グリーンセンスセラさんの競馬日記

伏兵タガノトネール 12日に東京競馬場で行われた武蔵野S(G3)

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いざ、頂上決戦へ!武蔵野S(G3)は伏兵タガノトネールがレコードで快勝!「屈辱の乗り替わり」から這い上がった田辺裕信騎手がリベンジに向けて虎視眈々━ Gambling Journal ギャンブルジャーナル/2016年11月13日 12時00分00秒 http://biz-journal.jp/gj/2016/11/post_1786.html

「レコードを出したのは立派。次も楽しみです」

 やはりこの馬を、そして「この男」を楽に行かせると危険なことが改めて証明された。

 12日に東京競馬場で行われた武蔵野S(G3)。1着馬に12月のチャンピオンズC(G1)への優先出走権が与えられる前哨戦は、単勝8番人気のタガノトネールが2番手からの押切り勝ち。昨年2着の雪辱を1:33.8のレコード勝ちで晴らした。

 注目を集めたのは今年のフェブラリーS(G1)の勝ち馬モーニン。59㎏を背負っているとはいえ、東京ダート1600mはフェブラリーSと同じ舞台なだけに単勝2.5倍の1番人気に推された。

 続くのが3歳馬のゴールドドリーム。こちらも東京ダート1600mのユニコーンS(G3)を勝つなど実績も適性も十分な存在だった。

 天候は回復していたものの重馬場の中で行なわれたレースは、好スタートを切ったタガノトネールを制してドリームキラリがハナを切る展開。2番手にタガノトネール、3番手にR.ムーア騎手で3番人気だったノボバカラが続いた。

 1000mの通過は58.3秒とダートとは思えない速い時計。ただ、この日の東京のダートはとにかく速かった。2歳500万下のオキザリス賞の1000mの通過も58.6秒。こちらはさすがに、最後はバタバタになっているが、それでも1:23.9の好タイムで決着している。

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さらに3着したカフジテイクの津村明秀騎手が「レコードタイムの割には、少し遅く感じられる流れ」と語っていたように、この日の東京ダートは楽にタイムが出てしまう馬場コンディションであったようだ。

 タガノトネールの鞍上・田辺裕信騎手は、積極性に満ちていた。

 長い直線が控える東京コースにもかかわらず、前を走るドリームキラリの手応えがわずかに鈍った途端に先頭に躍り出る。先頭で直線に入ったタガノトネールは入り口でスッと後続を突き放すと、3馬身のリードを築いた。

 手応え十分で内ラチを頼りに粘り込みを図るタガノトネール。十分なリードを保ったまま残り400mのハロン棒を通過するその走りは、今春の安田記念(G1)で渾身の逃げ切りを見せたロゴタイプの騎乗と重なるものがある。

 奇しくも「8番人気の伏兵」だったこともロゴタイプと同じ。そして、ロゴタイプがG1を2勝している実力馬であったように、タガノトネールも昨年のこのレースの2着馬。それも57㎏で55㎏だったモーニンに先着している実力馬だ。

 そんなことに気付く頃には残り200mのハロン棒も通過しており、すでに大勢は決している。2番手に浮上したゴールドドリームも必死に追いすがったが、やはり田辺騎手を楽に逃がすと"手痛いツケを支払うはめになる"ことを改めて思い知らされたのではないだろうか。

「逃げることも考えていましたが、柔軟に対応する気でした。上がりが切れるタイプではないので、直線に入る手前から早めに追い出しました。馬場もありましたがレコードを出したのは立派です。次も楽しみです」

 この秋、コパノリッキーの鞍上として南部杯(G1)を勝つなど、一度はダート界の頂点を見ながらも、JBCクラシック(G1)の敗戦で屈辱の乗り替わりを言い渡された田辺騎手が、再び手にした"頂上決戦"への切符。

 おそらく次はチャンピオンズCに向かう公算が高いが、そこにはかつての相棒コパノリッキーもいれば、JBCクラシックで敗戦を喫したアウォーディーを始めとするライバルも出走を予定している。

 チャンピオンズCでもおそらく伏兵の一頭に数えられる存在だろうが、ハマった時の強さは今回で証明済み。再びの"大物食いへ"リベンジの機会を窺う田辺騎手が新たな相棒タガノトネールと共に虎視眈々と、その牙を研いでいるはずだ。

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この日記へのコメント

zakuzaku-bao|2016年11月13日 18:57 ナイス! (0)

ナイス解説!!
馬券は当てたんだよね。。スゴイですネ。

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