競馬戦略研究所所長さんの競馬日記

桜花賞回顧

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今回は、勝ったデアリングタクトの強さに脱帽のレースでした。朝から雨が降り馬場が悪くなっていたとはいえ、松山騎手は馬の力を信じ、後方寄りで競馬を進め、3コーナー手前で、馬を外に持ち出す余裕。内よりを逃げたスマイルカナが逃げるのを、個々しかないという位置で交わしたレシステンシアの離れた外から差し切るという芸当を見せました。上りも1頭抜けた36.6秒。これでオークスまで視野に入っていました。生産牧場は個人の長谷川牧場というのも馬産地にとりましては夢が広がります。次走は松山騎手が府中の長い直線のどこで仕掛けるか?ここがキーになってくるでしょう。

 2着は所長◎レシステンシア。中間の調教から、無理してもハナを切ると思っていただけに、外枠とはいえ番手の競馬では正直、持ち味が生きません。もう少し強気に騎乗していれば結果は変わっていたと思いますが、それでも2着確保は評価するべき。次走は人気を下げるはずで、馬体を増やしてくれば、反対に狙い目かもしれません。

 3着のスマイルカナも自分の競馬をして粘っての3着。馬格もない馬で、良く走っておりますが、誤魔化しの利かない府中のオークスでは少し厳しい気がいたします。
レース後の話を数名の聞きましたが、馬場が一気に悪くなり、コーナーはのめる状態だったとの意見が大多数。

 AI◎のサンクテュエールはここ勝負だったことは確かですが、次走までお釣りを残しました。王道ローテメンバーと差のないことは分かったはずで、オークスにルメール騎手で出走してくれば見限るわけには行きません。

 オークスは桜花賞の5着までが優先出走権。なかでも4着のクラバシュドールは東京の経験もありますので、この馬も中内田厩舎ということで前哨戦ローテとなってしまっておりますが、次走、オークスに出てくるようなら、一番面白い存在です。

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