覆面ドクター・英さんの競馬日記

覆面ドクター 英の 菊花賞 2023

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911

まず、先週の秋華賞の回顧から。リバティアイランドの三冠達成は、まあ誰もが疑わなかったんじゃないかと思いますが、早め先頭からの強い競馬でした。二頭軸に選んだマスクトディーヴァは最後すごい脚で追い込んできましたが、リバティアイランドと1馬身差とはいえ、負かすには惜しくない感じの2着でした。でも先が楽しみになるような好走でした。馬券的には3着がハーパーで人気サイドで残念無念。当たるも激安でした。3着は手広くかまえていたのですが、めちゃくちゃ人気サイドでは・・。WIN5も当たりましたが、小さい配当でした。年末まではWIN5に資金注入して頑張ってみます。年明けからはNISA上限いっぱいでの取り組みでしょうか。

それでは菊花賞の話へ。3000Mを使いたくない陣営が増えて、三冠の三つ目とは言え、避けられて秋の天皇賞に向かうのも普通になった時代ですが、スプリンター血統のニホンピロウイナー産駒でも折り合いつけば好走した例もあり、やはり同世代のクラシック3つめとして、できれば色んな馬に参加してほしいなあと思っています。でも京都だけにスピードも求められてゴリゴリのステイヤーにとっても決して向いてなかったりと難しい部分は多々あります。今年は、オッズ的には、ソールオリエンスとタスティエーラの皐月賞とダービーをお互い1,2着を分け合った2頭と友道厩舎らしく、距離延びてよいゆったりめ育成でのサトノグランツの3強を形成という構図になりそう。

<全頭診断>
1番人気想定 ソールオリエンス:皐月賞では豪脚みせての勝利だったが、ダービーでは不器用さでての2着止まり。そして悩ましいのは、秋の始動戦のセントライト記念で得意の中山だが、成長イマイチなのかな、という内容での2着。しかも調教の動きは正直あんまり良くない。後方からになりやすく、人気だが結構危ない面も・・。少し馬場渋るくらいが良いかも。

2番人気想定 タスティエーラ:弥生賞勝ち馬で、皐月賞2着、ダービー勝ちと、この世代のトップとも言える実績あげてきた。ただダービーはソールオリエンスらがもたついて、うまく行きすぎなくらいだったので、実力的にはそう差は無い。モレイラ騎手も魅力だが、三強の中で崩れるとしたら、この馬では。調教の動きは良い。

3番人気想定 サトノグランツ:春は京都新聞杯勝ち、秋の始動戦は神戸新聞杯勝ちと友道厩舎らしく、ゆったりめ育成と距離延長で良さ出てきた。川田騎手で人気になっちゃうだろうが好走必至だろう。ただ頭まで来る印象は無く、惜敗止まりでは。調教の動きは良い。

4番人気想定 ファントムシーフ:共同通信杯勝ち馬で、皐月賞で1番人気3着、ダービー3番人気8着とこの世代の上位として戦ってきた。前走の神戸新聞杯は初の逃げで3着と粘ったが、武豊騎手の絶妙な逃げで、これ以上は正直望め無さそう。ハービンジャー産駒もイメージより距離延びて良くなくて、この人気ならばっさり消しもありか。調教の動きは良い。

5番人気想定 ドゥレッツァ:新馬戦は出遅れて3着に取りこぼしたが、そこから4連勝の上り馬。名前の通り、父ドゥラメンテでノーザンFの馬で血統背景もしっかりしている。距離延長も平気そうで、かなり楽しみな一頭。出遅れたり、躓いたり、色々幼い面を見せながらの連勝だったが、三強まとめて負かすくらいの勢いあり。調教の動きも絶好で、大外枠で人気落してくれるとありがたい。ルメール騎手なのでロス減らして乗ってくれるだろう。

6番人気想定 ノッキングポイント:モーリス産駒らしく、ゆったりめに上昇というか、ややのらりくらり回り道しながら、前走新潟記念勝ちと結果出した。その前もダービー5着だし、毎日杯2着だし、世代上位馬なのは間違いない。

