藤沢雄二さんの競馬日記

その血統を信じて!~POG第17節~

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今週のPOG戦線も出走は1頭だけ。
日曜日の中山の芙蓉Sにボスジラが出陣です。

【出走】
・9月23日 中山9R 芙蓉S
☆ボスジラ(田辺裕信騎手)

ボスジラの調整過程は以下の通り。

【ボスジラ】
田 辺 ◇ 美南 W良 67.3-52.1-38.3-13.0 [8] 馬ナリ余力
助 手 9. 2 美南 坂重 1 回-59.2-43.9-29.8-14.9 馬ナリ余力
助 手 9. 5 美南 W重 69.1-53.5-39.4-13.4 [3] 馬ナリ余力
サトノキングダム(古1000万)馬ナリの内1.0秒追走同入
助 手 9. 9 美南 W稍 54.5-40.0-13.0 [7] 馬ナリ余力
ロジャーズクライ(二未勝)馬ナリの外0.6秒先行同入
助 手 9.12 美南 W良 68.4-54.1-40.1-13.5 [7] 直一杯追う
ロジャーズクライ(二未勝)末強目の内0.8秒追走3F併同入
助 手 9.16 美南 坂稍 1 回-57.4-42.3-27.9-13.7 馬ナリ余力
ロジフレンチ(三未勝)馬ナリに0.4秒先行同入
助 手 9.20 美南 W良 70.1-54.2-39.7-13.2 [9] 馬ナリ余力
プロディガルサン(古1600万)直一杯の外1.8秒先行0.1秒遅れ

美浦に戻ってきてからはウッドでの併せ馬を4本消化とそれなりに乗り込んでいる印象。
でも国枝調教師の「放牧に出して馬体は増えているけど、稽古は平凡で大きく変わった感じはない。ただ、実戦ではいい走りをするし、これから良くなってくれるんじゃないかな」というコメントを額面通りに読むと、少々ズッコケるところはあります(^^;

しかしながら裏を返せば「ここ目標」というよりは通過点であってほしいわけで、そこは「余裕残しで勝てないくらいではクラシックなんてとてもとても」というメッセージだと解釈したいですね。そのためには変に他陣営を刺激しない言い回しも必要なのでは?と思います。

芙蓉Sが中山2000mにリニューアルされて今年が4回目になるのですが
・1番人気未勝利
・勝ち馬は新馬勝ちから直行
・勝ち馬の父はディープインパクト→ルーラーシップ→ルーラーシップ
データ的にはざっとこんなものですかね。

今年は新馬勝ち直後の馬が5頭いるので難しいところではありますけど、相手はミッキーブラックよりもカイザースクルーンの方だと思っています。
これは若干のオカルトかもしれませんが、個人的に「芦毛は芦毛を連れてくる」というのを信じているのでw

で、肝心のボスジラなんですけど、母のミスパスカリはディープインパクトとの間にボスジラで5頭目の牡馬を授かっているのですが、ざっくりと全兄4頭の傾向をいえば「小回りのコーナー4回の競馬に滅法強い」というのが見えてくる。
マウントロブソンは小倉のあすなろ賞、中山で2000mの未勝利戦とスプリングS、そして福島の福島テレビオープンと通算5勝の内4勝がコーナー4回の小回りコース。またPOG的には不発だった1歳上のシエラネバダでさえも、ちょうど1年前の阪神2000mの未勝利戦ではケイティクレバーを問題にしなかったくらいなので、この兄弟の内回り適性は相当に高い。
だから新馬戦を勝った瞬間に個人的には「次は芙蓉S」と思ったので、新馬戦直後のコメントで「秋の東京戦を…」という言葉が出てきた時には「えっ!?」と思ったものですけど、それが思惑通りに芙蓉Sに変更になって、ましてや先に福島で新馬戦を勝っていたミッキーブラックとカイザースクルーンにぶつける形になるのですから、それ相応の勝算はあると思いますよ。

午前11時50分の段階で単勝3番人気と手頃な人気なのは好材料。
8頭立てではあるけどコース形態から間違っても超スローで上がり33秒台を求められるような競馬にはならないでしょうから、ここはキッチリと結果を残してくれると期待します。

【調教】
【アドマイヤジャスタ】
畑 端 ◇ 栗東 坂良 1 回-53.9-38.5-24.7-12.4 末強目追う
助 手 9.16 栗東 坂重 1 回-56.1-40.6-26.4-13.2 馬ナリ余力
井上敏 9.20 栗東 CW稍 82.8-66.6-52.2-38.2-12.3 [4] 馬ナリ余力
スワーヴアラミス(古500万)一杯の内クビ先着

