グリーンセンスセラさんの競馬日記

来週 秋競馬 重賞展望セントウルS

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【重賞展望セントウルS(G2)】春の短距離王ビッグアーサーが始動!「長期政権」確立に向け、まずは「シルクロード」の借りを返す!━Business Journal > ギャンブルジャーナル/016年9月5日 23時20分 http://biz-journal.jp/gj/2016/09/post_1209.html

 いよいよ秋競馬が幕を開け、今週からG1級の有力馬が続々と登場する。

 まずはスプリンターズS(G1)の前哨戦となる11日のセントウルS(G2)で、春の高松宮記念(G1)を勝ったビッグアーサー(牡5歳、栗東・藤岡厩舎)が始動する。

 春の高松宮記念を1分6秒7のスーパーレコードで制したビッグアーサー。後に様々な物議を醸し出した中京開催最終週でのG1初制覇だったが、この馬のスピードが抜けているという事実に変わりはない。

 デビュー戦を4番人気で圧勝して以降、10戦連続で1番人気を背負い続けているスプリント王だが、この記録をますます伸ばすためにも前哨戦から無様な競馬は見せられない。1週前追い切りでは軽快な動きを見せており「1週前にしっかりやるのがいつものパターン。狙い通り」と陣営にも抜かりはないようだ。

 前スプリント王ロードカナロアも戴冠までに一度"回り道"した後は長期政権を握った。その後継者となったビッグアーサーも、同じように長きに渡って覇権を掴めるだろうか。注目の秋初戦が始まる。鞍上は、高松宮記念を勝った福永祐一騎手だ。

 その短距離王を堂々と迎え撃つのが、脚部不安から復帰したダンスディレクター(牡6歳、栗東・笹田厩舎)だ。

次のページ▶▶▶ ビッグアーサーを2度倒した男

高松宮記念で戴冠する以前とはいえ、昨年の阪神C(G2)、シルクロードS(G3)とビッグアーサーに連勝。脚部不安により高松宮記念には出走できなかったが、出ていれば上位争いは確実といわれている実力馬がいよいよ復帰する。

 約半年の休養を経て、脚部不安もすっかり解消。陣営も「G1に向けて、いいステップになれば」と前哨戦から力を込めている。再び、ビッグアーサーの覇道の前に立ち塞がるか。王者が58㎏に対して、こちらは56㎏。鞍上に主戦の浜中俊騎手を迎え、迎撃準備はできている。

 ようやくまともな斤量で走れるスノードラゴン(牡8歳、美浦・高木厩舎)も、潜在能力では互角の存在だ。

 一昨年のスプリンターズS制覇以来、勝ち星から遠ざかっているが、その実力は8歳を迎えた今年も衰え知らず。特に近頃の敗戦は、58.5㎏や59㎏といった過度な斤量と敗因は明らか。

 春の高松宮記念で惨敗しているように時計が掛かった方が良いタイプで、開幕週の馬場が微妙だが、一雨来れば途端に危険な存在になる。今年のダービージョッキー川田将雅騎手を迎え、久々の57㎏で古豪が一発を狙う。

 スプリンターズSの前哨戦にして、サマースプリントシリーズの最終戦でもあるセントウルS。今年はネロ(牡5歳、栗東・森厩舎)とラヴァーズポイント(牝6歳、栗東・高橋厩舎)が短距離王に挑戦状を叩き付けた。

次のページ▶▶▶ 伏兵の一発は?

 アイビスサマーダッシュ(G3)で2着だったネロと、CBC賞で2着だったラヴァーズポイント。現在のサマースプリントシリーズの首位が19ポイントのベルカントであるため、仮にここを勝っても逆転はないが、実績馬に夏の勢いをぶつけたいところだ。

 他にもオーシャンS(G3)を勝ったエイシンブルズアイや、昨年の2着馬で復調著しいウリウリなど、伏兵陣の巻き返しも十分に期待できる好メンバーが揃った。

 果たしてビッグアーサーが短距離界の新たな王として順風満帆なスタートを切るか、それともダンスディレクターがまたも立ち塞がり混沌をもたらすか......。

 秋競馬の開幕を告げるセントウルSは11日(日)の15時35分に発走予定だ。

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