グリーンセンスセラさんの競馬日記

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M.デムーロ騎手と「伝説の大穴騎手」がガチ切れ抗争!? AJCC(G2)を「クソレース」にした舞台裏─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2018年2月2日 18時15分 http://biz-journal.jp/gj/2018/02/post_5728.html

 先月21日に中山競馬場で行われたAJCC(G2)は、4歳馬のダンビュライトが優勝。クラシック3冠を3、6、5着で走り抜けた世代屈指の実力馬が、念願の重賞初タイトルを手にした。

 だがこのレース、伏兵のマイネルミラノが後続を大きく引き離して逃げ、ダンビュライトが続く縦長の展開ながら、1000m通過は61.3秒のスローペースという異様な展開だった。

 こうなると前が簡単に止まるはずもなく......レースは結局、2番手のダンビュライトがそのまま押し切り勝利。逃げたマイネルミラノも3着に粘る典型的な前残りの展開。一方、1番人気のミッキースワローは後方から早めに追い上げたものの2着確保が精一杯という、まさに極端な展開に泣いた結果だった。

 無論、中長距離のレースでは度々こういった展開の紛れが発生するが、結果的に展開に恵まれて勝った感のあるダンビュライトの本当の強さがわからず仕舞いなのは、競馬ファンにとっては不本意といるのかもしれない。一部からは重賞であるまじき「クソレース」という厳しい声もある。予定されている次走の大阪杯(G1)では、取捨の難しい1頭になりそうだ。

 ただ、今回のAJCCが"縦長スローペース"という異様な展開になったことには、1つ要因があるようだ。そのカギを握ったのが、ダンビュライトと並ぶような形で番手を追想していたトミケンスラーヴァと江田照男騎手である。

 ここまで逃げて結果を残してきたトミケンスラーヴァだったが、この日は内枠から好スタートを切ったものの、ハナを主張したマイネルミラノにあっさりと主導権を明け渡している。得意の展開に持ち込めなかった本馬は、勝負所でズルズルと後退。結局8着に惨敗してしまった。

🏇次のページ 江田騎手とデムーロ騎手が、進路取りを巡って口論に

 まだ馬に重賞で勝負できるほどの力がなかったという見方もあるが、連勝中と勢いに乗っていただけに残念な敗戦。消化不良気味の競馬となった鞍上の江田騎手には、レース後「もう少し逃げ馬にプレッシャーを掛けてほしかった」「らしくない消極的な競馬」「格下なんだから、せめて逃げろよ」などファンからも厳しいコメントが殺到した。

 確かに、これまで最低人気のダイタクヤマトでスプリンターズS(G1)を勝ったり、単勝355.7倍のテンジンショウグンで日経賞(G2)を勝利するなど、中山競馬場で数々の伝説を残してきた「大穴男」にしては、やや期待ハズレな内容。穴党としては残念な結果となったが、そこにはどうやら「事情」があったようだ。

「レース後の洗い場で江田騎手とデムーロ騎手が、進路取りを巡って口論になっていたそうです。どうやら内から江田騎手のトミケンスラーヴァが前を主張したものの、デムーロ騎手のダンビュライトが厳しく進路を締めたようで......。

結果的にマイネルミラノの楽な逃げの展開になってしまいましたが、レース後は2人で『やった』『やってない』で、しばらく一色触発だったとか......。お互い譲らず、同じレースに騎乗していた蛯名正義騎手も呆れていたそうです」(競馬記者)

 確かに改めてレースVTRを振り返ると、所々で江田騎手のトミケンスラーヴァが前に行こうとするのを、デムーロ騎手のダンビュライトが締めているようにも見える。
次のページ マイネルミラノの楽逃げを許す要因

 ただ、決して強引な騎乗ではなく、重賞レースということもあってライバルに楽な競馬をさせないデムーロ騎手が厳しめに動いた結果といえそうだ。それでプランが崩れてしまった江田騎手の気持ちもまた理解できるが......。

 ただ結果的に、それが漁夫の利を得たマイネルミラノの楽逃げを許す要因となったようだ。

 トミケンスラーヴァの次走はまだ発表されていないが、距離適性的には再びダンビュライトと顔を合わせることもありそうだ。仮に騎手がそのままなら因縁の対決もあり得る両者、今度は打って変わって意地の張り合いのようなハイペースが見られるかもしれない?

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