藤沢雄二さんの競馬日記

救世主になれるか?~POG第15節~

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先週で夏競馬が終了。
ということはウマニティPOGではシーズンAが終了したことになります。
前半の7週間では4勝を挙げましたが、後半の7週間では未勝利どころか連対することすらできませんでした。
レース結果が今一つであったことについては我慢のしどころという感じではあるのですが、こういう結果になってしまったのも、その後半の7週間で6走しかしていない点の方に問題があったのではないかと考えております。

新潟2歳Sの2頭使いが3、5着。9月5日の新馬戦に出走したアイアゲートが4着と思うように弾けませんでしたが(またサボったレース回顧は近日中に書く予定でいます)
正直言って、流れが悪いのは否めません。
8月中にデビュー予定の出ていた馬が2頭もキャンセルになった挙げ句にこんなことが続けておきるなんて…。

まずトレジャーアイル。
4回中山の2週目の出走を目指して美浦に戻ってはきていたのですが…

【トレジャーアイル】
助 手 ■ 美南 坂良 1 回-55.5-39.8-25.8-12.5 馬ナリ余力
助 手 8.27 美南 坂良 1 回-63.5-45.9-29.4-14.7 馬ナリ余力
助 手 8.30 美南 W良 57.1-42.2-13.1 [8] 馬ナリ余力
助 手 9. 3 美南 W稍 66.6-52.0-38.4-12.6 [8] 強めに追う
アドマイヤデルタ(古1000万)馬ナリの外0.4秒先行0.4秒遅れ

この9月3日の調教の際ではないかと思いますが、左浅趾屈腱脱位を発症して競走能力喪失の診断が下されました。
簡単に言えばアキレス腱のケガとのことです。
仕方ないこととはいえ、あまり聞いたことがない事故なので残念の一言に尽きます。

ただね、ノーザンFのミッキーアイル産駒のナンバーワン的な触れ込みだった馬がこんなことになった週に小倉2歳Sでミッキーアイル産駒が重賞初制覇を飾ったのを見ると、ちょっと宮田調教師は「持ってない」と言わざるを得ないかと。
もちろん勝手にハードルを上げたヤジ馬も良くはないのでしょうけど、開業時の期待が高かっただけに宮田調教師の評価は下げなくてはいけないですね。POG指名の際には簡単には飛びつかないことを来シーズン以降の申し送り事項として心に留めておきたいです。

そしてもう1頭。
9月20日の中山1800mの未勝利戦に出走予定だったガトーバスクも残念な形で戦線離脱となりました。

【ガトーバスク】
レーン ■ 美南 W重 69.1-54.3-39.8-12.3 [3] 馬ナリ余力
助 手 8.23 美南 坂良 1 回-58.7-42.8-28.0-13.8 馬ナリ余力
助 手 8.26 美南 W良 67.1-52.0-38.0-11.7 [3] 馬ナリ余力
クロンターフ(新馬)馬ナリの外0.8秒先行同入

美浦に戻ってきていい時計が出てるな~と思った矢先の9月2日に肺炎との一報が入ります。
「肺炎?」という時点で目を疑ったのですけど、感冒ならともかく馬って簡単に肺炎にかかってしまうものなんですか?
掲示板でも肺炎まで悪くなることは年に数えるぐらいだと書き込みがあったので、この時点で厩舎の管理態勢に疑問はありました。
でもこれだけでは終わりませんでした。

その2日後、9月4日のことです。
早朝に厩舎で右飛節の前面に縦8㎝、横8㎝ほどの裂傷を追った状態で発見されました。
美浦トレセンで緊急手術が施されたそうですが、結局、靭帯損傷により競走能力喪失の診断が下されました。

こっちは人災でしょう。
今まで木村厩舎とは相性が悪いイメージはありながらも、血統的に思い入れや好みの馬が多く入っていることもあって我慢はしてきていましたけど、POG的にはこれで絶縁ですね。金輪際、二度と指名しないし、馬券的にもあまり買いたくないですね。

余計なお世話かもしれませんけど、勝己さん、ノーザンFの生産馬を全撤収してもいいレベルの案件かと思いますよ。
こういう事案を見ると、ファンドの運用先として適切なのかどうかという問題まで発展していいんじゃないですかね。


