とらきち社長さんの競馬日記

ヴィクトリアマイルのレース傾向と注目馬

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今年のヴィクトリアマイルの特徴としては「逃げ馬不在」であること。先行馬は多いがどうしてもハナでという馬が不在で、誰かが単騎で行ってしまえばそのまま流れが落ち着く可能性十分。過去5年で最も中盤の流れが落ち着いたのは2021年でこのレースは勝ち馬グランアレグリアが大阪杯からの距離短縮臨戦だったことを始め、ランブリングアレーやマジックキャッスル、ディアンドルなど1800〜2000の重賞で好走歴があった馬が上位を占めた。また、2019〜2021年の勝ち馬はいずれも距離短縮ローテで昨年の勝ち馬ソダシもマイルとはいえダートからの臨戦とマイルより長い距離走れる経験値や実績が必要になっているレース。短距離質になることもあるレースなのでどちらに方向性が傾くかは賭けだが、今年は中距離質適性が求められる方に絞って考えたい。そういった上ではスターズオンアースは外せない存在。馬場バイアスはありがらも勝ち切った桜花賞から高速マイルの流れになっても対応可能。ここ2戦は阪神内回りでの差し遅れで、崩れるとしたら前走だと思っていたところで好走されたので広いコース×牝馬限定に戻る今回は切るのが難しい。ソダシも2000だと長い印象だが昨年の札幌記念はパンサラッサ・ジャックドールという強力な先行馬がいてマイラー寄りのこの馬には厳しいラップになっての敗戦で、中距離質のマイルではまだまだ健在。ナミュールも差し遅れの可能性はあるが中距離こなすし東京新聞杯くらい走れば。想定上位人気勢に隙が少なく好んで切りたい馬がいない。一発あるとすればラップ構成が似通いそうな昨年の府中牝馬S好走馬イズジョーノキセキとアンドヴァラナウト。ともに前走・阪神牝馬Sでは極度のイン前バイアスに弾かれての敗戦で上位人気勢が崩れたときに一枠あっていい。

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