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【南関東重賞展望】スパーキングレディーカップ2023 サルサディオーネの後継者となる南関東所属馬は?

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【南関東重賞展望】スパーキングレディーカップ2023 サルサディオーネの後継者となる南関東所属馬は?


【レース概要】
「砂の女王」と呼ばれた名牝を記念し、「ホクトベガメモリアル」と銘打たれている牝馬限定戦。JRA所属馬も出走できるダートグレード競走である。歴代の勝ち馬から、メーデイア(2013年)、ホワイトフーガ(2016年)、ファッショニスタ(2020年)の3頭が同年のJBCレディスクラシックを優勝するなど、ダート戦線で活躍した牝馬たちによる名勝負が見られるレースでもある。川崎競馬場のダート1600m戦で争われる。

【検討のポイント】
2021年に南関東・大井所属のサルサディオーネが優勝しているが、同馬は2020年と2022年にも3着に入っており、JRA所属馬と互角に渡り合った地方所属馬だった(中央馬だった2019年にも2着あり)。今年3月のエンプレス杯を最後に引退したサルサディオーネの後継者となる南関東所属馬を探すのが、より高配当を目指す上でも面白いレースと言える。

【出走馬概要】
スピーディキック
昨年の桜花賞(浦和)、東京プリンセス賞の2冠を制した4歳牝馬。関東オークスでは3着に敗れたが、その後も戸塚記念ロジータ記念東京シンデレラマイルと3連勝しており、南関東を代表する牝馬となった。
今年はJRAのフェブラリーステークスに挑戦して6着、かしわ記念で6着と、牡馬も含めた一線級の胸を借りるレースが続いているが、牝馬限定戦となる今回は相手関係が楽になったと言えるだろう。
昨年の関東オークスで敗れたグランブリッジとは斤量差が3キロあり、逆転も十分に狙えそうだ。

ノーブルシルエット
サルサディオーネと同様、JRAから南関東に移籍してきた馬。このレースが南関東所属馬と
しては初戦となる。中央では3勝クラスを勝ち上がった後、馬券に絡むことはできなかったが、地方のダートで変わり身を見せるようなら面白い。鞍上はサルサディオーネの手綱を取っていた矢野貴之騎手。今回、グランブリッジ以外のJRA所属馬がやや手薄なだけに、3連複・3連単の相手候補には十分になり得る存在と言えるだろう。

グランブリッジ
川崎では昨年の関東オークス、今年のエンプレス杯をそれぞれ勝っており、2戦2勝とコース適性は高そうだ。但し、58キロを背負う点が気がかりで、今回は3キロ軽いスピーディキックに関東オークスで付けた0秒7差がどうなるのか?が馬券検討上のポイントとなりそうだ。オッズは無視して「何が何でも馬券を当てたい」という人でなければ、思い切って買い目から外してみるのも面白いかもしれない。

この他、JRAからはタガノクリステル、エナハツホ、レディバグが出走する。この3頭の中では、船橋・マリーンカップで2着に入ったレディバグに注目したいが、当時勝ち馬ペルアアには5馬身差を付けられているだけに、このメンバーでは2・3着までだろう。

個人の価値観が絡むので押し付けることはできないが、グランブリッジが敗れると考えて、スピーディキックやノーブルシルエットなど、南関東所属馬を中心とした馬券を組み立て、サルサディオーネの後継者探しをしたほうが、楽しくレースを観戦できるのではないだろうか。その上でグランブリッジが58キロを克服して勝利した際は、その強さに拍手すると共に、ハズレ馬券代は観戦料ということで。


(文・菅野一郎)

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同姓同名の別人カンチ|2023年7月5日 17:52 ナイス! (1)

毎回指摘したくないけど
>0秒7差
こういった全角半角混じりの表記は
読んでいて違和感があります

やっつけ仕事で掲載しているのかもしれませんが
アップする前に、ご自身で見直ししてはいかがでしょうか

最後の一文は攻めの予想なつもりでしょうけど
余計な一言で守りに入っているのが、何ともしっくり来ないですね


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