というわけで2頭が立て続けに競走能力喪失という前代未聞の展開が起きてしまいました。
普通のPOGだと5月下旬のドラフトが終わると賽は投げられたと戦況を見守るだけになるのですが、ウマニティPOGでは未出走の馬を返却して入れ替えることができます。
まあちょっと頓挫しただけで忙しく動くのはどうかと思いますけど、さすがにここは動くべきタイミングでしょう。

幸か不幸か、未出走馬の中に木村厩舎のボーデンがいました。
この馬も8月30日の札幌1800mでのデビューを目指して調整をされていたのですが、動きが今一つとのことで再度、放牧に出されました。
まあ計時された時計が明らかに悪いのであれば納得するのですが、8月5日の美浦ウッドでの調教時計はギャロップで採点7だったんですよ。
なので、多少の不信感はその時点であったのですけど、とにかくガトーバスクの件で絶縁を決めたので即リターンと相成りました。

こういう経緯で今回の入札で確保したのがエンスージアズムです。

【出走】
・9月12日 中京4R
△エンスージアズム(北村友一騎手)

【エンスージアズム】
助 手 6.28 栗東 坂重 1 回-60.1-44.7-30.3-15.1 馬ナリ余力
助 手 8.23 栗東 坂稍 1 回-58.9-43.0-27.9-13.7 馬ナリ余力
助 手 8.27 栗東 坂良 1 回-53.6-39.1-25.3-12.6 馬ナリ余力
アブルマドール(新馬)馬ナリに0.1秒先行0.2秒先着
助 手 8.30 栗東 坂良 1 回-57.3-41.7-27.2-13.7 馬ナリ余力
ノイーヴァ(古500万)馬ナリを0.1秒追走同入
北村友 9. 4 栗東 坂良 1 回-52.8-38.1-24.7-12.2 馬ナリ余力
アブルマドール(新馬)末強めを0.6秒追走0.1秒先着
北村友 9. 9 栗東 CW良 86.6-69.7-54.3-40.2-13.2 [6] 馬ナリ余力
カズアティシャ(新馬)一杯の内0.6秒追走0.1秒先着

土曜日の中京でデビューするからと場当たり的に指名したわけではなく、6月中旬からドラフトが行われたツイッターの牝馬限定POGで9位指名を行っていたので、入れ替え候補としてずっとスタンバイはしていたのです。
ただね、先週が水・木で時計が出たいなかったので先週の入札は回避して様子を見ていたら金曜追いだったことがわかって、改めて今週の入札にゴーサインを出したという次第です。
直前の調教が軽いのがアレですけど、動きはいいという評判なのでその点には期待したいですね。
安田翔伍厩舎はオメガパフュームに代表されるように社台Fとの相性は悪くないので、そのラインも後押しにはなるでしょう。

今日の新馬戦でどれだけやれるかはなんとも言えませんけど、このエントリーを書くにあたって改めてこの馬のプロフィールを見たら4月4日生まれということで、行きつけの府中のスナックの美魔女のママと同じ誕生日であることに気がつきましたw
先々のとある土曜日の夜に常連のお客さんと競馬談義をしている際に、東スポを広げながら日曜日の重賞を検討しながら
「この馬ね、ママと誕生日が一緒なんだよね」
って言える日がくればいいな~と思っていますw
それが桜花賞かオークスなら最高なんだけどな。

とにかく止むに止まれぬ事情で行った緊急補強。
巨人からロッテに電撃移籍した澤村投手のように結果が出るといいのですけどね。



【調教】

【ミッキートレーゼ】
助 手 6.25 栗東 E良 14.1 ゲートナリ
平沢健 9. 3 栗東 坂良 1 回-56.9-42.2-28.0-14.2 一杯に追う
ピクシーナイト(新馬)馬ナリを0.1秒追走0.1秒遅れ
助 手 9. 6 栗東 坂良 1 回-56.5-40.9-26.8-13.3 一杯に追う
助 手 9. 9 栗東 坂良 1 回-54.5-40.4-26.6-13.6 一杯に追う
レアシャンパーニュ(新馬)馬ナリに0.1秒先行0.1秒遅れ

