ふれいずさんの競馬日記

【レース展望】 ~日本ダービー(2)~

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競馬予想TVに夢中になってしまい、すっかり遅くなってしまいました……(~~;

(7)ヴィクトワールピサ
改めて語ることもあまりない。
圧倒的な安定感、先行差し自在の脚質、どこからでもメンバー中トップ3の上がりを繰り出せる強靭な脚力。
ここ2戦は馬場の悪いレースでもきっちり完勝。大跳びながらも馬群を捌く器用さも持ち合わせており、死角はほぼない。
強いて言うなら超高速馬場になった際の時計勝負がどうかだが、今回に限ればその可能性はほとんどなく、杞憂に終わるだろう。
一瞬で抜け出す瞬発力が目立ちがちではあるが、決して長く脚を使えないタイプでもなく、直線の長いコースへの不安もない。
あとは初コースとなる府中&左回りがどうかだけ。
意外にもペルーサが1番人気になりかねない状況でもあり、プレッシャーに強いとは言えない岩田騎手にとっても心強い!?

(8)ローズキングダム
まだ底を見せていないと言えば聞こえはいいが、年明け2戦を見る限りは成長力に疑問。
小柄な馬でスピードタイプの印象が強く、中山の荒れ馬場よりは府中の方が向きそうではあるが、2週続けての雨でパンパンの馬場は望めそうもなく……。
この中間は軽いザ跖があったとの話もあり、順調さを欠いたのも大きな不安材料。
底力で再び掲示板圏内には食い込む可能性もあるが、勝ち負けとまでは望み辛い。

(9)ペルーサ
4戦全勝。その全てが余裕のある完勝劇であり、底知れぬ魅力を感じる馬。
あらゆる面でスケールの大きさを感じさせるレース振りにはケチの付けようがないし、皐月賞2着馬を破っているのも心強い材料。
青葉賞の時計は馬場による影響が大きく鵜呑みにはできないが、勝ちっぷりやラスト5ハロンの持続力は秀逸。
長くいい脚を使うタイプの馬であり、府中の中長距離はベストと思える舞台。
素質的には十二分に足りており、あとは強豪が揃うレースでの厳しい競馬を経験していない点だけ。アッサリ勝っても驚きはない。
強いて言うなら、GI前としては強い負荷をかけた調教がほとんどないのが気になるところ。厩舎の方針と言えば聞こえはいいが、個人的には不満が残る。

(10)トーセンアレス
ダートでの強さは認めるが、芝の2戦が7・14着。
ともに1秒以上離されての完敗であり、改めて強調できる材料に乏しい。

(11)ハンソデバンド
3連勝で臨んだ皐月賞がシンガリ負け。距離未経験だったとはいえ、それ以前に状態面で万全ではなかったのではないか。
共同通信杯ではダノンシャンティやアリゼオを完封しているわけだし、改めて見直す必要はあるが、さすがに前走シンガリ負けでは狙い辛いのも確かなところ。
道悪も良くなかったとのコメントがあり、再びの雨では不安の方が大きい。

(12)ヒルノダムール
皐月賞で最も惜しいレースだったのがこの馬。4角で窮屈になる場面があり、立て直してから猛然と追い込んでの2着。
スムーズだったら差し切っていたと断言することはできないが、ポテンシャルの高さを改めて示したことは間違いない。
小足が使えて一瞬の切れに優れたタイプのように見えがちだが、それだけの馬ではなく、高いレベルでの瞬発力を長く維持できるタイプでもある。
負けたレースは敗因がはっきりしているものばかりであり、完全に力負けと言えるレースがないのも魅力。
京都や府中の軽い芝が向いていそうなタイプの馬だが、阪神や中山、しかも前走は雨もこなしてみせたように底力も高い。
既に重馬場の府中2000mを経験している(新馬2着)のも心強く、上位人気馬をまとめて飲み込む可能性も十分。

(13)ゲシュタルト
皐月賞でも0.5秒差の7着に健闘。続く京都新聞杯でもきっちり結果を出し、スプリングSがフロックではなかったことを示してみせた。
年明けデビューで既に7戦目。使い詰めなのは気になるが、一戦ごとにレースぶりに成長が見られており、まだまだ良くなりそうな馬。
先行して粘りこむような競馬が多かった中、前走ではメンバー中2位の脚で上がってみせ、上がりの速い流れにも対応してみせた。
中山の荒れ馬場でも健闘し、京都の軽い芝でも重賞勝ち。まだまだこの馬の本質は見えないが、それだけ奥の深さが魅力。

(14)リルダヴァル
骨折明け4戦目になるが、使う毎にレースぶりが良化しているのは心強い。
破滅的なレースになったNHKマイルC組の生き残りが、骨折を乗り越えてきたこの馬というのも皮肉なところか……。
まだまだ底を見せていない魅力はあるものの、レースぶりや血統面から見ても距離延長がプラスとは思えない。
ローテーション的にも厳しく、しかも前走が日本レコードの激闘。今回に限って言えばこれ以上の上がり目は見込み辛く、まずは無事にと思わずにはいられない。

(15)メイショウウズシオ
2歳時には小倉2歳S6着の実績がある同馬だが、距離が延びるにつれてジワジワと頭角を現してきた。
もう一つ勝ち切れないタイプの地味な馬ではあるが、これもまたオペラハウス産駒らしいとも言え、そうなればやはり距離延長も魅力。
前走はレーヴドリアンに次いでの4着であり、勝ち馬との差も0.2秒。そこまで大きく負けてはおらず、相手なりに走れる馬なのだろう。
ここはあまりに相手が強いが、意外と大崩はしなさそうでもある。

(16)シャイン
シンザン記念2着、きさらぎ賞6着と健闘してはいたが、皐月賞の16着で完全に底を見せた感もある。
母父サクラバクシンオーで距離延長がどうかとの不安もあり、さすがにここでは強調材料に乏しい。

(17)トゥザグローリー
2戦2勝で臨んだ青葉賞。一気の相手強化で試金石のレースではあったが、豪快に追い込んで2着を確保してみせた。
ペルーサには一気に突き放されてしまった形だが、キャリアを考えれば大健闘と言える内容。
エンジンのかかりが遅く、府中の長い直線は絶好の舞台。
血統的な魅力もあり、器の大きさはかなりのものがありそうだが、更なる相手強化でのGI戦となる今回はさすがにまだ時期尚早か。

(取り消し)ダノンシャンティ
とにかく残念。予想云々ではなく、応援していた馬でした。

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