銀色のサムライさんの競馬日記

中京記念 事前展望

 公開

218

まずは、本日行われたスーパージョッキーズトライアルの結果から。
昨日の日記では「8位の木村健騎手までが優勝圏内」と書いたんですけど、
蓋を開けてみたら、第1戦・第2戦の合計で4ポイントの藤田弘治騎手が、
第3戦・第4戦を連勝して、大逆転でワールドオールスタージョッキーズへの出場権を掴みとりました。
出場12人中11位からのマクり。ここまでの逆転劇は予想できませんでした。

藤田弘治騎手は、1980年生まれで現在35歳。
2001年に金沢競馬で騎手デビュー。2014年度の金沢競馬リーディング2位。
金沢の中堅騎手で、ここ数年は安定した成績を残している騎手です。

地方競馬からの出場枠はあと1つあります。
もう1人は道営所属の騎手で、
2014年4月から、今日の門別競馬全レース終了までの成績で1着回数が最も多い騎手が、
ワールドオールスタージョッキーズに出場します。
20時40分が最終レースなので、その後に出場騎手が確定、という流れになります。


つづいては、中京記念の事前展望です。
右の表と一緒にご覧ください。

中京記念は、3年前から1600m戦に変更されて、施行時期も夏に移行。
2000m時代も荒れるレースだったんですが、
1600mになって余計に荒れる、という印象が強くなっています。

3年連続で3連単の配当が10万円超え。
昨年と一昨年は、馬連でも万馬券。
1番人気馬は馬券圏内どころか、掲示板内に入った事もありません。

過去3年のレース内容を掘り下げていくと、
3年連続で8枠の馬が連対を続けています。
馬場の外めを回る馬、中団・後方待機から大外一気で差し込んでくる馬の台頭が目立ちます。

また、3年連続で、ミスタープロスペクター系の代表格であるキングカメハメハ産駒が2着に入っています。
中京の第3回開催全体を見てみても、先週末までで芝1600m戦が9レースあって、
そのうちの8レースで、父か母父がミスタープロスペクター系の馬が3着以内に入っています。
(唯一の例外が7月11日の中京12R)

過去の傾向をまとめますと、

●とにかく荒れる

●外枠・外差し優勢

●父・母父ミスタープロスペクター系の血統の馬がよく走る

この3点を頭の中に入れた上で予想していくのが、
的中への近道だと思います。


それでは、今年の出走予定馬について触れていきましょう。

トップハンデがカレンブラックヒルで58.5kg。
最も斤量が軽いのがアルマディヴァン、オツウで52kg。
どちらも牝馬で、牡馬よりも-2kgというのが基本ですから、
そういう観点で見ていけば、牡馬で53kgのゴールドベルが最も楽なハンデ、といえるかと思います。

今年の中京記念は、
レッドアリオン、カレンブラックヒル、トーセンレーヴ、といった重いハンデを背負う馬に、
準OPを勝ったばかりのダローネガが間に割って入る、という人気の構成になると予測しています。

レッドアリオンとカレンブラックヒルの2頭は、脚質が似ていて、
どちらも前めにつけて、早めに先頭に立って、そのまま押し切る、というのが勝ちパターン。
外差しがバンバン決まる過去の中京記念の傾向に合致しない脚質です。
今までと同じようなレースをしていたらダメだと思います。
でも、ハンデが示す通り、地力上位なのは明らか。
脚質不利でも乗り手の工夫次第では、地力の高さで押し切る可能性も否定できません。

トーセンレーヴは、前走・洛陽Sで、2012年11月以来の馬券圏内を確保。
良血でいつも過剰人気するのがネックなんですけど、
外国人騎手騎乗の時に走る馬ですし、今回のメンバーなら楽に勝っても不思議じゃない存在です。

上がり馬・ダローネガは、今の中京の馬場にフィットするのかが最大のポイント。
昇級戦で55kg、というハンデもやや見込まれた感があります。
重賞でも格負けしない逸材だとは思うんですけど、マイナス面があるのも忘れずにいたいです。


右の表の「血統」の欄で、赤文字になってるところがあるんですが、
これは、父か母父にミスタープロスペクター系の血が入っている馬がいる事を示しています。

各馬がどの枠順に入るのかも、取捨判断の大きな要素となります。
でも、先週の日曜の中京芝レースでは、馬場の内を突いて好走するパターンが目立ちました。
最終レースのフィリピントロフィーは、ずっと内ラチ沿いを通っていたタガノザイオンが1着。
基本的には、馬場の内は荒れていますから、外から差しこむ馬が有利なんですけど、
ダートで好走歴のある馬は内から差してくるケースも考えられます。


今年の中京記念も、過去3年と同じかそれ以上の難易度の高さです。
レース展開も読みづらい状況ですし、天候もどうなるのか不透明。
僕は、今年も荒れそうな感じがするんですけど、皆さんの見解はいかがでしょうか。

この日記へのコメント

銀色のサムライ 銀色のサムライ|2015年7月24日 19:40 ナイス! (0)

>take9174さん

ダローネガは、勢いはメンバー中ナンバー1ですよね。
2歳時から重賞戦線で活躍していた馬ですし、
ハンデ重賞ならば、上位争いしても不思議ない存在ですよね。

take9174 take9174|2015年7月23日 22:26 ナイス! (1)

こんばんわ。
かなり難しいレースですねぇ。
ダローネガはハンデにも恵まれ
重賞初制覇の勢いでしょうか。
期待します。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記