着順がよろしくないので、まったく人気はなさそうです。 新 ドンと穴をあけて、WASJで「世界のユタカ・タケここにあり」をアピールしてもらいましょう。 ★その他の注目乗り替わり★ 新潟10R ⑫リッケンバッカー(岩田望来→石川裕紀人) 小倉11R ⑬ショウゲッコウ(荻野極→中井裕二) 新潟12R ⑫ネズコ(菊沢一樹→菅原明良) 【プロフィール】 新良武志(しんら・たけし) かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。