グリーンセンスセラさんの競馬日記

戸崎圭太騎手の成績

 公開

182

不振の戸崎圭太騎手の成績が「携帯番号」?クリーンな騎手が一転「負のスパイラル」止まらず......思い出されるのは昨年騒がれた"あの騎手"の凋落ぶり━ gambling journal ギャンブルジャーナル2017年02月09日 08時00分00秒/ http://biz-journal.jp/gj/2017/02/post_2537.html


「.090‐.270‐.310」

 一見、携帯番号にも見えそうだが、これは今年の戸崎圭太騎手の「勝率‐連対率‐3着以内率」である。

 2月の東京・京都開催が始まり、戸崎騎手も一時の大不振を脱した感があるが、リーディングを獲得した昨年の「.193‐.331‐.437」から比べればまだまだ物足りない数字だ。特に勝率が思わしくなく、リーディングこそ現在8位と「定位置」が近付いてきたが、勝率自体は全体の34位と完全に「勝ち切れない騎手」になっている。

 先週も勝ち星こそ3勝とまずまずだが、それ以上の"量産体制"に入っているのが5回を記録した「2着」の数だ。それも5回の内、3度が1番人気と取りこぼしも目立つ。

 このようなうだつの上がらない状況だからこそ、どうしても様々な「風評」が聞こえてくるものだが、最近特に騒がれているのが戸崎騎手のあまりにも恵まれ過ぎている「馬質」に関してだ。

「いいタイミングで乗せていただきました」

 勝利騎手インタビューではもちろん、レースに挑む前でさえ、最近の戸崎騎手からはよくこのフレーズが聞かれる。「定番」と述べて良いほどお馴染みの言葉だ。

 無論、この言葉に他意はない。戸崎騎手からすれば周囲への感謝を込めた発言なのだろうが、その裏には「いいタイミングで降ろされた騎手」が必ず存在しているのが現実だ。

「3年連続のリーディング騎手ということもあって、戸崎騎手の騎乗馬の質は『全ジョッキーNo.1』といっても過言ではありません。武豊やルメール、デムーロといった強豪がいない関東所属ということも大きい。集中的に良い馬が集まる中、勝っている間は問題ないですが、勝てなくなると必要以上に不振が目立ちます。

 特に競馬の場合、何かと馬券が絡んでくるので、人気馬で勝てないとその分"被害者"も増える。自分が買った騎手が来なかったら、どうしても『裏切られた』と思ってしまうのが競馬ですからね。その上で、人気馬で勝てないとすぐに『下手だ、なんだ』という声は上がりますし、その一方で戸崎騎手に勝てそうな馬が次々回って来る状況を快く思わないファンも増えているようです」(競馬記者)

 確かに続々と有力馬の依頼が集まって来る戸崎騎手は、必然的にとにかく「乗り替わり」が多い騎手でもある。

 昨年の戸崎騎手は重賞13勝とリーディング騎手に恥じない活躍をしたが、その内、デビュー戦から手綱を執り、いわゆる「主戦騎手」として勝ったのはルージュバックだけ。今年に至っても、JRA重賞で「前走も戸崎騎手が乗っていた」という馬は根岸S(G3)のベストウォーリアただ1頭。他はすべて、乗り替わりという状況だ。

 最近でも、四位洋文騎手がスワーヴリチャードに騎乗するために、空白となった昨年の2歳王者サトノアレスの鞍上が戸崎騎手に決定。無論、腕があるから良い馬が集まるのだが、これだけ集中的になると、どうしても「美味しいとこ取り」という見方は消えない。

 戸崎騎手からすれば、いい時も悪い時も目の前の一鞍に全力を傾けているだけだろう。だが、もともと職人気質で朴訥なイメージがあるだけに、先述した「いいタイミングで乗せていただきました」という一言にしても、上手くいっている時は好意的に捉えられるが、悪い時には皮肉に聞こえてしまうこともある。

 一時は、その素朴なキャラや謙虚な発言で人気を博した戸崎騎手。だが、最近は成績が伴わないため、何かと「悪役」にされてしまうようだ。なんとなく今の状況は、同じ地方出身騎手で昨年は大スランプに苦しんだ岩田康誠騎手の"凋落"ぶりに似ていなくもない。

 昨年の岩田騎手も急に重賞が勝てなくなって1年以上苦しむ羽目になったが、実は戸崎騎手も今年は重賞未勝利。それも昨年10月の富士S(G3)以来、勝てていないのだ。

 また、昨年は史上初の制裁点0でリーディングを達成し、クリーンな騎手としても知られる戸崎圭太。だが、先週の競馬で斜行してしまい、約1年4か月ぶりに制裁を受けている。

 杞憂に終わればいいが、これまで順風満帆だった戸崎騎手の中で、何かが狂い始めているのかもしれない。

この日記へのコメント

コメントはありません。

新着競馬日記

人気競馬日記