グリーンセンスセラさんの競馬日記

【NHKマイルC(G1)展望】

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【NHKマイルC(G1)展望】絶好調武豊と「キタサンコンビ」のジョーストリクトリがミスエルテら強豪牝馬勢に挑む大混戦!─Gambling Journal ギャンブルジャーナル/ 2017年4月30日 17時2分 http://biz-journal.jp/gj/2017/04/post_3259.html

 5月7日には、東京競馬場で第22回NHKマイルC(G1)が行われる。昨年は2歳女王メジャーエンブレムという確固たる主役がいたものの、今年は主役不在の大混戦。抜けた存在がいない反面、どの馬にもチャンスがあるといった状況だ。
 王道トライアルのニュージーランドT(G2)が三連単49万円の大波乱となったことが混戦にさらなる拍車をかけているが、12番人気の低評価を覆してレースを勝ったのがジョーストリクトリ(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)だ。
 オープンクラスに昇格してからはアーリントンC(G3)5着、ファルコンS(G3)でも6着とあと一歩の競馬が続いていたが、前走のニュージーランドTでは内々を上手く立ち回って完勝。2着馬に1馬身1/4の差をつけ、NHKマイル戦線に大きく名乗りを上げた。
 その時に鞍上だったA.シュタルケ騎手が短期免許の関係上の問題で騎乗できないことを受け、今回から武豊騎手との新コンビとなる。武豊騎手×清水久詞厩舎といえばキタサンブラックと同じ。昨年の年度代表馬を手掛けた名コンビがまた一つ大仕事を狙う。
 そのニュージーランドTで3着だったボンセルヴィーソ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)も虎視眈々とマイル王の座を狙う一頭だ。
 昨年10月に初勝利を上げてからは勝てない反面、馬券圏内を外したことがない堅実派。デイリー杯2歳S(G2)2着、朝日杯フューチュリティS(G1)3着、ファルコンS(G3)2着、そして前走のニュージーランドTで3着と、勝ち切れはしないものの実績と安定感はメンバーNo.1といえる。


次のページ 牡馬切りの頂点を狙うカラクレナイ

 特にここ2走は番手のレースでも結果を残しており、安定感という意味ではより磨きがかかっている。前走のニュージーランドTでも、2番手からしっかりと粘り込み3着を確保。皐月賞をアルアインで勝ってG1初勝利を上げた松山弘平騎手の変則2冠なるか。伸び盛りの騎手の勢いにも注目だ。
 昨年の覇者メジャーエンブレムと同じく、桜花賞(G1)から牡馬切りの頂点を狙うカラクレナイ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎)の切れ味は世代トップクラスといえる。
 フィリーズレビュー(G2)を1400mの3連勝を飾ったカラクレナイだったが、マイルへの対応が不安視され、桜花賞では7番人気に留まった。しかし、最後の直線で持ち前の鋭い末脚が爆発。上り3ハロンをメンバー2番目となる末脚で4着に食い込んだ。
 不安視されていたマイルでのメドが立った今、あとはその末脚が牡馬の一線級に通用するかどうか。脚質的に展開に左右される面は否めないが、引き続きM.デムーロ騎手を確保できた点は大きい。前が止まる展開なら、マイル王に手が届くはずだ。
 桜花賞からは5着馬のアエロリット(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)も牡馬挑戦を決めたようだ。
 フェアリーS(G3)、クイーンC(G3)の2着を含めた3戦連続2着で桜花賞に参戦したアエロリッテ。ただ、桜花賞ではスタートで遅れてしまい、最後はカラクレナイと互角の末脚で追い上げたものの5着が精一杯だった。
 今回と同じ舞台となったクイーンCでは、アドマイヤミヤビに屈したものの、フローラS(G2)で3着したフローレスマジックや桜花賞馬レーヌミノルに先着する2着。昨年の覇者メジャーエンブレムもこのレースで強いところを見せていることからも、主戦の横山典弘騎手とともに東京のマイル戦での真価を発揮したいところだ。
 巻き返しに燃えるミスエルテ(牝3歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、今度こそ本領発揮となるだろうか。


次のページ 2歳時には世代No.1の評価を受けていたミスエルテ

 2歳女王ソウルスターリングと同じフランケル産駒として、2歳時には世代No.1の評価を受けていたミスエルテ。ファンタジーS(G3)を楽勝し、朝日杯FSで牡馬に挑戦したものの1番人気ながら4着に敗れてしまった。
 前走の桜花賞も、今年になってからの馬体回復に手間取りぶっつけでの参戦。最後の直線で失速し11着に敗れたが、情状酌量の余地は多分にありそうだ。ただ、そんな状況を考慮すれば、むしろ順調にここを使えることに不気味さを感じる。主戦の川田将雅騎手とともに本来のパフォーマンスを取り戻せば、マイル王に君臨できるだけの逸材であるはずだ。
 他にも皐月賞からの巻き返しが期待されるアストライアーズ、アーリントンCで2着だったレッドアンシェル、朝日杯FSの2着馬モンドキャンノなど伏兵陣も「大混戦」と呼ぶに相応しい実力馬が集結。
 果たして世代のマイル王の座を掴み取り、大型連休最後の1日を飾るのはどの馬か。注目のNHKマイルC(G1)は5月7日の15時40分に東京競馬場で発走予定となる。

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