白ニコさんの競馬日記

競走馬の堆肥で育てた米で清酒 「勝利馬」小西酒造と立命大開発

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文章、画像は、毎日新聞より。

 小西酒造(兵庫県伊丹市)と立命館大は、競走馬の堆肥(たいひ)で土をつくって栽培した米で清酒「勝利馬」を開発した。7日から出荷を始める。

 農家の経験と勘を頼りにしていた土づくりで、立命館大生命科学部の久保幹(もとき)教授(環境微生物学)は土壌中の微生物量などを基に肥沃(ひよく)度を判定できる手法を確立した。土壌を改善すれば環境負荷が少なく、よい農作物ができるという。その手法を応用し、堆肥の品質も分析、評価できる。

 この技術を使い、琵琶湖水系の田渕農場(滋賀県草津市、田渕竹男代表)が米作り。収穫後、田の土壌を診断し、田植えまでの期間に競走馬からの有機物などでつくった堆肥でさらに豊かな土にした。

 滋賀県には日本中央競馬会の栗東トレーニングセンターがある。飼育されている競走馬は、徹底したドーピング検査に備えて薬物や餌が管理され、化学物質を含まない安全な堆肥ができるという。

 小西酒造は、生産されたコシヒカリで清酒を醸造。小西新右衛門社長によると、米の特徴を引き出すため精米歩合は50%と削り過ぎず、香りと味のバランスを追求したという。初回は200本、年間3600本の販売を予定。1本720ミリリットル入りで3850円。オンラインショップ(https://choujugura.com/)で予約、購入できる。
【亀田早苗】

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