週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、紅梅S・カーバンクルS・ジャニュアリーS・日経新春杯・京成杯の5レースです。
▼2025年01月18日(土) 中京10R 紅梅ステークス
【出走数別成績(2021年以降)】
●3戦以内 [4-3-4-15](3着内率42.3%)
●4戦以上 [0-1-0-12](3着内率7.7%)
→キャリア3戦以内の馬が中心。また、父か母の父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬は2021年以降[0-1-0-10](3着内率9.1%)と苦戦していました。
▼2025年01月18日(土) 中山11R カーバンクルステークス
【前走との間隔別成績(2022年以降)】
●中4週以内 [0-0-1-11](3着内率8.3%)
●中5~10週 [3-3-2-16](3着内率33.3%)
●中12週以上 [0-0-0-12](3着内率0.0%)
→臨戦過程が明暗を分けそう。休養明けの馬や、その逆に前走との間隔が詰まっている馬は過信禁物と見るべきでしょう。
▼2025年01月19日(日) 中山10R ジャニュアリーステークス
【枠番別成績(2022年以降)】
●1~5枠 [3-3-3-14](3着内率39.1%)
●6~8枠 [0-0-0-18](3着内率0.0%)
→枠順に注目したい一戦。近年は外枠不利です。
▼2025年01月19日(日) 中京11R 日経新春杯
【前走の馬体重別成績(2020年以降)】
●490kg未満 [2-2-1-41](3着内率10.9%)
●490kg以上 [3-3-4-18](3着内率35.7%)
→大型馬は比較的堅実。一方、前走の馬体重が490kg未満、かつ父にディープインパクト系・ロベルト系以外の種牡馬を持つ馬は2020年以降[0-0-0-25](3着内率0.0%)と上位に食い込めていません。
▼2025年01月19日(日) 中山11R 京成杯
【血統別成績(2021年以降)】
●父がミスタープロスペクター系種牡馬 [1-1-0-12](3着内率14.3%)
●父がディープインパクト系種牡馬 [0-0-0-13](3着内率0.0%)
●父がディープインパクト系・ミスタープロスペクター系以外の種牡馬 [3-3-4-14](3着内率41.7%)
→父がミスタープロスペクター系種牡馬だったにもかかわらず3着以内となった2頭は、いずれも今回と同じコースのレースにおいて“着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.2秒以上”となった経験のあった馬。コース適性の高さを証明している馬でない限り、ディープインパクト系種牡馬やミスタープロスペクター系種牡馬の産駒は疑ってかかるべきだと思います。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は1/19公開予定です。