モズ@さんの競馬日記

皐月賞前哨戦振り返りと簡単な考察

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3/25【毎日杯】

12.5 - 11.1 - 11.6 - 12.2 - 12.7 - 12.0 - 11.1 - 11.3 - 12.0

序盤は逃げたテイエムヒッタマゲが単独で刻んだラップ。
2番手以降は前半をこれより遅く追走、12.7の中弛みで位置を上げる競馬。


1着アルアイン

出負けから行き脚を付けて2番手へ。
道中は前を単独で行かせて
この馬は12秒前後のラップで運ぶ実質逃げのような形。

直線が長く走りやすい阪神1800コースで
淀みなく運べているので、展開としてはとても楽だが、

出負けから行き脚を付ける格好にはなっているし、
序盤である程度引っ張られる運びにもなっているので、
この流れで勝っているのは皐月賞に向けて好材料と言えそう。

ただ、頭数も少なくとにかく走りやすい条件だったし
全4戦中3戦で出負けしている点も気がかり。


5着トラスト

出脚は良かったが、ハナから行く気がないのか抑えて中団。
アルアインが中弛みで押し上げるところも冷静に見送り、
残り600から急に思い出したように追い始めてキレ負け。

正直、何がしたかったのか分からない。



3/20【フラワーC】

12.6 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 12.4 - 11.2 - 11.7

2F目も緩く平坦で走りやすい先行有利のラップ。


1着ファンディーナ

行き脚良く2番手に付けると抑えられながらの追走。
あとはもう楽な展開だったが、手応えは圧倒的。

飛び出しの良さは皐月賞でも大きな武器になりそうだが、
問題はそこからの2F目をどうクリアするか。
近3走のような緩い運びはまず不可能なので、
もし崩れるとしたら、その辺りが要因になるのかなとは思う。

ただ、序盤が速ければ無理に付いていかないとは思うし、
今回の皐月賞のメンバー構成を見ると
そこまでテンを速めそうな馬が見当たらないので、
例年通りの流れなら危険な人気馬に映るが、
今年に限っていえば捨て切れない印象もある。



3/19【スプリングS】

12.6 - 11.7 - 12.1 - 12.2 - 11.7 - 11.8 - 12.1 - 11.8 - 12.4

先団6頭を行かせて後続はテンの1~2Fをかなり緩めの追走。


1着ウインブライト

序盤を緩く運んで4F目から長く脚を使う形。
勝負所では大外を回ったが、
この馬自身スピードに乗りながらのコーナリングだったし、
前が苦しくなった残り600地点で捲れているので、
そこまで大きなロスはなかったかなと思う。
若竹賞の内容を見ても11秒後半のラップを続けられる展開が理想か。


2着アウトライアーズ

ゲートでチャカつき立ち遅れ。
道中は掛かり気味で4F目では勝ち馬以上に脚を使う形。
勝負所でも内目で動けず、一旦前の緩みに付き合ってから再加速。
改めて振り返ってみるとスムーズさを欠く厳しい競馬だったとは思う。
ただ、序盤の緩さが解消されないことにはどのみち難しさは感じる。


3着プラチナヴォイス

好位からの立ち回りではあったし、
勝負所でもウインブライトより内を回れていたので、
その点は有利にも思えるが、
2コーナー過ぎの下り坂で若干勢いを緩める運びではあったし、
100点の立ち回りが叶ったかといえば微妙。
直線では相変わらずヨレ方が酷いし、現状では厳しさを感じるが、
中盤が速い流れで完璧にハマれば、もう少し上のパフォーマンスは出せるかも。


4着サトノアレス

ゲートでうるさいところを見せて出遅れ最後方。
位置取り不利の競馬ではあったし、
4角ではトリコロールブルーと軽い接触もあったりと
一応は度外視できる一戦ではあるのかなと思う。
ただ、スタートが改善されない限りは
末脚不足の競馬に悩まされるだろうし、
現状では中弛みの恩恵がないと上位までは厳しいようにも。



3/18【若葉S】

12.4 - 10.7 - 11.9 - 12.1 - 12.0 - 12.8 - 12.5 - 11.9 - 11.6 - 12.4

淀みない流れからの中弛み瞬発力戦。
後続もある程度緩みに付き合う形で
器用さのある馬が抜け出せるような競馬。


1着アダムバローズ

出脚は目立たないが、気合いを付けると一気に反応。
やや持って行かれそうになったがすぐ落ち着き、
道中は淡々と運んで3角から後続を引き付けて
残り600過ぎから再加速させると伸びを見せ、最後は一杯になりながらも1着。

序盤や勝負所の動きを見ると反応の良さが窺える馬。

中山2000では京成杯で惨敗してしまったが、
馬を抑え付けてまともに走らせてないので、
この一戦は度外視できるかなと思う。

ただ、クラスが上がって通用する競馬は見せていないし、
前走のように引き付ける競馬が叶う条件でもないので末脚負けしてしまう印象。



3/5【弥生賞】

12.4 - 11.4 - 12.8 - 13.2 - 13.4 - 12.7 - 12.3 - 11.9 - 11.4 - 11.7

スプリングSとは違い、下り坂の勢いを封じた地力の加速勝負。
コーナーから徐々にスピードアップする流れで先団内目の馬が有利。
ラスト1Fの時計は実際には公式ラップより若干速いかも。


1着カデナ

勝ち方としては地味だが、
内外差を考えれば内容は抜けていたし、
ソロっと加速していく展開だったので
そこまで速い脚を使えなかったのは仕方ないようにも思う。
ただ、G1で勝ち負けできる馬なら
もう少し終いをスッと伸びてほしいようには感じる。


