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世界最高賞金レースのサウジカップが今年から海外馬券の対象レースになった。過去4回の優勝馬の調教国はアメリカ、イギリス、サウジ、日本が各1勝ずつ。キングアブドゥルアジーズ競馬場のダート1800mは、ワンターンで直線が500mあっても追い込みが決まりにくい馬場になっている。逃げたい馬が揃った今回は、シャーラタンとニックスゴーによる激しい先手争いになって好位からミシュリフが抜け出た2021年のような、先行馬上位の決着になるのではと想定する。 ◎は③ディファンデッドを狙ってみる。サウジのオーナーに売却されて今回はサウジ調教馬として出走するが、アメリカでG1を2勝している実力馬だ。2つのG1勝利はどちらも逃げによるもので、先行力は十分。アメリカでの最後のレースになった9月のオーサムアゲインS(2着)のように好位追走でも競馬ができる。そのオーサムアゲインSでは今回も出走するナショナルトレジャーに先着して、昨年のペガサスワールドカップではホワイトアバリオに先着したようにアメリカの有力馬とも対戦経験済み。昨年暮れにはサウジに入って調整が進められており、直前の輸送の負担がなかったのも地元馬ならではの地の利になると考える。 ○はBCクラシック優勝の⑭ホワイトアバリオ。昨年のBCクラシックでは距離が延びるのを嫌って軽視したが、まんまとやられてしまった。今回はベストとも言える1800mに加えて、BCクラシックのように好位で競馬できるのも理想的。こちらもオーナーグループにサウジの王族が加わり、この一戦にかける思いは強い。 ▲は④デルマソトガケ。昨年のBCクラシック時は休み明けを理由に評価を下げてしまったが、アメリカ競馬最高峰のレースでの激走に驚かされた。この馬も好位で競馬ができる強みがあり、昨年のサウジダービーで馬場も経験している。今回は見直して日本馬では最上位の評価にする。 △は逃げれば力を発揮しそうな⑦レモンポップ、⑨ナショナルトレジャー、⑪サウジクラウン。 ドバイワールドカップ優勝のウシュバテソーロは、マイル並みに速いペースで追走に脚を使わされることと、上記のように追い込みにくい馬場が難点。この舞台は合わないとみて無印にした。 |
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