銀色のサムライさんの競馬日記

2歳勝ち上がり通信簿(7/11,12)

 公開

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先週の2歳戦は、
新馬戦が9鞍、未勝利戦が6鞍行われました。
早速、勝ち上がった馬たちの裁定をしていきます。


【7月11日】

(新馬 函館芝1200m)

●メジャータイフーン<評価:C>
(父・ダイワメジャー、母・マザイ、母父・Fasliyev)

好位のイン追走から、直線で力強い末脚を使って新馬勝ち。
ダイワメジャー産駒の好調はまだまだ続いていきそう。
1200mオンリー、という印象は無いので、少しばかり距離が伸びても対応可能だと思います。

(新馬 函館ダ1000m)

●ペイシャオトメ<評価:D>
(父・ファスリエフ、母・コイセヨオトメ、母父・フジキセキ)

逃げた馬の直後につける競馬で、4角で逃げ馬を競り落とし、後続の追撃も凌ぎ切りました。
お母さんは芝馬だったんですが、ペイシャオトメはダート馬のようです。
管理する竹内正洋調教師は、これが開業後初勝利でした。

(新馬 中京芝1600m)

●アドマイヤリード<評価:A>
(父・ステイゴールド、母・ベルアリュール2、母父・Numerous)

セレクトセール2013の当歳セールで、近藤利一オーナーに4600万円(税抜)で落札された馬です。
前半600mを39.9秒で通過、という超スローペースの中、極端に折り合いを欠く事なく、
直線で内にモタれる場面がありながら差し切りました。
398kgで、小柄すぎるのがネックではありますが、タフな中京で評判馬たちに土をつけたのは◎。

(新馬 中京ダ1400m)

●ゴブレット<評価:D>
(父・ホワイトマズル、母・カクテル、母父・Mose Welcome)

スタートで大きく出遅れたんですが、レースの上がり600mが39.5秒、
と、上がりが掛かる展開も味方しての差し切り勝ち。

(新馬 福島芝1200m)

●キャプテンペリー<評価:D>
(父・クロフネ、母・メイグレイス、母父・ネオユニヴァース)

お母さんは未出走。産駒3頭目で待望の勝ち上がり。
逃げ争いに加わらず、好位で控える競馬で、脚質にも幅がありそうなタイプ。
1400mでもこなせる馬だと思います。

(未勝利 函館芝1200m)

●メジェルダ<評価:B>
(父・ディープインパクト、母・メリュジーヌ、母父・フレンチデピュティ)

勝ち時計1分10秒2は、これまでの2歳限定戦の中では2番目に速い時計です。
レース自体も楽だったので、大きなダメージは無いでしょうし、
中1週での函館2歳S参戦となっても問題は皆無だと思います。
新馬戦から+2kgの馬体重だったのも好感を持てます。

(未勝利 中京芝1200m)

●メイショウベニフジ<評価:D>
(父・タイキシャトル、母・ミスティックライト、母父・Machiavellian)

道中は、好位の外めで脚を溜め、残り300mで先頭。
最後は脚が上がったのか、2着馬に詰め寄られましたが、なんとか踏ん張って勝ち上がり。
2010年の天皇賞・春3着があるメイショウドンタクの半妹です。


【7月12日】

(新馬 函館芝1800m)

●グローリーミスト<評価:C>
(父・ワークフォース、母・ミスティフォレスト、母父・ジャングルポケット)

新種牡馬・ワークフォースに、近親にグランプリボスがいる血統。
少頭数だったので、前半600m通過が39.7秒、という超スローペースになり、
勝ち時計が1分56秒0、と遅めになりましたが、楽にハナを奪っての逃げ切り勝ち。
瞬発力勝負だと分が悪い印象がありますけど、立ち回りの上手さでカバーできる部分もあると思います。

(新馬 中京芝1400m)

●タガノミルキー<評価:C>
(父・タガノゲルニカ、母・タガノプレジール、母父・スウェプトオーヴァーボード)

