覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター英の桜花賞・2022

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まずは大阪杯の回顧から。8番人気、3番人気、7番人気という決着だったように難しかったですね・・。ポタジェ頭の三連単は相手にジャックドールとエフフォーリアの2点、100円ずつ持ってはいましたが、揃って撃沈し、単勝5870円つくんなら、単勝もってれば、なんて思ってしまいますが、まあしょうがないです切り替えて頑張ります。ポタジェはルージュバックの半弟なように良血で、このコラムでも一皮むければ、と書きましたが、それがこことは思ってませんでした。パワー型な母なので馬場も合ったし、吉田隼騎手は地味ながらロスある競馬しないので、良かったんでしょうね。昨年圧勝のレイパパレの好走はあると思ってましたが、難しかったのが3着アリーヴォで小倉大賞典勝ちとはいえ、G1ではまだまだかなと思っていましたが、武豊騎手が馬場や展開読み切っての後方からだんだん差を詰めての3着(上り最速タイ)なんでしょうね・・。

次に、桜花賞の話へ。今年は抜けた実力馬が居ないので、人気もナミュールとサークルオブライフの2頭が人気、という構図になりそうです。チューリップ賞勝ち馬と阪神JF勝ち馬でこのコースも得意な二頭でしょうが、他馬と比べて抜けて強いというほどでもなく、馬券的には面白いG1になりそうです。

それでは恒例の全頭診断へ。

<全頭診断>
1番人気想定 ナミュール:4戦3勝で前走はチューリップ賞を初めて出遅れず、きっちり鋭い末脚で差し切った。大きくないが、ハービンジャー(早い時期ゆるい)×ダイワメジャー(皐月賞馬)というやや地味に感じる配合ではあるが母母母に桜花賞馬の名牝キョウエイマーチ(芝でもダートでも圧倒的なスピードとパワーを早い時期から見せた)の名があるように、ここでの適性高いのでは。

2番人気想定 サークルオブライフ:昨年は、未勝利、アルテミスS、阪神JFと3連勝と大活躍した。年明け初戦のチューリップ賞は2番人気3着とそれなりの内容だったが馬体成長あまりみられず、早い時期から完成していてのびしろは、そう無いタイプか。ただ国枝厩舎だけに、桜花賞までは、どうにかもたせるのでは(オークスは無いにしても)。

3番人気想定 プレサージュリフト:2戦2勝で、ともに遅れながらきっちり差してくる強い内容で、前走のクイーンCも強かった。ただ毎度の出遅れもごちゃつくのもハービンジャー産駒だけに不器用な感じで、いかにも後手踏み、挽回大変そう。ただ末脚の鋭さは母父ディープインパクトの影響が強く出ているようで、ゲートさえポンと出れば好勝負か。

4番人気想定 ライラック:新馬を勝ち、京都2歳Sで8着、年明けてフェアリーS勝ちと3戦2勝と結果出してきた。ただフェアリーSは外の追い込みききやすい特殊な馬場だったのもあるし、倒した相手が弱かったのもあり、あまり信頼できないタイプ。

5番人気想定 ラブリイユアアイズ:ロゴタイプ産駒と地味で人気になりにくいのだが、阪神JFで2着と好走した。ただデビューからこの時に20kg減らしており、桜花賞がぶっつけになったように、体質ちょっと弱く鍛えにくいのでは。馬なり中心の調教も決して動き悪くはないが・・。取り扱いの難しいタイプ。

6番人気想定 ウォーターナビレラ:昨年夏から秋にかけて3連勝でファンタジーSも勝った。シルバーステート産駒らしく素軽いスピード生かして先行して、きっちり抜け出す競馬ができた。その後は阪神JF3着、チューリップ賞5着と成長力いまひとつな感じあり。調教はいつも通りスピード感あり、体調は悪くなさそう。

7番人気想定 フォラブリューテ:3戦連続1番人気に推されて、新馬勝ち、アルテミスSで5着、紅梅S勝ちと結果だしてきた。エピファネイア×ブルーメンブラットという良血馬だが、正直まだまだ人気先行な感じで、ここは消して妙味か。ルメール騎手が乗ってくるだけに人気になるだろうが、先週ルメール騎手はお休みしたように、海外遠征でかなり荒稼ぎしてきたし、ここは流れきてない感じで、秋になって買う馬では。

8番人気想定 アネゴハダ:キズナ×ウォーエンブレム牝馬で血統的にはスタミナありそうだが、キズナ産駒には結構居るが1400Mまで実績だけで、瞬発力そうでもないので桜花賞は向かなそう。

9番人気想定 ナムラクレア:小倉2歳S勝ちとファンタジーS2着と早い時期から稼いだ。ミッキーアイル産駒は当初はスピードで前で粘るタイプ多かったがこの馬のように鋭く差してくる馬も増えてきた。この2戦のような差し競馬できるようならマイルでもやれそうだし、前走のフィリーズレビュー2着の内容も良かった。ヒモで。

10番人気以下想定
ベルクレスタ:アルテミスS2着以降は伸び悩みな感じで、阪神JFで6着、前走クイーンC3着とだんだんトップレベルが遠ざかっていく感じか。

ピンハイ:初戦の新馬戦で7番人気ながら勝利、2戦目のチューリップ賞でも13番人気で出遅れながら2着と、周囲の評価よりずっと実力のある馬なのだろうが、さすがにここでは要らないか。

サブライムアンセム:勝ち上がるまでにもたつき、6戦目での勝ち上がりだったが、続く前走のフィリーズレビューは出遅れながらも力強く差し切った強い内容。母母ハッピーパスの良血馬の潜在能力開花してきて、ヒモでは楽しみ。

スターズオンアース:母母スタセリタはソウルスターリングの母でもあり、父ドゥラメンテの良血馬で5戦して4戦で1番人気と人気になりがちで、前々走はフェアリーS2着、クイーンC2着と重賞でも連続1番人気2着と好走した。ただ内容的にはそれほどでもなく、成長待ちか。

アルーリングウェイ:早い時期の短距離で強いアルーリングの名がつく馬達だが、前走距離延長のマイルもこなしたエルフィンS勝ち馬で、ギリギリマイルこなして穴でヒモにはいいかも。

クロスマジェスティ:アネモネS勝ちで、血統的には馬場渋ったら良さそうではあるが、トップクラスとは差がありそうで道悪穴要員か。

ラズベリームース:昨秋の未勝利勝ちの後に5か月休んで16kg馬体増やしてきてのアネモネS2着と好走した。底力ある母系だが、まだ良くなるのは先では。

パーソナルハイ:矢作厩舎のディープインパクト産駒で、赤松賞では今回有力なナミュールの2着したり、前走フラワーCでも3番人気に推されたように、能力あるが、好走は逃げた時の方がよく、潜在能力あるのだろうが、桜花賞向きではなさそう。

カフジテトラゴン:新馬戦は芝を使って11着と惨敗。以降ダート使って未勝利勝ち上がり、1勝クラスでも2着したが、芝もダメじゃないんだろうが、芝マイルでのスピード勝負向きではないのでは。

<まとめ>
有力:ナミュール

ヒモに:ナムラクレア、サークルオブライフ、プレサージュリフト

穴で:サブライムアンセム、アルーリングウェイ

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