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【南関東重賞展望】ブルーバードカップ2024 ダート戻りアンモシエラが主役も、他のJRA勢にも注意

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【南関東重賞展望】ブルーバードカップ2024 ダート戻りアンモシエラが主役も、他のJRA勢にも注意


ブルーバードカップ・レース概要】
船橋競馬場のダート1800m戦で争われる重賞競走。創設は1956年で当時はアラブ系の3歳馬によるレースだった。1998年にサラブレッド系も出走可能なオールカマー競走となり、翌1999年からはサラブレッド系のみのレースとなった。
その後、2005年を最後に重賞競走としては休止となり、翌2006年からは特別競走となった。そして2017年に準重賞競走に昇格。さらにダート競走の体系整備に伴い、昨年は行われず、今年1月にJRA所属馬も出走可能なダートグレード競走として再び重賞競走となった。格付けはJpn3。
地方所属の1着馬には、羽田盃への優先出走権が付与される。

ブルーバードカップ・検討のポイント】
JRA所属馬が出走可能となった以上、やはりJRA勢に注目せざるを得ない。もちの木賞を勝ったアンモシエラに注目が集まりそうだが、他にも1勝クラスで勝利を挙げている馬もいて、その比較がポイントとなりそうだ。

ブルーバードカップ・出走馬概要】
アンモシエラ
ブリックスアンドモルタル産駒の牝馬。藤田菜七子騎手騎乗で話題となった前走のホープフルステークスは15着に敗れたが、初芝だっただけに参考外でいいだろう。前述した2走前のもちの木賞勝ちを評価すべきで、当時の鞍上・坂井瑠星騎手に手が戻る点もプラス材料となりそうだ。

バロンドール
アンモシエラと同じ栗東・松永幹夫厩舎の管理馬。ニューイヤーズデイ産駒の牡馬。未勝利勝ちは京都・ダート1800m戦、1勝クラス勝ちは阪神・ダート1800m戦で距離に対する不安はない。この2つのレースの間に、阪神・芝2000m戦のエリカ賞を挟んでいるが、7着という結果からダート向きと判断され、今回の出走に至ったと思われる。
デビュー戦から松永幹夫調教師とは騎手時代の同期にあたる横山典弘騎手が手綱を取り続けており、京成杯を勝ったダノンデサイルと同様、同騎手が騎乗しながらレースを教えている印象があり、人馬共に注目すべき1頭だ。

エコロガイア
Speightstown産駒の牡馬で米国産。外国産馬で、鞍上に笹川翼騎手を起用するあたりは、森秀行調教師らしい参戦と言えるかもしれない。未勝利戦は京都で、1勝クラスは阪神でそれぞれ勝ち上がっているが、いずれもダート1200m戦で、今回は距離延長が課題となりそうだ。コースを知り尽くした鞍上が、そのスピードをどのように活かす走りを見せるか、注目したい。

上記のJRA勢3頭に共通しているのは、左回りコースの経験がないという点。地方所属馬に食い込む可能性があるとすれば、左回りコースへの対応力ではないだろうか。その意味では、トライアルのチバテレ盃で逃げ切り勝ちを決めた地元・船橋のバハマフレイバーは面白い存在となりそうだ。JBC2歳優駿で3着に入った道営のブラックバトラーも気になるが、当時は勝ち馬から2秒0離されており、過大評価はできない。


(文・菅野一郎)

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