グリーンセンスセラさんの競馬日記

【金鯱賞(G2)展望】

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【金鯱賞(G2)展望】ステファノスVSヤマカツエース「2000mの鬼」が大阪杯の覇権を懸け激突!天才・武豊騎手の手腕でリアファル「再生」なるか─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2017年3月3日 21時30分
http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2755.html


4月の大阪杯がG1昇格を果たしたことに伴い、12月から3月の中京開催に移設された金鯱賞(G2)。注目の新G1の前哨戦として、ビッグタイトルに照準を合わせる好メンバーが集った。
 その中でも中心視されているのは、実力派のステファノス(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)だ。
 勝利こそ2014年10月の富士S(G3)まで遡らなければならないが、天皇賞・秋(G1)の2着、3着を始め、香港の国際G1でも2着、3着があるなど本質的に2000mがベストであることは間違いない。
 特に昨秋の天皇賞では3着に敗れたものの、上がり最速の末脚でアンビシャスやロゴタイプ、ルージュバックといった、今年の大阪杯でも強敵になりそうなライバルに先着。勝ったモーリスが引退した今、2000mでは一枚上の存在だ。
 そして、もう一頭ステファノスと同様に2000m戦に大きな自信を持っているヤマカツエース(牡5歳、栗東・池添兼雄厩舎)も当然要注意の存在。
 昨年12月の金鯱賞を始め、すでに2000mで重賞3勝を上げているス。他にもニュージーランドT(G2)勝ちがあるが、すべて坂のあるコースで勝っていることからもパワー勝負は得意。中京2000mはもちろんのこと、本番の阪神2000mでも大きな期待を持てる存在だ。
 また、確かな進歩を見せたのが昨年末の有馬記念(G1)だった。


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 これまでは重賞では勝ち負けするものの、G1になると強敵の壁に跳ね返されていたヤマカツエー。ところが、有馬記念では後方から上がり最速の脚を使い4着。馬券圏内はならなかったが、サトノダイヤモンドやキタサンブラックら現役トップクラスを相手に、堂々と渡り合っている。
 今年こそ悲願のG1タイトルを狙うのは、女傑ルージュバック(牝5歳、美浦・大竹正博厩舎)も同様だ。
 3歳の頃から牡馬に交じってきさらぎ賞(G3)を勝つなど「G1級」と言われ続けていた存在だが、オークス2着を最後にG1タイトルには手が届いていない。それでも昨年はエプソムC(G3)と毎日王冠(G2)を連勝。天皇賞・秋ではモーリスやエイシンヒカリといった国際G1馬2頭に続く、3番人気に支持された。
 しかし、そのレースでも7着惨敗。重賞3勝はいずれも1800mで、あと200mが大きなテーマとなっている。主戦の戸崎圭太騎手は先日のオーシャンS(G3)で今年のJRA重賞初勝利を上げ勢いに乗っているだけに、ここでその壁を突き破って本番を迎えたい。
 年明けから快進撃を続け「最強世代」といわれている明け4歳勢からは、東京新聞杯(G3)を2着したプロディガルサン(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)が挑戦する。
 初のマイル挑戦となった前走の東京新聞杯は、まさに目の覚めるような極限の末脚だった。1000mの通過が62.2秒という極端なスローペースで、最後の直線だけの瞬発力勝負となった一戦。プロディガルサンは菊花賞以来の休み明けで+22㎏ながら、勝ったブラックスピネルを強襲した。
 なお、記録した上がり3ハロン32.0秒は、東京マイルで史上最速の末脚である。
 述べるまでもなく、大きな上積みが見込めそうな今回。リアルスティールの全弟という血統背景からも2000mは守備範囲で、ここを勝つようなら一気にG1制覇が見えてくる。
 天才・武豊騎手がリアファル(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)をどう"再生"するのか。大きな注目が集まっている。


次のページ 武豊騎手が再生のきっかけに?

2015年には神戸新聞杯(G2)を逃げ切って快勝し、菊花賞(G1)で3着。年末の有馬記念でも3番人気に推されたほどの逸材だった。だが、レース中に故障を発症し長期休養余儀なくされる。
 帰ってきたのは昨年12月の金鯱賞。そこで見せ場たっぷりの5着と好走し、復活へ確かな足掛かりを掴んだかに思われたが、2番人気に支持されるなど期待された前走のAJCC(G2)では見る影もなく13着に大敗した。
 そこでこの馬を何とか復活させたい陣営は、名手・武豊に手綱を託すことを決断。キタサンブラックの主戦であるため本番で乗ることはできないが、世界屈指の逃げの技術を誇る天才騎手に再生を託した。
 他にもオークス馬のヌーヴォレコルトやタッチングスピーチなど、牡馬顔負けの名牝もスタンバイ。昨年の金鯱賞で2着したパドルウィールや、1番人気に支持されていたヴォルシェーブなど、伏兵陣にも骨っぽいところが揃った。
 3月に移設されたことで大阪杯に向けての重要なステップレースに生まれ変わった金鯱賞。好メンバーが集った注目の一戦は、11日(土)の15時25分に発走予定だ。

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