銀色のサムライさんの競馬日記

これまでの騎手リーディングの振り返り

 公開

269

今年の上半期の競馬も無事終了した、という事で、
これまでの騎手リーディング争いを振り返っていきたいと思います。


今月2日終了時点での騎手リーディング1位は戸崎圭太騎手(86勝)。

年明けは1番人気で大型連敗していたんですけど、
しっかりと巻き返して、リーディング1位の座を奪還しています。

重賞が3勝のみ、という事で派手さこそありませんが、
コンスタントに勝ちを積み重ねているのはさすがだと思います。


トップの戸崎騎手を追うのは両外国人ジョッキー。
2位にM・デムーロ騎手(84勝)、3位にC・ルメール騎手(77勝)という順番になっています。

デムーロ騎手はこれまでに重賞を10勝。
勝率(.240)、連対率(.400)、複勝率(.520)も平地ジョッキーの中では群を抜いていて、
ムラな印象があった近年よりも安定した成績を残しています。

ルメール騎手はヴィクトリアマイルからのGⅠレース3連勝が光りました。
「勝負強いミルコ、安定感のルメール」という印象がありましたけど、
今年はGⅠで勝負強い面を見せていますので、秋もGⅠ戦線で活躍してくれる事でしょう。


リーディング争いをしている状況ではありませんが、
関東の内田博幸騎手(56勝)、関西の和田竜二騎手(52勝)の健闘も目立っています。

内田騎手は戸崎騎手のJRA移籍や自身の落馬負傷などが影響して、
近年は冴えない成績に終わっていたんですけど、
2013年以来となる年間100勝も視野に入る好成績を残しています。

好調時に見られた固め打ちをする機会も多くなってきましたし、
完全復活間近、といっていいのではないでしょうか。

和田騎手も2012年にマークした自己最多(80勝)に迫る勢いで勝ちまくっています。

僕の印象では、ダート戦で先行馬に騎乗した時に信頼度が高い、という感じがしていて、
人気に問わず上位争いをする傾向が強くなっていると思います。

今年のオークスでは惜しい競馬でモズカッチャンを2着に導きましたし、
近いうちに2001年の天皇賞春以来となる中央GⅠ制覇が見られるかもしれません。


好調な騎手がいる一方、実績がありながら苦戦を強いられている騎手も少なくありません。

関西では川田将雅騎手(42勝)と浜中俊騎手(37勝)の中堅の勝ち星が伸び悩んでいます。

川田騎手は2着が50回、と勝ち切れない面が多くなっているのが気掛かり。
重賞勝ちが2つだけ、という状況も物足りないですし、夏競馬からエンジンをかけていきたいところ。

浜中騎手は昨年のマイルCS、あるいは今年のフィリーズRでの斜行の影響があるのでしょうか。
近年よりも騎乗馬の質が下がっているように感じます。
「浜中だから勝てた!」というようなレースをどんどん見せて、
オーナー、調教師からの信頼を回復していってもらいたいです。

関東では毎年のようにリーディング上位に来ていた蛯名正義騎手(18勝)が低迷。

今年の春にエージェント(騎乗依頼仲介者)を交代しているのですが、
騎乗馬の質が明らかに落ちているんですよね。

蛯名騎手自身が現行のエージェント制度に違和感を覚えている事は各所で伝えられていますが、
厳しい状況を乗り越えて、また大舞台で勝負強いところを見せてくれる、と僕は信じています。


上半期のリーディング戦線を振り返っていきました。

リーディング争いは戸崎・デムーロ・ルメールの三つ巴になりそうですね。

春先からデムーロ騎手とルメール騎手が勝ちまくっていたので、
年間200勝に届きそうな雰囲気もありましたけど、
昨年と同じくらいの180勝後半がリーディング争いの終着点になるのかな?と思っています。

この日記へのコメント

銀色のサムライ 銀色のサムライ|2017年7月6日 21:00 ナイス! (1)

>俺の縦目は本命さん

デムーロ騎手の今季の安定感は目を見張るものがありますよね。
GⅠでの勝負強さも健在ですし、これからも頑張ってくれる事と思います。

俺の縦目は本命 俺の縦目は本命|2017年7月5日 21:21 ナイス! (2)

M・デムーロ
複勝率0・520とは凄いの一言。

3連系の馬券を買うなら必ず入れるイメージですね。
宝塚では◎サトノクラウンで取らせて貰ったし…。
戸崎騎手は人気になるからあんまり買う機会が少ないんだよねー…。

関連競馬日記

新着競馬日記

人気競馬日記