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フェブラリーS(G1)テイエムジンソク「最悪データ」発覚で大ピンチ!? 悲願のG1制覇を目指す主戦騎手がキャリア22年で「まさか」の......─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2018年2月13日 8時26分 http://biz-journal.jp/gj/2018/02/post_5816.html
18日に行われる今年のフェブラリーS(G1)は、昨年の最優秀ダートホース・ゴールドドリームと、チャンピオンズC(G1)でクビ差の接戦を演じたテイエムジンソクとの一騎打ちという下馬評だ。
そのチャンピオンズCでコンビを組んだR.ムーア騎手が再び来日するなど、万全の態勢で連覇に挑むゴールドドリームに対して、テイエムジンソクも1月の東海S(G2)を単勝1.3倍の人気に応えて快勝するなど順調そのもの。陣営は「今が一番強い」と胸を張る。
その上で今回の頂上決戦の大きな焦点の1つとして、挑戦者のテイエムジンソクに東京ダート1600mの経験がまったくないことが注目されている。
東京ダート1600mコースは芝スタートが1つの注目点となるが、管理する木原一良調教師は「芝スタートも、時計が速くなっても大丈夫」と自信を深めている。ただ、逃げてこそ味が出る馬だけに万が一、芝に戸惑ってダッシュがつかないようなら途端に厳しい競馬になってしまうことだろう。
テイエムジンソクの充実ぶりは誰もが認めるところだが、それなら昨年のフェブラリーSを含め東京ダート1600m[3.1.0.0]と、抜群の相性を誇るゴールドドリームの方がより信頼できるのではないだろうか......。
そんな中、当サイトのデータ班からテイエムジンソクにとって「致命的」と述べざるを得ないデータが舞い込んできた。なんと、本馬の主戦・古川吉洋騎手が「東京ダート1600mで勝利した経験がない」というから驚きだ。
🏇次のページ 騎手もフェブラリーSの舞台である東京ダート1600mを勝ち切った経験がない
古川騎手といえば、今も第一線で活躍する福永祐一騎手や和田竜二騎手、柴田大知騎手などと同期となるJRA競馬学校「花の12期生」の1人。1996年の騎手デビューから今年で22年目、41歳を迎えるベテランだ。
出世街道を歩んできた同期と比較して「苦労人」と称されることの多い古川騎手だが、それでもJRA通算8211戦に騎乗。442勝(2月12日現在)を上げるなど、豊富なキャリアを持つ騎手の1人であることに間違いない。
だが、まさか馬だけでなく、騎手もフェブラリーSの舞台である東京ダート1600mを勝ち切った経験がないとは......。
「それどころか古川騎手は東京のダートコースで勝った経験がありません。もちろん、関西所属の騎手なので、東京で騎乗する機会が多いというわけではありませんが、2008年以降を振り返っても最高着順は4着。ここ10年、1度も馬券圏内(3着以内)にすら入っていないという悲惨さです。
ちなみに芝コースなら、昨年のオーロカップ(OP)を5番人気のトウショウピストで勝利、一昨年のキャピタルS(OP)では10番人気のテイエムイナズマで2着、2014年の目黒記念(G2)では12番人気のラブイズブーシェで2着など『穴のフルキチ』は健在なんですが......。東京ダートは、どうにも相性が悪いと述べざるを得ませんね」(ギャンブルジャーナル・データ班)
🏇次のページ 重賞2勝を上げるなど、ここにきて活躍が目立っている古川騎手
通算成績を振り返っても4095戦189勝の芝に対して、ダートは4105戦252勝(2月4日まで)とダートの方が好成績を残している古川騎手。だが、東京ダートは完全に「鬼門」と化してしまっているようだ。
つまり、もしもテイエムジンソクが今回のフェブラリーSを勝てば、古川騎手は1997年の阪神3歳牝馬S(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)以来、約21年ぶりのG1制覇となる一方、東京ダートはデビュー22年目で初勝利となる。これはこれで奇妙な現象だ。
昨年36勝と、自己キャリアハイ2番目に迫る好成績を残し、今年に入っては早くも東海S、きさらぎ賞(G3)と重賞2勝を上げるなど、ここにきて活躍が目立っている古川騎手。人馬共に今の勢いであれば、東京ダート初勝利も成し遂げられるのだろうか......。
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