競馬場の神様さんの競馬日記

第64回 有馬記念回顧

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 見事、今年の有馬記念を制したのは、D.レーン騎手が騎乗する3枠⑥番のリスグラシューだった。

1.『大右記』ではなく『小右記(しょうゆうき)』には、3人の娘を天皇と結婚させた内容の和歌が収蔵されているが、このレースが行われた12月22日は、その和歌を詠んだ藤原道長の長男である頼通が関白に就任した日。
2.lilac = orange blossom 同様、花嫁が結婚式で髪にさしたり、手に持ったりすることで知られる花。詳しくは、6⃣0⃣AJCCの回顧である「You can’t put new wine in old bottles.」を参照。
3.ルパン3世のルパン(Lupin)と同じフランス語であるリスグラシューのリス(Lys)=百合= 「lil」y =「lil」ac。日本の首相に「誰も勝てない」と言わしめた小池百合子知事には、札幌の問題にめげず、是非とも素晴らしい「ダイ」ユウ「サク」=「大」「輪」の花を「咲」かせる=東京五「輪」を実現してもらいたい。頑張れニッポン!

 ゆり【百合】葉はササに似た多年草。枝の先に、⑥枚の花びらが有る“大”形の花を開く。


《有馬記念 Q&A》
Q.なぜJRAは一日限定免許を出してまで、D.レーン騎手の騎乗を認めたのか?
A.ジャパンCが国際招待競走なのであれば、ジャパンCの代替レースである有馬記念も、当然、国際招待競走でなければならない。そして、対象となるレースのために来日するからこそ、そのレースは国際招待競走たりえると、つまり、そうゆうことですね。

Q.春天の施行後~秋天の施行前に亡くなった場合は、クイーンエリザベス2世Cを天皇賞化するというが、クイーンエリザベス2世Cは春天のすぐ後に施行されるため、元号が一新された後の第1回天皇賞(春)=クイーンエリザベス2世Cは、次の年からになるのではないか?
A.それでいいんです。なぜなら、1の前は奇数でも偶数でもない0だから。今回は生前退位だったため、急逝した場合とは異なり、あらかじめ一新する日を指定することができた。そのため、亡くなった翌年ではなく、0に当たる年のクイーンエリザベス2世Cを天皇賞化したに過ぎません。それでは、なぜ、秋天の施行後~春天の施行前ではなく、わざわざ対策を必要とするような日付を選んだのか。それは紛れもなく、新しい元号が0=令和(00)だからです。令和という元号を考えた人、偉い!(笑)

Q.春天+秋天=JCから、もしJCの1着賞金が増額されるのであれば、それに伴い、両天皇賞の賞金も増額されるのか?
A.今年の有馬記念が春天馬の入った枠(春天=奇数=1着)と秋天馬の入った枠(秋天=偶数=2着)で決まったのは、このレースが春天+秋天=ジャパンCであることを宣言する必要があったからでしょう。ですから、もしJCが増額されるのであれば、その額は香港Cと同じ4億ではないかと私なんかは睨んでいますが、今回のような決着構造で対処できることに加え、既に名前で引き継いでいる以上、仮に1.5億+1.5億=3億といった図式が崩れたとしても、何ら問題はありません。果たして、増額されるのか?はたまた有馬が減額されるのか?今後の動向に注目です。

Q.有馬が1着賞金を揃えることでジャパンCを引き継いだのであれば、香港Cも有馬同様、1着賞金を揃える必要があるのではないか?
A.必要ありません。なぜなら、香港「カップ」は名前でジャパン「カップ」を引き継げるから。有馬は有馬+記念で、名前で引き継げないからこそ、賞金で引き継いだわけです。そうは言っても、今年のジャパンCには、ちゃんとディープインパクトメモリアル(=ディープインパクト記念)といった副題が附されている。心憎いじゃありませんか(笑)


・AJCC回顧 → https://www.facebook.com/usuda.keiichi/posts/2110327795725127

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