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で、グーグルで「幸福は小刻みに 鷲田清一」と入力して検索してみたら、2009年8月9日に開催された京都保険医協会の定期総会及び60周年記念祝賀会において、大阪大学総長(当時)の鷲田清一氏が「待つことの意味」という演題で講演した内容に辿りつきました。
ということで、JAFMate11月号のエッセイではなく、この講演の内容から当該部分を以下に。
<幸福を小刻みに>
(前略)よく、瀬戸内寂聴さんや吉本隆明さんが「年をとると、幸福を小刻みにしないといけない」とおっしゃいます。例えば、「今夜の晩ご飯に好きなおかずが出るだろうか」そのことだけを考え、思っていたものが出てきたら「ああ、幸せだ」と思えばいい。それ以上のことは考えず、小刻みに小刻みに幸福を考えて、いろんな幸福感を絶えず味わっていくようにすれば、それが一番よい老後になるのではないかということです。
このやり方で生き抜いた人が、ドイツのユダヤ系精神科医フランクルです。彼がアウシュビッツに収容されたとき、「いつころされるか」「妻がまだ生きているか」ということばかり考えていると、時間が全然経たなくて非常に苦しい。そこで、「いつここから出られるか」「いつ彼女に会えるか」という大きな期待をいっさい捨て去って、「今晩夕食にソーセージが出るだろうか」「ソーセージが出たら、彼のタバコと交換できるなあ。それとも、彼の針金と交換して靴を修理しようか」などと、自分の期待を小刻みにして、ともかく夕飯が出るまではそれでもたせる。夕飯が過ぎれば明日の食事のことを考え、それで時間をもたせて最後まで生き抜いたわけです。そういう意味では、期待することにもプラスの面があります。
☆ ☆ ☆
地震や台風の自然災害は、そんな「小刻みに積み重ねてたどり着く小さな幸せ」を、あっけなく無情に奪う、失わせてしまうんですねえ。何だかなあ...
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JAFMate11月号のエッセイは、写真の方で。