【ブルメンダール】
助 手 7.19 美南 坂重 1 回-59.5-44.7-28.9-13.5 馬ナリ余力
助 手 7.22 美南 坂稍 1 回-56.6-41.3-27.1-13.4 馬ナリ余力
ガンダルフ(新馬)末強めを0.4秒追走同入
助 手 7.26 美南 W重 68.3-52.8-38.5-13.2 [5] 馬ナリ余力
サトノフォーチュン(二未勝)馬ナリの内同入
助 手 7.29 美南 W稍 57.0-41.9-13.2 [3] 馬ナリ余力
ノチェブランカ(古1600万)馬ナリの内同入
助 手 8.30 美南 坂良 1 回-60.9-44.7-30.0-15.3 馬ナリ余力
助 手 9. 2 美南 W稍 67.1-52.7-38.8-12.5 [5] 馬ナリ余力
スペースシップ(古500万)馬ナリの外1.6秒先行0.1秒遅れ
助 手 9. 6 美南 W重 73.6-57.4-43.5-14.9 [3] 馬ナリ余力
リュラネブラ(二未勝)馬ナリの外0.2秒先着
助 手 9. 9 美南 W良 66.0-51.9-37.8-12.2 [3] 馬ナリ余力
カレンブーケドール(古オープン)強めの外0.6秒先行同入

【フルヴォート】
助 手 7. 5 栗東 CW重 58.1-42.4-13.5 [5] 馬ナリ余力
タイセイレガリア(新馬)馬ナリの内同入
助 手 7. 8 栗東 E不 14.4 ゲートナリ
助 手 7.10 栗東 坂重 1 回-57.1-40.4-26.1-12.7 馬ナリ余力
タイセイレガリア(新馬)一杯を0.1秒追走0.2秒先着
助 手 8.30 栗東 坂良 1 回-58.5-43.4-29.0-15.2 馬ナリ余力
助 手 9. 2 栗東 坂良 1 回-54.6-39.5-25.4-12.6 一杯に追う
助 手 9. 9 栗東 坂良 1 回-55.9-39.3-25.2-12.3 馬ナリ余力
キムケンドリーム(古500万)末強めを0.5秒追走クビ先着

【ピエトラサンタ】
助 手 9.10 栗東 坂良 1 回-58.5-42.6-28.0-13.9 馬ナリ余力
キョウジ(新馬)馬ナリに0.1秒遅れ

【ジョークラッシャー】
見 習 4.23 栗東 E良 14.1 ゲートナリ
助 手 9.10 栗東 坂良 1 回-54.2-39.7-25.8-13.1 一杯に追う
ハンディーズピーク(新馬)叩一杯を0.1秒追走0.2秒遅れ

【マテンロウルビー】
助 手 ■ 栗東 坂稍 1 回-56.2-40.1-25.4-12.5 一杯に追う
助 手 9. 3 栗東 坂良 1 回-56.8-41.2-26.8-13.2 馬ナリ余力
助 手 9.10 栗東 坂良 1 回-54.7-39.9-26.3-13.2 馬ナリ余力


【在厩】
△フラーズダルム(野路菊Sを福永騎手で予定)
△ヴェールクレール(7月18日の新馬戦を快勝)
△マテンロウルビー(7月19日の未勝利戦は5着)
☆ブルメンダール(9月21日の中山1600mの新馬戦をルメール騎手で予定)
☆ミッキートレーゼ(6月25日にゲート試験に合格)
△フルヴォート(10月3日の中京ダート1800mの新馬戦を予定)
△ジョークラッシャー(メダルラッシュから改名)
☆ピエトラサンタ(6月11日にゲート試験に合格)


【放牧】
☆シュヴァリエローズ(新潟2歳Sは5着)
☆ジャカランダレーン(11月7日のファンタジーSへ)
☆スワーヴエルメ(7月5日の新馬戦は2着)
☆アレクサンドロス(8月22日の未勝利戦は4着)
△アイアゲート(9月5日の新馬戦は4着)
☆アカイトリノムスメ(8月2日の新馬戦は7着)
☆プレミアムエンブレム(6月17日にゲート試験に合格→4回東京後半でのデビュー予定)
☆レシャバール(8月5日にゲート試験に合格)
△ロックオブエイジズ(7月30日にゲート試験に合格)


そうそう、大久保厩舎のメダルラッシュですが、ジョークラッシャーに改名した上に騙馬になって栗東に戻ってきましたw
普通なら嫌なところはありますが、2歳世代はヨカヨカとサルビアが新馬勝ちの岡オーナーの所有馬で、このオーナーさんの馬は個性派が多いですからね。
『チャンネルはそのまま』のひぐまテレビのバカ枠のように温かい目で見守っていきたいと思っています。

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