【マイディアライフ】
助 手 ◇ 栗東 坂良 1 回-56.2-39.8-25.6-13.0 末強目追う
助 手 9.19 栗東 坂良 1 回-60.2-44.2-30.0-15.3 馬ナリ余力
助 手 9.20 栗東 坂稍 1 回-54.7-40.6-27.0-13.7 馬ナリ余力

【エトワール】
助 手 ◇ 美南 坂良 1 回-54.0-39.4-25.6-12.6 一杯に追う
助 手 9.16 美南 坂稍 2 回-54.8-38.2-24.9-12.7 馬ナリ余力
助 手 9.19 美南 坂良 2 回-52.9-38.4-25.3-13.0 馬ナリ余力
クワトロダッシュ(古500万)叩一杯を0.4秒追走0.3秒先着

【サトノエルドール】
石橋脩 ■ 美南 W良 84.9-69.4-54.6-39.9-13.3 [8] 馬ナリ余力
助 手 9. 9 美南 W稍 58.0-43.1-13.7 [6] 馬ナリ余力
サトノキングダム(古1000万)馬ナリの外0.6秒先行同入
助 手 9.12 美南 W良 89.3-73.3-57.4-42.3-13.8 [8] 馬ナリ余力
オウケンムーン(古オープン)馬ナリの外0.6秒先行0.2秒遅れ
助 手 9.16 美南 W稍 57.1-42.1-13.4 [8] 馬ナリ余力
マイネルゾンターク(新馬)末強目の内0.4秒追走3F併同入
北村宏 9.20 美南 W良 69.6-53.7-39.2-13.2 [8] G前仕掛け
プロディガルサン(古1600万)直一杯の外1.3秒先行0.1秒遅れ

【シティーオブスター】
助 手 ■ 美南 W良 55.5-40.4-12.8 [7] 馬ナリ余力
助 手 9.13 美南 W良 55.6-40.4-13.1 [6] 直強目追う
ジェネラーレウーノ(古オープン)馬ナリの外1.2秒先行0.2秒遅れ
助 手 9.20 美南 W良 56.9-41.5-12.6 [3] 一杯に追う
ショウナンタイヨウ(新馬)馬ナリの内1.2秒追走同入

【ランフォザローゼス】
助 手 8.26 美南 坂良 1 回-63.0-46.8-31.2-14.9 馬ナリ余力
助 手 9. 7 美南 坂良 1 回-62.9-46.1-29.6-不明 馬ナリ余力
助 手 9.12 美南 坂稍 1 回-59.0-43.6-28.8-14.1 馬ナリ余力
シークレットアイズ(新馬)馬ナリを0.3秒追走同入
助 手 9.16 美南 坂稍 1 回-56.7-42.2-27.9-13.8 馬ナリ余力
ファストアプローチ(古1000万)馬ナリを0.7秒追走同入
助 手 9.19 美南 坂良 1 回-62.8-46.2-30.3-14.9 馬ナリ余力
杉 原 9.20 美南 坂良 1 回-56.6-41.1-26.5-12.9 馬ナリ余力
エデリー(新馬)馬ナリに0.5秒先行同入

【レッドベレーザ】
助 手 9.12 栗東 坂稍 1 回-56.0-41.2-27.2-13.8 馬ナリ余力
ニューポート(二未勝)馬ナリに0.1秒先行クビ遅れ
助 手 9.20 栗東 坂稍 1 回-56.7-41.4-27.2-13.6 馬ナリ余力
ニューポート(二未勝)馬ナリに0.2秒先行同入

【在厩】
☆アドマイヤジャスタ(10月14日の紫菊賞をルメール騎手で)
☆マイディアライフ(10月7日の京都2000mの未勝利戦を岩田騎手で)
△エトワール(7月14日の未勝利戦は2着)
△サトノエルドール(8月25日の新馬戦は3着)
△シティーオブスター(9月1日の未勝利は4着)
☆ランフォザローゼス(10月7日の東京2000mの新馬戦をルメール騎手で)
☆アーデンフォレスト(9月15日に栗東に帰厩)
△レッドベレーザ(10月8日の京都1400mの新馬戦を福永騎手で)

【放牧】
☆アガラス(秋の東京開催を目標)
△シャドウセッション(くるみ賞or京王杯2歳S)
△ジャカランダシティ(小倉2歳Sは10着)
△ブールバール(9月16日の未勝利戦は8着)
△マキ(東京開催のダート戦に向かう予定)
☆クイーンズテイスト(6月30日の未勝利戦は6着)
△キアレッツァ(8月18日の未勝利戦は10着)
△キラープレゼンス(8月5日の新馬戦は6着)
☆ブラックモリオン(8月19日の新馬戦は6着)
☆グラディーヴァ(8月30日にゲート試験に合格)