栗東CWでの最終追い切りで、1200m:79.6秒、ラスト200m:12.7秒、
という猛時計を記録。追い切りの時計通りに走ってきました。
4角で騎手の手応えが悪くなって、そこから下がるか、と思いきや、ジワジワ脚を伸ばしました。

(新馬 福島芝1800m)

●ルノートル<評価:B>
(父・ダノンシャンティ、母・ロイヤルマリー、母父・Monsun)

大外枠から中団外めの位置を確保。折り合いもすんなりつきました。
4角で前に追い上げる時の加速力は凄かったです。
小回りコースだったら2000mでも大丈夫、という印象を持っています。

(新馬 福島芝1200m)

●コマノドリーム<評価:D>
(父・スウェプトオーヴァーボード、母・コマノラミア、母父・スペシャルウィーク)

スタート後、行き脚がつかず後方から。3~4角で一気に前に進出。
直線でもスピードが減退する事なく、江田照騎手の左ムチ連打に応えて差し切りました。
レース序盤に置いていかれたのが今後の課題になります。

(未勝利 函館芝1200m)

●スズカバーディー<評価:D>
(父・スズカフェニックス、母・バイブレイションズ、母父・キングカメハメハ)

新馬戦は道悪が不利になって4着でしたが、
良馬場で行われた今回、力強い末脚を披露して見事1着。
相手にも恵まれた印象があります。

(未勝利 中京芝1600m)

●デアリングエッジ<評価:C>
(父・キングカメハメハ、母・デアリングハート、母父・サンデーサイレンス)

重賞3勝馬で、NHKマイルカップ2着、桜花賞3着、があるデアリングハートの2番目の産駒。
派手さは無いんですが、先行脚質で器用さがある印象。
お母さんは古馬になってから強くなっていったので、長い目で見ていきたい馬です。

(未勝利 福島ダ1150m)

●ノーフォロワー<評価:D>
(父・パーソナルラッシュ、母・モエレサンタマリア、母父・ゴールドヘイロー)

新馬戦(東京ダ1400m)から、距離短縮とコース替わり、
という好条件が揃った中でのレースできっちり勝ち切りました。
馬群の中からの競馬になると「?」なので、今後も外枠を引ければ、という条件つきになりそう。

(未勝利 福島芝1200m)

●ブランデーグラス<評価:D>
(父・オレハマッテルゼ、母・ズブロッカ、母父・アグネスデジタル)

ハナを奪って、マイペースで逃げられたのが勝てた最大の要因でしょうが、
前走から+8kgで出走、距離短縮・コース替わりも味方しての勝利でした。
母母がタニノシスターで、近親にウオッカがいる血統です。



セレクトセールの直前に行われた先週の2歳戦。
セレクトセール出身のアドマイヤリードが見事勝ち上がり、A評価をつけました。
ロードクエスト以来となるA評価。
新潟2歳Sを目指すとの事で、次走がとても楽しみです。

B評価には、メジェルダとルノートルの2頭を抜擢。
メジェルダは函館2歳Sでも本命級の扱いをすべき馬だと思います。

ルノートルはダノンシャンティ産駒のJRA初勝利となりました。
また、ワークフォース産駒もJRA初勝利。
新種牡馬2頭が同じ週に初勝利を挙げました。
今後もどんどん勝っていってもらいたいです。

この日記へのコメント

銀色のサムライ 銀色のサムライ|2015年7月16日 20:23 ナイス! (1)

>take9174さん

アドマイヤリードは奥が深そうな馬ですよね。
相手が強かった中で勝ち切ったのは、今後に向けて大きな財産になったはずですし、
これからが本当に楽しみです。

take9174 take9174|2015年7月15日 21:01 ナイス! (1)

こんばんわ。
アドマイヤリードは
まだまだ成長しそうな血統なので
こんなに早い時期に勝ちきれると
今後がほんとに楽しみになりますねぇ。

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