モズ@さんの競馬日記

有馬記念をもう少しちゃんと振り返る

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少し気分も落ち着いたので
レースの流れをちゃんと見てみます。


6.8 - 11.6 - 11.9 - 12.2 - 12.6 -
13.0 - 13.0 - 12.9 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 11.4 - 11.8


今回は番手に付けそうなのが
"武騎手のお友達"福永騎手のシャケトラと、
昨年のJCで武騎手をアシストした
田辺騎手のトーセンビクトリーだったので、

後続各馬は動きを制限される運びになるなとは思ったが、
結果としては見事にこの2頭の位置取りが
キタサンブラックの勝利に大きく貢献することになった。


2番手の外目にいた福永騎手としては
いつでもキタサンブラックを出し抜いて
自由に動ける状況にあったが、

結局の所はヒールになることを恐れたのだろうし、

シャケトラ自身、調教の内容などから
反応の良さを窺い知れる面はあったので、

ギリギリまで仕掛けを我慢させたとしても
「馬の能力に合わせて走らせた」という
口実も出来上がることから、
今回の勝ち馬を守る騎乗は強行しやすかったのかなと思う。


一方の田辺騎手は外目6~7番手の位置。

後ろに付けていたのが、
シュヴァルグラン、スワーヴリチャードだったこと考えると
この馬の存在もかなり大きな物になってくる。

1コーナー手前からの緩みで
シュヴァルグラン鞍上のボウマン騎手が
後方から位置を上げようとするが、
進路上にトーセンビクトリーがいたことで
思ったほどの押し上げが利かず、

勝負所の3~4コーナーでも
トーセンビクトリーが外々を回ったことで
後方2頭も大外以外に進路がない状況。

もし、トーセンビクトリーが
もう一列内に入ってレースを進めていたら

シュヴァルグラン、スワーヴリチャードとも
中盤で位置を上げていた可能性は高いし、
勝負所からの仕掛けも
もっとスムーズになっていた印象は強い。

ただ、田辺騎手のこの位置取りは
元々狙っていたわけではなく、
馬の並びで偶々そうなってしまった感じなので、

Twitterでアンカツさんが
「運も実力の内」と話していたが、
確かにその通りだと納得できる所はある。



今回、キタサンブラックが刻んだ前半のペースは
昨年とほぼ変わらないものだが、

昨年は前にいたマルターズアポジーとの差を
向正面の下りから詰めて行ったのに対し、

今年は前に目標がなく、
後続の押し上げもなかったことから
坂の下りも緩めて運ぶことができ、

そのまま残り600を過ぎても
流れが変わらないペース作りが叶ったので、
これではキタサンブラックが勝って当然ではあるし、

ギリギリまでペースが上がらないことを考えると
加速の良さでは引けを取らない
クイーンズリングが上位に入線するのも納得は行く。


ただ、クイーンズリングは昨年の状態ならともかく
今年は明らかにパフォーマンスを落としているので、

その馬が圏内に入ってしまう流れを考えると
レースレベルは低かったと言わざるを得ない。



結局は競馬も人間同士がやっていることなので
こういった結果に行きつくのも分からなくはないし、
誰が悪かったなどとくに批判する気も起きないが、

昨日も少し触れたように、
前日の中山大障害が見応えのあるレースだっただけに、

今年最後の大一番がこの体たらくでは
気分的には冷めてしまうものがある。



あ、だから木曜日にホープフルSを作ったのか。

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