グリーンセンスセラさんの競馬日記

【重賞展望・新潟記念(G3)】

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【重賞展望・新潟記念(G3)】サマー2000シリーズ最終決戦に「夏の王者」を狙う好メンバーが集結!栄冠を手にするのは一体どの馬か!━Gambling Journal ギャンブルジャーナル /2016年9月2日 12時40分 http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1187.html

 札幌記念(G2)に昨年の年度代表馬モーリスが出走した影響もあるのだろうか。

 4日に開催される新潟記念(G3)には例年にない好メンバーが集った。サマー2000シリーズ最終戦ということもあって、この夏に活躍した馬たちが一堂に集結。まさに最終決戦に相応しいメンバー構成となった。

 まずは七夕賞(G3)を勝ったアルバートドック(牡4歳、栗東・須貝厩舎)から触れておきたい。

 2月の小倉大賞典(G3)に続き、七夕賞で重賞2勝目を上げたアルバートドック。引き続き鞍上にリーディングの戸崎圭太騎手を迎えたことからも、優勝筆頭候補に違いない。だが、カギを握るのは前走からさらに1kg増えた58㎏という斤量。勢いのあるライバルたちを迎えての激しい戦いが予想されるため、この1kg増が微妙な影響を及ぼす可能性もある。

 一方、体調の方は極めて順調。「新潟は初めてだが直線の長いコースは、じっくりためられるので競馬がしやすいと思う。サマー(2000シリーズの)王者も意識できるデキで臨めそうです」と陣営のトーンは明るい。ここで重賞3勝目を上げれば、秋には天皇賞が見えてくるはずだ。

 その七夕賞で2着だったダコール(牡8歳、栗東・中竹厩舎)からはこの一戦に懸ける意気込みがひしひしと伝わってくる。

 七夕賞でアルバートドックに半馬身届かない2着に敗れた後、小倉記念では1番人気に推されながらも不利を受けて4着。サマー2000シリーズ王者になるには、ここを勝つしかないが、陣営は主戦の小牧太騎手の降板を決断。新たにM.デムーロ騎手を配して勝負に出た。

「この中間も順調。新潟コースでは重賞を勝っているし、鞍上を替えて改めて期待したい」と陣営が話す通り、新潟の2000mは昨年の新潟大賞典(G3)で重賞初勝利を飾った舞台。こちらもハンデは58㎏だが、背負い慣れた斤量だけに問題はない。ラスト一戦、陣営の思いは届くだろうか。

次のページ▶▶▶ 主導権を握りそうなマイネルミラノは?

 レースの主導権を握りそうなマイネルミラノ(牡6歳、美浦・相沢厩舎)の充実ぶりにも光るものがある。

 ここしばらく調子を落としていたが、6月のエプソムC(G3)で3着と好走した辺りから、この馬本来の粘りが戻ってきた。前走の函館記念(G3)でも迷わずハナを奪って主導権を握ると、1000mを60秒ジャストというミドルペースに持ち込む。もともと溜めて逃げるよりも、ある程度のペースで後続にも脚を使わせる逃げの方が良いタイプで、函館記念はまさにそれがハマった格好だった。

 すでに新潟入りしているマイネルミラノだが、調子はすこぶる良いようだ。「涼しいところで調整できるし、輸送も少ない方がいい。夏バテもなく、去年よりいい」と陣営は2着だった昨年以上の状態であることを強調。「(サマー王者を狙えるのは)めったにないチャンス。万全の態勢で送り出す」と力を込めていた。

 上がり馬としては、やはり2連勝中のアデイインザライフ(牡5歳、美浦・萩原厩舎)が怖い存在になりそうだ。

 3歳春から弥生賞(G2)で3着に入るなど高い素質を誇っていたアデイインザライフだが、怪我などもあってようやくオープンの舞台に帰ってきた。すでに今年で5歳を迎えるが、まだキャリア12戦と馬は若い。それも大敗した皐月賞(G1)以外は、一度の4着を除いてすべて馬券圏内という堅実派だ。

 今回は3月に常総S(1600万下)を勝って以来のレースとなるが、陣営は「追い切りの動きはまずまず。いい意味での平行線だし、馬体重も前走と同じくらい」と状態に及第点を与えている。大崩れしないのは高い能力があってこそ、連勝の勢いを買って堂々と重賞制覇に挑む。

 他にも11番人気で小倉記念(G3)を制したクランモンタナを筆頭に、昨年の3着馬ファントムライトや前走この舞台を逃げ切り、展開のカギを握りそうなエーシンマックスなど、この夏を締めくくるレースとして伏兵陣にも好メンバーが揃った。

 サマー2000シリーズ王者は誰の手に? 注目のシリーズ最終戦・新潟記念(G3)は、4日(日)の15時45分に発走予定だ。

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