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第18回ファンタジーステークス(9日、京都11R、GIII、2歳、牝馬オープン国際(指)、馬齢、芝・外1400メートル、1着本賞金2800万円 =出走18頭)4番人気で武豊騎乗のベルカントが、逃げ切り勝ち。2011年に開業した角田晃一調教師は待望の重賞初勝利を飾った。タイム1分21秒1(良)。2着に7番人気のモズハツコイ、3着に15番人気のアドマイヤビジンが入った。1番人気のエイシンオルドスは4着に敗れた。
父譲りのスピードを見せつけて、ベルカントが逃げ切った。
「とにかくレースに行っての折り合いだけだった。今日はうまくいったし、1400メートルで勝てたのは大きいね」。武豊騎手は笑顔を見せた。
好スタートを決めて先頭に立つと、後続を引き連れたまま直線へ。最後は左ムチに応えてグイグイと伸び、着差(1馬身1/4)以上の強さでライバルたちをねじ伏せた。
騎手時代の2003年にスイープトウショウで同レースを制した角田調教師にとっては、うれしい重賞初勝利。「乗っているときよりドキドキしました。距離をこなしてくれたのは大きいが、まだ課題(テンションの高さなど)もあるのでクリアしていかないと」と前を見据えた。次走、阪神JF(12月8日、阪神、GI、芝1600メートル)で2歳女王の座を狙う。 (渡部陽之助)
◆バルザローナ騎手(モズハツコイ2着) 「内枠((4)番)がよかった。まだ幼いが、しまいはしっかり伸びてくれた」
◆秋山騎手(アドマイヤビジン3着) 「乗りやすくて操縦性抜群。2着で賞金を加算したかった」
◆川田騎手(エイシンオルドス4着) 「出たなりですが、掛かり方がひどかったです」
◆岩田騎手(リアルヴィーナス5着) 「直線でいい走りを見せたが、大外枠だったからね」
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