2着マイスタイル

この馬自身、序盤である程度脚は使っていて、
終いに余力を残し切れない展開ではあったが、
結果的にはそれで上がりの競馬を封じることもできているし、
結局はすべて鞍上の思い通りに進んだのかなと思う。

さすがにG1でこれをやったらブーイングものなので、
本番ではまた違った競馬をしてくるはずだが、
今度は逆に中盤を締めてきてもおかしくはないし、正直運びが読めない。


3着ダンビュライト

中団前の内目でコーナーでの急加速も問われず、
直線まで仕掛けを我慢できたことが好走要因か。
2着に詰め切れなかったところを見ると、この形ではこの結果が限界。
本来はもう少し流れてほしい馬には見える。


6着コマノインパルス

一頭だけ下り坂の勢いを利用して
後方2番手から位置を上げてきたが、
そこから周りに合わせてしまい最後は末脚負け。
正直もっと攻めても良かったようには見えるが、
恐らく末脚勝負でも足りると考えての騎乗だと思うし、
内容としては完全に力負けか。



2/26【すみれS】

12.5 - 11.1 - 12.1 - 12.7 - 12.9 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 11.8 - 11.9 - 12.3

スタート後の直線が長い阪神2200なので序盤の時計はやや速め。


1着クリンチャー

向正面から淡々と進む流れをインの2番手と好位追走。
スピードを問われず、この馬にとって走りやすい展開。
4馬身差の圧勝ではあるが、力というより適性で付いた着差のようにも。



2/25【アーリントンC】

12.3 - 11.0 - 12.0 - 11.9 - 11.9 - 11.4 - 11.3 - 12.3

公式ラップではラスト1Fが12.3になっているが、
現実的にありえないラップで実際には11.8前後が妥当。


1着ペルシアンナイト

やや微妙なスタートから1~2F目はあまり攻めず、
道中をほぼ平坦に進めて直線入口から仕掛けると一気に加速。
ラスト3~2Fでどの程度脚を使っているかは分からないが、
最後もそこまで大きな減速はしてなさそう。

ちょっと序盤が緩い運びではあったし、
少頭数でコースロスもなく加速も付けやすい展開だったので
その点はどうかなとも思うが、

締まった流れから速い脚を使えるので、
例年通りの皐月賞のペースなら案外やれていい印象もある馬。

ただ、父ハービンジャーに馬主G1レーシングと
G1にあまり縁がない組み合わせではあるので、
結局は展開が向かずサッパリなんて可能性も。



2/12 【共同通信杯】

12.6 - 11.6 - 11.8 - 12.3 - 12.3 - 12.2 - 11.6 - 11.4 - 11.7

若干中弛み加減も、全体的に緩く厳しさは感じない競馬。


1着スワーヴリチャード

出負けも少頭数の最内枠で2F目も緩く、楽に位置取りを挽回。
しかし道中は掛かってしまい3~4F目で馬を抑えて中団の内目。
その後は馬も落ち着き、直線でも難なく前が空いてあとは抜け出す競馬。

上がりはそこまで出ていないが、
中弛みさせた分もあるし本気で追ってもいないので、
こんなものかなとは思う。

反応良く加速できるので
皐月賞の舞台は合う印象がある馬だが、
ゲート内での物見が激しいせいか、とにかく出負けが多く、
またそこから行き脚を付けると掛かってしまうので
レース運びの難しさはどうしても感じてしまう。



2/6【きさらぎ賞】

12.9 - 11.6 - 12.0 - 12.5 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 12.2

重馬場で淡々とした流れから地力の加速勝負。


1着アメリカズカップ

スタートはあまり目立たず、少し促して前へ。
道中が掛かり気味だったこともあってか3角の坂を慎重に下り、
残り600から徐々に気合いを付け直線ムチが入るとしっかり反応。
最後もそこまで勢いが落ちることなくゴール。

馬場の悪さもありキレ味を問われなかったことで
いつもより加速が良く見えた印象もある一戦。

基本的には中団より前で競馬をしている馬だが、
出脚が若干遅く、気合いを付けると掛かるので
多頭数の条件になるとちょっと運びにくさは感じる。


2016 12/25【ホープフルS】

12.4 - 10.9 - 12.3 - 12.2 - 12.5 - 12.1 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.5

序盤がやや速い持久力戦。先行馬には厳しい流れ。


1着レイデオロ

ゲート内で落ち着きがなく立ち遅れ。
序盤2Fの速い流れを後方内目でやり過ごし、
道中も後方4番手の内とロスの少ない運び。
直線でも楽に前が空いてスッと抜け出し完勝。

強い競馬ではあったが、
展開としては完璧にハマったようにも見える。

序盤の流れは皐月賞にも繋がるものがあるが、
ここから更に終盤の加速を問われる条件に替わるため
現状のパフォーマンスだとキレ負けしてしまう不安はある。



2016 11/19【東京スポーツ杯2歳S】

13.0 - 11.4 - 11.7 - 12.1 - 12.4 - 12.6 - 12.0 - 11.2 - 11.9

前2頭がやや飛ばす展開で、後続は緩い流れからの直線加速勝負。


4着キングズラッシュ

伸び上がるようなスタートで出遅れ最後方。
道中は動きを見せず直線に向いてから追い出されるが
上位3頭に完全に末脚負け。

中山2000では芙蓉S勝ちがあるが、
緩めの流れで先団に付けられ末脚不足をカバーできる絶好の展開。
今回の条件では後方のまま伸びあぐねてしまいそう。

 ナイス!(6

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