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昨日行われた帝王賞は伏兵・ケイティブレイブが差し切り勝ちをおさめました。
オールブラッシュとのハナ争いになるのかな?
と戦前は思っていたんですけど、蓋を開けてみたら、スタートで出遅れ、まさかの中団待機。
いつもと違う競馬になりましたので、「これは厳しいか…」という感じでレースを見ていましたが、
直線で抜け出したクリソライトをあっさり差し切り、初のGⅠ制覇を果たしました。
展開が上手くハマった感は否めませんけど、
差す競馬で結果が出せたのは大きな収穫になったはずですし、
まだ4歳ですから、今後の成長も見込めると思います。
本命のクリソライトは完全な勝ちパターンに持ち込んだんですけどね…。
ケイティブレイブにあの鬼脚を使われてしまってはどうしようもありません。
アウォーディー、アポロケンタッキー、ゴールドドリームのドバイ組はいずれも凡退。
海外遠征帰り初戦でしっかりと仕上げるのはさすがに難しいのでしょう。
今回ばかりは致し方ない凡退だと思います。
それでは、今日の本題、CBC賞追い切り診断にいきましょう。
(注意点)
追い切りの時計や動きの良し悪しについては、
JRA-VANが提供している動画やデータからジャッジを下しています。
■アクティブミノル ★★★★
最終追い:栗東坂路 50.4-36.1-23.5-11.6(4F)
水曜・栗東坂路の一番時計をマークしました。
開門直後に追い切りられたので、良い時計になるのは当たり前かもしれませんが、
近走の成績不振を感じさせないくらい、良好な動きを見せています。
■アリンナ ★★★
最終追い:栗東坂路 56.9-41.8-26.4-12.5(4F)
時計が示す通り、上がり重視の追い切りだったのですが、
最終追い切りでしっかりと攻めきれないのは、体質的な問題があるんだと思います。
■アルティマブラッド ★★★
最終追い:栗東坂路 52.7-38.1-24.7-12.2(4F)
時計自体はそこそこですけど、迫力十分な動きを披露しています。
でも、舌を出す面が見られましたので、レースで気の悪い部分を見せると厳しいかも。
■エイシンスパルタン ★★★
最終追い:栗東坂路 52.1-38.1-25.0-12.6(4F)
2週前には栗東坂路で4F・49.1秒という破格の時計を叩き出していますので、
半年ぶりでも出走態勢は整っていると思いますが、最終追い切りの動きはやや緩慢な動きに見えました。
■オウノミチ 追い切り動画なし
最終追い:栗東坂路 53.7-38.7-24.8-12.2(4F)
■オメガヴェンデッタ ★★
最終追い:栗東CW 85.0-68.5-53.5-39.2-12.3(6F)
1週前に栗東坂路で53.0-38.3-24.6-12.1という右肩上がりのラップをマークしているのですが、
最終追い切りは2歳馬(トロワゼトワル)と併走して、先着を許してしまいました。
トロワゼトワルは日曜の新馬戦の有力候補なんですけど、2歳馬相手に遅れてしまったのはいただけません。
■シャイニングレイ ★★★
最終追い:栗東坂路 54.6-39.1-25.0-12.2(4F)
道中で頭を上げる場面こそありましたけど、力強い脚さばきで坂路を駆け上がっていきました。
若干スピード不足な感じがありますが、気難しいタイプなので、1200mは合うと思います。
■スノードラゴン ★★★
最終追い:美浦坂路 53.0-38.8-25.4-12.1(4F)
とても素軽い走りを見せていて、年齢的な衰えは感じません。
この馬なりに順調な仕上がりです。
■セカンドテーブル 追い切り動画なし
最終追い:栗東CW 82.6-67.0-51.7-37.5-11.6(6F)
■タイムトリップ ★★★
最終追い:美浦南W 67.3-52.7-38.1-12.8(5F)
リズムカルな走りでウッドコースを駆け抜けていたのですが、
2走前(NZT)と前走(NHKマイル)は併せ馬だったのに、今回は単走で追い切られた点が気掛かりです。
■ティーハーフ ★★★
最終追い:栗東坂路 51.6-37.5-24.8-12.4(4F)
7歳になりましたが、相変わらず良い時計を出していますので、順調だと思います。
今年の高松宮記念時の方が良い動きでしたけど、力を出せる状態に仕上がっています。
■トーセンデューク ★★★
最終追い:栗東CW 53.5-38.0-12.0(4F)
終い重点で軽めの追い切りでしたけど、
走りもブレていませんし、しっかりと仕上がっている事をうかがわせる内容でした。
パワータイプではないと思うので、戦績が示す通り、良馬場でこその馬だと思います。
■トウショウドラフタ ★★★★
最終追い:美浦南W 68.3-53.0-38.7-12.9(5F)
頭の位置が高いところが引っかかりますが、
前走(京王杯SC)時よりもスムーズな動きを見せていたと思います。
脚さばきもしっかりしていましたし、状態は良好です。
■ナリタスターワン 追い切り動画なし
最終追い:栗東CW 84.9-67.2-51.4-37.7-12.2(6F)
■メイソンジュニア ★★★★
最終追い:栗東坂路 53.0-38.3-24.8-12.3(4F)
ファルコンS時と比べると物足りない動きでしたけど、
坂路でべらぼうに動くタイプじゃないので、この馬なりには仕上がっているようです。
■メラグラーナ ★★★★★
最終追い:栗東坂路 53.5-37.6-24.7-12.3(4F)
やや緩い馬場状態でしたが、フォームがブレる事はなく、真っ直ぐに駆け上がってきました。
道中で抑えも利いていましたし、休み明けを感じさせない動きだと思います。
■ラインスピリット ★★
最終追い:栗東坂路 55.8-40.1-25.3-12.4(4F)
時計の通り、軽めの最終追い切りになりました。
まずまずの動きだったんですけど、舌を出していましたので、レースでの集中力が課題になりそうです。
■ラヴァーズポイント 追い切り動画なし
最終追い:栗東CW 53.1-38.5-12.5(4F)
追い切りの良し悪しだけなら、牝馬・メラグラーナのデキがズバ抜けていると思います。
実績的にも勝ち負けして当然の存在なんですが、
問題はレース当日の馬場状態。
道悪だと全然走らないタイプですから、悩ましいところです…。
他では、トウショウドラフタとメイソンジュニアの動きも良かったですし、
近走成績を無視すれば、アクティブミノルも面白い存在になると思います。
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