7番人気想定 ハーツコンチェルト:強い勝ち方だった新馬戦の後は世代トップレベルと言われていたが、どうにも前半もたついて勝ち切れず。青葉賞2着、ダービー3着とエンジンかかってからの伸びの良いのだが。神戸新聞杯は1番人気5着ととりこぼした。後方から行く馬は正直菊花賞では厳しく、ハーツクライ産駒だけに余分に期待されそうで、妙味ないタイプ。調教の動きは良い。JCの方がずっと向いているのでは。

8番人気想定 サヴォーナ:すでに10戦消化しており、その半数以上で出遅れているのだが、キズナ産駒らしくゆっくり上昇してきて神戸新聞杯でも10番人気ながら2着と激走した。逃げたり、差したり、様々な戦法も経験しており、あてにはならないが穴にはいいのでは。調教の動きも良い。

9番人気想定 リビアングラス:5戦3勝のキズナ産駒でデビュー以来2000Mを使われているようにスタミナ自信あるのだろう。ただここ3戦全て逃げているように、そう都合よく逃げられ無さそうで厳しいのでは。調教の動きは良い。

10番人気以下想定
トップナイフ:早い時期から活躍して京都2歳Sで2着、ホープフルSでも2着、弥生賞でも2着と好走続けた。ただ一線級相手となると厳しいようで皐月賞7着、ダービー14着と、負けは1.0秒以内だが物足りず。前走札幌記念で2着して復活ののろしをあげた。母父スピニングワールドでもあり、中距離馬で、この距離は正直あまり向いてないと思われる。調教の動きは良い。

ショウナンバシット:近年、資金力豊富なのか、かなり高い馬を買うショウナン軍団で、2.86億の馬で、母父がサドラー系の馬でもあり、更に距離延びて、良さが出るかもしれない。若葉S勝ち馬でもあるが、神戸新聞杯で7着だったのもあり、差はそうでもなかったが、激走難しいか。調教の動きは良い。

ナイトインロンドン:母父メジロマックイーンだけに距離的に期待したくなるが、3連勝で臨んだ神戸新聞杯で11着と惨敗し、ちょっと期待しにくくなった。和田騎手も年齢的なものか、買いにくくなってきた。調教の動きは良い。

ダノントルネード:5戦1勝だが1勝クラスでも2回2着と物足りないながら、京都新聞杯でも2着と好走した。ただ前走3勝クラスで2番人気6着と凡走しただけに、ここも厳しいのでは。調教の動きは良いが、中内田厩舎だけに、叩いての上昇少ないのでは。

ウインオーディン:勝ち星は未勝利勝ちのみで、母父フジキセキなように特にステイヤー感も無く、実力足りなそう。調教の動きは良い。中距離に戻っての狙いでは。

マイナルラウレア:ゴールドシップ×ロージズインメイ牝馬といういかにも瞬発力物足りなそうな配合な割には瞬発力そこそこ見せているが、神戸新聞杯8着だったようにトップクラスと比べると物足りない。調教の動きも普通。

シーズンリッチ:毎日杯勝ち馬だがダービー7着、神戸新聞杯10着と世代上位の馬ではあるが、G1では厳しい感じ。調教の動きは悪くないが。

パクスオトマニカ:プリンシパルS勝ち馬で勝った3つとも逃げという、逃げないとさっぱりというタイプ。そう都合よく逃げさせてくれなさそうだし、前走ダートもあまり向いている感じでなかった。ここ2戦が二桁着順なようで一変厳しそう。ローカル芝2000Mあたりでの逃げ馬という形に落ち着いていく馬では。調教の動きは普通。

<まとめ>
有力:ドゥレッツァ、サトノグランツ、ソールオリエンス、タスティエーラ

ヒモに:サヴォーナ、ハーツコンチェルト、ノッキングポイント

穴で:ショウナンバシット

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