藤沢雄二さんの競馬日記

“雨”らめしや…~POG第18節~

 公開

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先週のPOG戦線は中山の同じ未勝利戦で2頭使いでしたが、どちらかが勝つことはできませんでした。

【出走結果】
・9月30日 中山2R
△サトノエルドール 3着 2.02.5・重(1着馬とのタイム差+0.5)
単勝オッズ 8.9倍(5番人気)
【採点:6.0】
△シティーオブスター 13着 2.03.7・重(1着馬とのタイム差+1.7)
単勝オッズ 17.3倍(6番人気)
【採点:4.0】
《ラップタイム》12.7-11.2-12.9-11.5-12.3-12.3-12.6-12.4-12.0-12.1

日曜日の2000mの未勝利戦に出走したサトノエルドールとシティーオブスター。
サトノエルドールは5番人気で3着、シティーオブスターは6番人気で13着という結果でした。

まずはサトノエルドールから
《北村宏司騎手》
勝ち馬は前の競馬で、こちらはあの位置だったので、今日はその差が出たのかもしれません。
それでも初戦よりは二の脚は良くなっていました。
広いコースに替わればもっと脚を使えそうです。

まあ北村宏騎手のコメントの通りよね。

1着 ラージヒル 2-2-2-2 内 36.4
2着 レオンドーロ 2-3-3-3 中 36.4
3着 サトノエルドール 10-11-7-7 大外 36.4

上記は道中の通過順位と4コーナーの位置取り、そして上がり3ハロン。
結局、前の2頭と同じ脚しか使えなければ、そりゃ道中の位置取りがモノを言うよねって話で。
小回りの中山でも崩れずに競馬ができたという点では収穫だったし、距離にもメドが立ったということを思えば負けて強しという内容ではあるのだけど、やはり3着という結果を見ると物足りなさを感じてしまう。
というのも勝ち馬は新馬戦の時の6着馬で、中2週の前走の未勝利戦では新馬戦の2着馬に先着しての2着で優先出走権を得てルメール確保で今回勝ち上がり。
別に北村が悪いとは言わないけど、当日の競馬新聞での国枝師のコメントが「向正面で動いていってもいい」というものだったので、イメージ的には通過順が13-13--2-2ぐらいの競馬もあると思っていたのだけど、実際の競馬は確かに向正面で順位は押し上げているけど“お行儀のいい競馬”の範疇だよね。
国枝師のコメント通りだったらやっぱりルメールを確保して欲しかったと思うわけで、その点で物足りなさがあったのは否めない。

またサトノエルドールの新馬戦の勝ち馬は、この未勝利戦の4時間後のサフラン賞も勝ったくらいで、8月25日の新潟の新馬戦のその後を見ると
1着 レッドアネモス→サフラン賞1着(←New)
2着 マイネルサーパス→未勝利戦3着
3着 サトノエルドール→未勝利戦3着(←New)
4着 ヴィッテルスバッハ→未勝利戦1着
5着 スイープセレリタス→未出走
6着 ラージヒル →未勝利戦2着→未勝利戦1着(←New)

これを見れば新馬戦のメンバーレベルは高かったわけで、当然次は…と思うわけで。
このラージヒルこそが今回のサトノエルドールの未勝利戦の勝ち馬で、未勝利戦で2、3着馬にリベンジしての勝ち上がりなのを思うとここでサトノエルドールが中4週開けた意味は?と陣営の采配ミスを詰め寄りたくなるレベルよね。
で、早速、次走の予定が出ていて11月24日の東京芝1800mの未勝利戦に向かうのだとか。馬が強いのはわかっているからこそ、次はモレイラでお願いしたいところです。


一方のシティーオブスター。こちらは13着と大きな着順を叩いてしまいました。
何が頭が痛いって、使う毎にレース内容が悪くなっていっていること。こういう結果を見てしまうと「ああ、やっぱり福島デビューというのはそういうことだったのか…」とは思わずにいられない。

いやもちろん、福島デビュー自体が悪いとは言わない。実際、この馬の新馬戦の勝ち馬のミッキーブラックは芙蓉Sも勝ったし、その芙蓉Sの1~3着は福島デビュー組だし。
またこの新馬戦からは8、9着馬が勝ち上がっているから決してメンバーレベルが低かったわけでもない。
でもデビューまでの調整過程を見ると東京のうちに使えたとも、先輩のジェネラーレウーノのように函館1800でも良かったのでは?とも思うわけでそういう意味で「福島デビューのガッカリ感」に帰着すると言いたいのである。

3走トータルで見ると、父のハーツクライよりは母の父のTapitの方が強く出ている印象でその点も難儀さに拍車をかけている感じです。
ここ2走の敗因は道悪の可能性の方が高いとは思うけど、今回の競馬で中団を追走しながら3角手間から外から他馬に動かれてしまったところでギブアップしてしまったように感じたので、そうなると逃げるか気分良く外目を追走するかの話になってくるので、乗り難しさはあると思います。
大きな着順を叩いたことでダートに矛先を向けるか、はたまた去勢ってこともあるのではないかと思うのですが、木曜日の時点では在厩になっていたので続戦の意向のようです。
個人的にはダートを試して欲しいとは思っています。その場合なら東京の1600ということになるのでしょうけど、どうせならジェネラーレウーノに帯同して京都の1800を使ってもいいかと思うのですよ。まだ今の時期のダートの未勝利戦はフルゲートにならないから。

期待度については下方修正しないといけない現状になってしまいましたが、潜在能力は高いと思っているので競馬を使い続けていくことで活路を見出だして欲しいところです。

※第18節終了時
5-8-4-14/31
《指名馬の騎手成績》
クリストフ・ルメール:1-2-0-1
福永祐一:1-1-1-1
内田博幸:1-1-0-0
田辺裕信:1-1-0-0
川田将雅:1-0-0-0
戸崎圭太:0-2-0-4
ジョアン・モレイラ:0-1-0-1
北村宏司:0-0-2-2
横山典弘:0-0-1-1
北村友一:0-0-0-2
ブレントン・アヴドゥラ:0-0-0-1
和田竜二:0-0-0-1

《人気度数》
1番人気:4-1-1-1
2番人気:0-4-0-5
3番人気:1-3-2-3
4番人気:0-0-0-2
5番人気:0-0-1-2
6番人気:0-0-0-1

ウマニティPOGでは9月は未勝利に終わりました。
ただ2場開催でレースの絶対数が少なかったことで順位的には横這いで推移しております。
手駒としては10月攻勢の予感がプンプンするので、とにかく未勝利戦を使う組に勝ち上がってもらって、その先に繋げてもらいたいものです。

 ナイス!(9

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