グリーンセンスセラさんの競馬日記

【重賞展望】「北海道5戦5勝」のモンドクラッセVS香港「雷神」の見参!今年のエルムS(G3)は好調・三浦皇成騎手とJ.モレイラ騎手との一騎打ち!?

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【重賞展望】「北海道5戦5勝」のモンドクラッセVS香港「雷神」の見参!今年のエルムS(G3)は好調・三浦皇成騎手とJ.モレイラ騎手との一騎打ち!?─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016.08.12 http://biz-journal.jp/gj/2016/08/post_1050.html

 ダート重賞エルムS(G3)。注目は「北海道の申し子」と「雷神」との対決だ。

 モンドクラッセ(牡5歳、美浦・清水厩舎)は、まだ重賞勝ちこそないものの札幌、函館といった北海道のダート1700mに限っては5戦5勝の負け知らず。前走の大沼S(OP)も3馬身差で圧勝。単勝1.7倍という抜けた1番人気に応えている。

「特に滞在がいいというわけではないが、コース形態が合うのかもしれません」と陣営も何故北海道とここまで相性がいいのか掴みかねているが、そのコースで重賞が行なわれるのなら狙わない手はないだろう。「一回使って上積みはある。状態はいいですよ」と状態面でも自信を持っているようだ。

 さらに「前走のような競馬ができればハナにこだわらなくてもいいし、この馬のリズムで運べれば」と話しているように、前走は2番手から早め先頭の競馬で押し切っている。ハナに拘らない融通性ができたのは、逃げ馬にとって大きい。

 鞍上は主戦の三浦皇成騎手。函館2歳S(G3)を勝って今年初の重賞を成し遂げるなど、北海道シリーズになってから調子が上がっているだけに、もう一丁と行きたいところだ。

 対抗のロワジャルダン(牡5歳、美浦・戸田厩舎)は馬の実力も然ることながら、なんといっても「鞍上」が注目だ。

「来週の札幌記念(G2)に出走を予定している最強マイラー・モーリスに乗りに来た」と述べても過言ではない香港No.1のJ.モレイラ騎手が、今週から短期免許で参戦する。コンビを組むのが、このロワジャルダンというわけだ。

 モレイラ騎手は、札幌競馬に昨年のワールドオールスタージョッキーズで参加し、見事優勝を果たしている。他にもドバイシーマクラシック(G1)でラストインパクトを3着に導いた他、モーリスとのコンビで香港のチャンピオンズマイル(G1)を勝つなど、日本の競馬にも随所で存在感を発揮している世界的名手だ。

 昨年のみやこS(G3)以来、勝ち星から遠ざかっているロワジャルダンだが、「雷神」の異名を持つモレイラ騎手とのコンビでどう変わるのか注目だ。

 この2頭の争いに割って入るとすれば、実績上位のクリノスターオー(牡6歳、栗東・高橋厩舎)か。

 重賞3勝2着4回と、このメンバーでは完全に実績上位の存在だが、この1年間で重賞勝ちがないことが幸いして56㎏での出走できることは大きい。昨年は1番人気を背負いながら4着に敗れたが、蹄に不安があったようだ。

「爪の不安が解消したことで精神状態は昨年よりずっといい。不安があった昨年も4着と踏ん張った。一昨年は2着だし、三度目の正直としたいですね」と陣営が話しているように、今年は万全の態勢。

 鞍上の幸騎手は「ひと踏ん張りするかはその日の気分次第という感じ。できれば前向きさが欲しい」と注文を付けるが、ひと踏ん張りすれば十分に勝ち切る力はあるはずだ。

 前年の覇者ジェベルムーサ(牡6歳、美浦・大竹厩舎)も、当然ながら怖い存在だ。


次のページ▶▶▶ 昨年覇者の怖さは……

 昨年はこのエルムSで重賞初制覇を飾るも、その後に蹄の不安を発症。休養を余儀なくされていた。復帰したのは今年6月のブリリアントS(OP)だが、初の2100mと長期休養明けが重なったせいか、好位からズルズルと後退。8着と惨敗したが、これがこの馬の本来の姿でないことは明らかだ。

「いいですね。しっかりカイバを食べるし、元気です。よほど北海道の環境が合うのでしょう、久々でも前走より状態はいい。(勝った)昨年と同じくらいの雰囲気にあります」と陣営が立て直しに自信を持っているように、状態面での前進は明らか。最終追い切りの動きも、格下馬に3馬身先着と見違えているだけに一変の気配がありそうだ。

 他にも、マイル以下で堅実な競馬を続けているブライトライン、前走のマリーンSで復活の勝利を挙げたショウナンアポロン、地方馬として参戦してくるナムラビクターなど、伏兵陣にも大きな差はないだけに波乱の要素も十分だ。

 頭数こそ12頭程度にとどまりそうだが、その分メンバーが揃ったエルムSは14日(日)の15時25分に発走予定だ。

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