藤沢雄二さんの競馬日記

桜花賞デーのWIN5を考察する

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先週のWIN5は中山のアリエスSが難関だったように思います。
確かに「牝馬限定の3勝クラスのダート1800m」なので舞台設定としては荒れても不思議はないのですけど、
それでもあの調教でフラッパールックが負けるとは思わなかったし、あの調教でドライゼが勝っちゃうんだもんな。
結果的に勝ち馬は最終的には4番人気になっていましたけど、ゴール前は5頭がなだれ込んでの大接戦で2着馬は最低人気だったから、世が世なら大変なことになっていましたね。
それにしても前半5Fが63秒台であんな前崩れになりますかね…………。

さて桜花賞デーの過去12回の出目と人気を見てみます。

2012 9-12-12-2-10 ①⑥②⑦②(18)
2013 10-9-12-3-7 ⑤⑤③④⑦(24)
2014 8-1-5-10-18 ⑦⑦①②①(18)
2015 7-9-2-12-6 ①⑧②⑤⑤(21)
2016 1-10-3-4-13 ⑦①⑨①③(21)
2017 8-12-6-9-10 ⑤④④④⑧(25)
2018 8-4-4-4-13 ③⑨⑤①②(20)
2019 4-3-13-13-8 ③①⑫⑧②(26)
2020 9-14-2-8-9 ①④②⑨②(18)
2021 8-4-8-11-4 ②③⑫①②(20)
2022 7-13-6-9-8 ①①③①⑦(13)
2023 5-12-7-8-3 ①②⑪②①(17)

2022年以外は中山10Rからスタートして桜花賞がラストという並びです。
意外にも桜花賞って2番人気が強いのね。
ジェンティルドンナもアーモンドアイもデアリングタクトも2番人気でした。
ただ、戦前から大混戦が伝えられている時は勝ち馬も3番人気以下で、連れてWIN5の配当も概ね跳ねるって感じですかね。
まあ2022年は7番人気のスターズオンアースが勝ったにもかかわらず、WIN5の配当は跳ねませんでしたけど
これはその前で人気馬がある程度順当だったことに加えて、スターズオンアースの鞍上が川田だったから
「機械的に押さえた」人が多かったのかもしれません。
となると、こと桜花賞に関しては騎手人気に左右される可能性はありそうです。


【中山10R 鹿野山特別】
現状の中山の芝のコンディションがあまり上々とは言えない中で
じゃあ先行勢が有利か外差し勢が有利化というと、ペース次第でどうにでもなるような印象で
とにかく掴みにくい。
ただ、先週と昨日の芝のレースを見ていると調教でしっかり動いている馬が勝ち切っているように感じました。
そこで抜擢したいのが③パトリックハンサム。
3走前に東京で2着があるのでクラス負けはしないし、近2走も人気を考えると着順ほどは負けていない。
横山和生騎手に戻るのも好材料と言えそうだし、初手はここから入ってみたい。


【阪神10R ダイワスカーレットC】
非常に混戦ムードで、私が使っている某指数でも波乱示唆が出ている一戦です。
ザッと調教を見てみたところ関東馬に調教時計のいい馬が揃っている印象を受けましたが
中でも⑤ウインエクレールに一発ムードを感じました。
一昨年のスイートピーSを勝っているように実績はここでも引けを取りません。
確かに近走は掲示板に載っていないものの、前述のパトリックハンサム以上に着順ほどは負けていない。
松岡からミルコへの手替わりで新味が出れば面白いと思いますよ。


【福島11R モルガナイトS】
来週の中山にリステッドの春雷Sがあるのを考えると、桜花賞の裏の福島にそれなりのメンバーが揃ったように思います。
これまでの自分なら
「なんで春雷Sじゃなくてこっちなの?」というのを疑っていたのですけど
改めて番組表を見てみると
・開幕週の福島と連続開催最終週の中山との天秤
・モルガナイトSは別定Aで斤量設定自体はリステッドと変わりない。むしろ春雷Sがハンデ戦でそっちの方が不確定要素が強い。
そう思うと、無理に詮索しなくてもいいのかという気がしてきました。

それよりも「開幕週の福島」を重視した方が良さそうです。
現に昨日の芝1200mは、案の定の内枠先行祭りでしたから。

となると、絶好の1番枠を手にした①アサカラキングを素直に信頼した方がいいみたいですね。


【中山11R 京葉S】
ダート1200mのリステッドの一戦。
メンバーを見渡してみると、この距離にしては「ゴリゴリの逃げ馬」がいないですね。
なんか下手すると連闘の②ジャスパーウィンが行けそうな組み合わせです。

それを考えると千葉Sはいかにも展開がハマった⑧ケイアイロベージに、令月Sは栗東入厩が実った⑥スズカコテキタイは二番が利くのか少々怪しい。
両馬とも調教時計はそれなりにまとめてはいるけれども、どっちかから入るというのは違う気がします。

で、並びを見てみた時にスムーズに先行できそうな馬を考えると浮上するのが⑩パライバトルマリン。
根岸Sが、あのレースにしては珍しく先行決着だったのを思うと、
3番手追走から弾けなかったのには不満は残りました。
でも中央場所の重賞でしたからさすがに相手が強かったか。
それまでの3戦が地方交流の牝馬限定戦でしたからね。
なので相手関係が緩和する今回は、その「重賞で揉まれた経験」が活きるのではないかと。
今回のメンバーで「前走が重賞」というのは他に2年ぶりのクリノガウディーしかいませんし。


【阪神11R 桜花賞】
今年は、去年のリバティアイランドのような絶対的エースが不在。
今風に言うと「センター争いが熾烈」ということになるのでしょうか?w

確かに調教時計をチェックしても、自信を持ってコレ!と推せる馬もいないのですけど
実績と調教時計を手掛かりにすると◎は結局⑨アスコリピチェーノに落ち着きそうです。
前売り1番人気なのを思うと、人気が割れているので先の「桜花賞は2番人気が強い」説に倣えば
川田かモレイラのどちらかがもっと売れて2番人気になってくれるといいんですけどねw


対象5レースを俯瞰した時に、人気サイドで最も信頼できそうなのはモルガナイトSのアサカラキングだと感じました。
で、そこから逆算して「初手はこの辺かな~」という馬をピックアップしてみた次第です。

この日記へのコメント

藤沢雄二 藤沢雄二|2024年4月7日 23:06 ナイス! (2)

>せぶん☆さん
今日は堅かったですね。
これまで、桜花賞の回はこんなガチガチはなかったので
必至になって穴馬を探していたのに、これでは……😅

せぶん☆ せぶん☆|2024年4月7日 22:58 ナイス! (2)

WIN5の払い戻し金額、20600円でしたかね??
久々に堅ぁい決着でしたね。

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