グリーンセンスセラさんの競馬日記

ふてくされ帰国!? アッゼニ

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JRA「ふてくされ」帰国!? A.アッゼニ「落馬したからやだ!」駄々こね大モメで永久サヨウナラ?─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2017年12月4日 19時48分 http://biz-journal.jp/gj/2017/12/post_5228.html

いよいよ立つ瀬がなくなってきた印象である。

 3日のチャンピオンズC(G1)で勝利したゴールドドリーム。騎手R.ムーアの見事な手綱さばきで中央ダートG1連覇を達成した。

 JRA所属のC.ルメール、M.デムーロ両騎手がおとなしくなったと思ったら、今度はジャパンCのボウマン騎手、チャンピオンズCのムーア騎手と続けざまに短期免許の外国人騎手が勝利。この秋日本人騎手がG1を勝利したのは、武豊騎乗のキタサンブラックの天皇賞・秋のみである。

 外国人騎手による「占領」が着々と進む競馬界。チャンピオンズCでは大野拓弥や古川吉洋騎手など、混戦で日本人騎手にも大きなチャンスがあったのだが、結局は英国の名手に持っていかれてしまった。騎乗馬が集まる競馬界の現状もあるのだろうが、それにしてもな結果が続いている。このまま外国人ばかりがビッグレースを勝利する時代は当分続きそうだ。

 外国人騎手にとって日本はもはや「最高に出稼ぎしやすい国」。まさに天国といった雰囲気だが、決して全員が恵まれているわけではないようだ。

「スポーツニッポン」の菱田誠記者のコラムによると、一人の外国人騎手が先週、日本を後にしてしまったようだ。それがイギリスに拠点を置くイタリア人ジョッキー、A.アッゼニ騎手である。

 アッゼニ騎手といえば、11月11日のデイリー杯2歳S(G2)をジャンダルムで制し、日本の重賞初制覇を達成したばかり。騎乗予定だった武豊騎手の負傷による乗り替わりの中、キッチリ代役を果たしている。ちなみにその日が短期免許騎乗最初の日である。

 その後3週間騎乗したものの、勝利はその重賞制覇のみ。馬券圏内にもなかなか入れなかった。そんな中でフラストレーションが溜まっていたのだろうか、ある"きっかけ"によりそれが爆発したようで......。


〇次のページ 外国人騎手の多くもまた、日本の若手と同じくローカル開催などの下積みで信頼を作っていく場合が多い

「先月26日の京都10R、アッゼニ騎手はレヴァンテライオンに騎乗していましたが、返し馬で落とされるというハプニングがありました。その後の京阪杯では落馬したことを理由に『乗りたくない』と陣営に語り、揉めたようです。その後明確な報道はありませんでしたが、先週は騎乗がなかったことから『帰国』したと考えて間違いないと。

菱田記者の話ではJRAが『すでに帰国を申し入れています』と語っていたようです。なかなかいい騎乗馬に恵まれない状況に嫌気が差したのでは、という声もありますが......。短期免許をせっかく交付したのに自分の都合で帰国となると、今後は日本での騎乗は難しくなるかもしれませんね」(記者)

 ムーア騎手など世界的トップジョッキーは別として、外国人騎手の多くもまた、日本の若手と同じくローカル開催などの下積みで信頼を作っていく場合が多い。今JRA騎手でトップを走るC.ルメールやM.デムーロも、最初は地道な実績づくりをしていた。

 そんな中でのアッゼニ騎手の行動は、やはり褒められたものではないだろう。「出稼ぎ余裕」の日本とはいえ、すべての外国人に門戸が開かれているわけではないようだ。

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