【未入厩】
☆ポップコーンジャズの2016

紫菊賞を目指すアドマイヤジャスタ。調教に若手の井上騎手が乗っていたとはいえ帰厩後最初の併せ馬から動けているのは好印象。

ところでアドマイヤジャスタはセレクトセールで1億4400万円(税抜)の値段で落札されたのですけど、先日のnetkeibaの須田鷹雄氏のコラムでセレクトセールで1億円以上の馬についての話がありました。
で、現3歳世代までに172頭いる1億円以上の取引馬の内、出走したのが169頭だそうです。さらにその中からJRAの新馬戦でデビューできた馬というのが139頭。新馬戦に間に合わなかった30頭の中からJRAの重賞勝ち馬はいないそうです。
で、新馬戦を使えた馬の成績のデータを見てみると…
新馬戦【37-32-10-60】勝率26.6%

・新馬勝ち(37頭)→後のGⅠ馬3頭、重賞勝ち馬11頭。POG期間内は0.7頭
・2戦目勝ち(28頭)→後のGⅠ馬5頭、重賞勝ち馬10頭。POG期間内は2.5頭
・3戦目勝ち(12頭)→後のGⅠ馬0頭、重賞勝ち馬2頭。POG期間内は0.1頭
・それ以外(58頭)→後のGⅠ馬0頭、重賞勝ち馬2頭。POG期間内は0.1頭
となるそうです。

まあ1億円以上の取引馬は2戦目までに勝ち上がれれば一安心。ことPOG期間内で言えばむしろ2戦目勝ちの方がアツい感じですね。
アドマイヤジャスタはまさにその2戦目勝ちなので期待も高まりますね。


こちらは毎日王冠の日の2000mの新馬戦を一応の目標にしているランフォザローゼス。同じ藤沢和雄厩舎からキタノインパクトがその新馬戦をミルコで使うということだけど、どうもDMM側のご指名っぽく見えたミルコがサスペンションになってどうなうんでしょうね?

さて8月25日の新馬戦で3着だったサトノエルドール。今週で優先出走権の適用期間が切れるのですが、レース後も在厩だったのでてっきり中山を使うものだと思っていたんですよ。
ところがまさかのスルー!
追い切りの時計を見る限りでは悪いところは見受けられないのですけどね。
国枝厩舎の使い方ではアパパネ、ダノンプラチナ、アーモンドアイの「夏の新馬戦惜敗→秋の東京で2戦目の未勝利勝ち」というのがアツいパターンだから、新馬戦の後には一息入れて東京目標でいいと思っていたんですよ。
それが在厩だから中山か…と思うわけでしょ。でも2戦目が東京でなくてもオウケンムーンの例もあるので、2戦目が中山でもいいか…とは思っていたのですね。
で、番組を見ると来週の中山の芝の未勝利戦は土曜日の1200mと日曜日の2000mだから、まず使わないと言えるわけで。
来週の阪神には芝1800mの未勝利戦があることはあるけど、国枝厩舎の上級馬で来週の阪神を使いそうな馬はいないので、いくらなんでも未勝利馬のみでの遠征は考えにくいので、こうなるとほぼ10月8日の東京芝1600mということになるのでしょう。
ただここからさらに4本追えるとなるとちょっとオーバーワークを心配してきます。
かれこれPOG歴は10年からになるのですけど、指名馬が在厩のまま優先出走権を放棄したのは記憶にないので、これが吉と出るか凶と出るかは見守ることしかできません。

またシティーオブスターも今週は使ってきませんでした。
こちらは優先出走権の適用期間がもう1週残っていますから、別に土曜日の芝1800mである必要もなかったのですけど、「こっちの都合」で言うならエトワールが来週の2000mを使いそうな雰囲気なので、同じノーザンF産同士で吉田和美さんと近藤英子さんであれば忖度していただけませんかね?w
順当なら放牧明けのエトワールの方を10月6日の東京2000mの未勝利戦に使うところでしょうけど、ハービンジャー産駒のエトワールの方がより中山向きな印象はあるので、個人的にはシティーオブスターの方を東京に回してほしいです。
直前にサトノエルドールが在厩のまま優先出走権を放棄したことに言及したどの口が…って話ではありますけどwww

まあとにもかくにも、今週のボスジラから連勝記録を狙いたいラインナップになっているので、とても楽しみにしています。

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